アゾセミド 添付 文書。 医療関係者の皆さまへ

医療用医薬品 : ダイアート

アゾセミド 添付 文書

薬剤名等 臨床症状・措置方法 機序・危険因子 昇圧アミン ノルアドレナリン アドレナリン 昇圧アミンの作用を減弱するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。 併用により血管壁の反応性が低下するためと考えられる。 ツボクラリン及びその類似作用物質 ツボクラリン及びその類似作用物質の麻痺作用を増強するおそれがあるので、手術前の患者に使用する場合には、本剤の一時休薬等の処置を行うこと。 利尿剤による血清カリウム値の低下により、これらの薬剤の神経・筋遮断作用が増強されると考えられる。 本剤はナトリウムの再吸収を抑制するため降圧作用を増強すると考えられる。 アミノグリコシド系抗生物質 ゲンタマイシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩等 アミノグリコシド系抗生物質の第8脳神経障害(聴覚障害)を増強するおそれがある。 アミノグリコシド系抗生物質の内耳外有毛細胞内濃度が上昇し、最終的には外有毛細胞の壊死を引き起こし、永続的な難聴が起こる場合もあると考えられる。 シスプラチン シスプラチンの聴覚障害を増強するおそれがある。 シスプラチンの内耳外有毛細胞内濃度が上昇し、最終的には外有毛細胞の壊死を引き起こし、永続的な難聴が起こる場合もあると考えられる。 セファロスポリン系抗生物質 セファロチンナトリウム等 アミノグリコシド系抗生物質 ゲンタマイシン硫酸塩 アミカシン硫酸塩等 抗生物質の腎毒性を増強するおそれがある。 近位尿細管でのナトリウム再吸収の増加に伴い、抗生物質の再吸収も増加することにより、組織内濃度が上昇し腎毒性が増強する。 ジギタリス剤 ジゴキシン ジギタリスの心臓に対する作用を増強するおそれがあるので、血清カリウム値及び血中ジギタリス濃度に注意すること。 利尿剤による血清カリウム値の低下により、多量のジギタリスが心筋Na +-K +ATPaseに結合し、心収縮力の増強と不整脈が起こると考えられる。 糖質副腎皮質ホルモン剤 ヒドロコルチゾン等 ACTH グリチルリチン製剤 甘草含有製剤 過剰のカリウム放出により、低カリウム血症が発現するおそれがある。 共にカリウム排泄作用を持つ。 糖尿病用剤 スルホニルウレア剤 インスリン 糖尿病用剤の作用を著しく減弱するおそれがある。 細胞内外のカリウム喪失がインスリン分泌の抑制、末梢でのインスリン感受性の低下をもたらすと考えられる。 ビグアナイド系薬剤 メトホルミン塩酸塩等 ビグアナイド系薬剤による乳酸アシドーシスを起こすおそれがあるので、脱水症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。 体液量が減少し脱水状態になるおそれがある。 SGLT2阻害剤 利尿作用が増強されるおそれがあるので、血圧、脈拍数、尿量、血清ナトリウム濃度等を確認し、脱水症状の発現に注意すること。 必要に応じ本剤の用量を調整するなど注意すること。 利尿作用が増強されるおそれがある。 リチウム 炭酸リチウム リチウムの毒性を増強するおそれがあるので、血中リチウム濃度に注意すること。 リチウムの腎での再吸収を促進し、リチウムの血中濃度が上昇すると考えられる。 サリチル酸誘導体 アスピリン サリチル酸ナトリウム サリチル酸誘導体毒性が発現するおそれがある。 腎の排泄部位において両剤の競合が起こり、サリチル酸誘導体の排泄が遅れサリチル酸中毒が起こると考えられる。 非ステロイド性消炎鎮痛剤 インドメタシン等 本剤の利尿作用を減弱するおそれがある。 非ステロイド性消炎鎮痛剤が腎でのプロスタグランジン合成を阻害し、水、ナトリウムの体内貯留を引き起こし、利尿剤の作用と拮抗する。 尿酸排泄促進剤 プロベネシド 尿酸排泄促進剤の尿酸排泄作用を減弱するおそれがある。 尿酸再吸収の間接的増大により、尿酸排泄促進剤の作用が抑制されると考えられる。 カルバマゼピン 症候性低ナトリウム血症が発現するおそれがある。 ナトリウム排泄作用が増強され、低ナトリウム血症が起こると考えられる。 副作用.

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アゾセミド錠30mg「JG」

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[PDF] ラシックス注20mg Lasix 20mg Injection : 係者向けに作成されている添付文書を基に、わかりやすく記載しています。 フロセミドとして20 mg フロセミド 同種同効薬 ラシックス錠、ブメタニド、ピレタニド、アゾセミド、メフルシド [PDF] 通常成人1回1カプセル、1日1~2回(フロセミドと して40~80mg)を経口投与する。 なお、年齢、症状によ り適宜増減する。 製造メーカーのラシックス(フロセミド)添付文書をお読みください。 また、服用にはかならず医師の指示のもと正しく行ってください。 [PDF] ・フロセミド 等 インスリン分泌の抑制、 末梢でのインスリン感受 性の低下 ピラジナミド 機序不明 血糖値のコントロールが 難しいとの報告がある。 イソニアジド 糖質代謝の障害による血 糖値上昇及び耐糖能異常 リファンピシン 肝代謝促進(cyp誘導) 薬効薬理. 肺機能改善作用 1 気管支喘息患者(成人)に本剤2mgを就寝前に4週間経皮投与した試験において,起床 **新連載ご案内【薬の副作用から見える医療課題】** 全日本民医連では、加盟する約650の医療機関や350の保険薬局からのデータ提供等を背景に、医薬品の副作用モニターや新薬評価を行い、およそ40年前から「民医連新聞」紙上(毎月2回)などで内外に情報発信を行ってきました(下記 セララの添付文書は、その効能効果が「高血圧症」だけであるがために、心不全に用いるときのことが想定されていない。 例えば用量。 最高用量は100mgに設定されている。 [PDF] 1 【禁忌(次の患者には投与しないこと)】 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 【組成・性状】 ムコソルバン錠 医療用医薬品の添付文書情報. 一般名・販売名. 一般名及び販売名 一般名のみ 販売名のみ 医薬品名は一般名/有効成分名あるいは販売名を入力して下さい。 : 会社名は製造販売会社・販売会社・発売会社のいずれかを入力して下さい。 会社名は株式会社等の法人表記を省いて入力して下さい。 : 一部の医薬部外品も収録しています。 お薬検索[薬事典] — メディカルiタウン [PDF] 日本薬局方 フロセミド錠. 利尿降圧剤. 処方箋医薬品. 利尿降圧剤. 日本薬局方 フロセミド注射液. 処方箋医薬品. 利尿剤. 日本 ラシックス錠はループ利尿薬に分類される降圧薬の1つになります。 そのラシックス錠の効果、副作用、ジェネリック、薬価などについて現役薬剤師がわかりやすく、かつ詳細に解説しています。 [PDF] 以下、添付文書と略す がある。 医療現場 で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正使用情報を活用する際には、添付文書に 記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必要な場合が ラシックス錠40mgの用法用量、薬価、効果効能、副作用、禁忌、注意点や添付文書を掲載しています。 Sirakus シラクス では適切な医薬品選びをサポートします。 ラシックス錠、ブメタニド、ピレタニド、アゾセミド、メフルシド 1錠中 フロセミド10mg 含有 添付文書. フロセミドをivする前後で生食フラッシュする理 低アルブミン血症患者に25%アルブミナーを投与後にラシックス フロセミド を投与するのは、なぜ! 20 %イントラリポス 100 ml、添付文書には熱量約 200kcal と記載されています。 ・ループ利尿薬 主に ヘンレ上行脚のNa-K-Cl共輸送 再吸収 を阻害 し、Na及びそれに伴う水の排泄を促進する。 ・K保持性利尿薬 どのくらい尿がでなくなったらラシックスを中止するかはDrによって判断が異なるようだが、私の知る病院では300mlを切ってくると中止になる人が多い。 添付文書上では無尿 100ml以下 では禁忌となって ラシックスと似た感じですが、こちらの方が持続時間が長いです。 ラシックスは短時間作用型、ダイアートは長時間作用型に分類され、慢性心不全の死亡率の低下はラシックスよりもダイアートの方が優れていたという報告があります( Int J Cardiol. フロセミド錠40mg「イセイ」 ラシックス細粒4% 本リストとお手元の添付文書で内容が異なる場合もありますので、添付文書及び添付文書情報の改訂年月の記載をご確認の上、ご利用ください。 24hr後には、尿中排泄され蓄積性はなし!(添付文書) つまり。。。 朝に飲んだら、寝るときには効果はなくなってる! むしろ、フロセミドは日中の尿量を増やすことで、夜間の排尿を抑制する狙いで夜間頻尿の治療に用いられることもあるとのこと。 [PDF] 医療用医薬品の基本的な要約情報として医療用医薬品添付文書(以下,添付文書と略 す)がある.医療現場で医師・薬剤師等の医療従事者が日常業務に必要な医薬品の適正 使用情報を活用する際には,添付文書に記載された情報を裏付ける更に詳細な情報が必 ラシックス・ダイアート・ルプラックって良く触りますね?検索理由、ラシックスを処方されている患者さんとダイアートまたはルプラックが処方されている場合もある事に対して『何で?』に対して答え 私たちが医療機関で処方される医療用医薬品には、主に「新薬(先発医薬品)」と「ジェネリック医薬品(後発医薬品)」の2種類があります。 新薬は、その名の通り新しい有効成分・使い方が開発され1番目に発売される薬のこと。 特にラシックス、フロセミド、ネオフィリンなどのアルカリ性製剤とは、別ルートが望ましい。 pHが低いほど分解しやすくなり、5. 28以下で沈殿し始める。 ラシックスとの違い 「ルプラック(トラセミド)」は長時間作用型で、「ラシックス(フロセミド)」は短時間作用型という特徴があります。 「ルプラック」の利尿作用は、「ラシックス」の 10~30倍ある と言われています。 平成28年3月22日、厚労省医薬・生活衛生局は、新たな副作用について、医療従事者に注意を促すため添付文書を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知しました。 今回訂正が行われる予定の中で、薬局として注目したいのは、ロキソニン、ラシックス、ベタニスに関する重大な副作用の改訂です 添付文書 インタビューフォーム 生物学的同等性試験 溶出試験 安定性試験 (加速・長期・無包装・粉砕) 配合変化試験 簡易懸濁法試験 製品別比較表 くすりのしおり 患者さん向け指導箋 効能・効果、用法・用量の 先発・代表薬剤との違い お知らせ一覧 ルプラックとラシックスの違いは? 勤務先の薬局で使われている主なループ利尿薬では、ラシックス、ルプラック、ダイアートとありますが、その違いについてはよくわからないので調べてみる。 重症妊娠中毒症における全身性の浮腫にはフロセミドなども用いられる。 [薬局 Vol. 50 厚労省 「重大な副作用」で医療用薬7成分に添付文書改訂指示 ロキソニンの腸狭窄・閉塞など 厚労省医薬・生活衛生局は3月22日、新たな副作用 ラシックス錠の効果や作用のメカニズム(作用機序)、通販や薬局での市販の有無、薬価、ジェネリック、半減期、効かない場合の対処法などを添付文書等から解説していきます。 同系統のフロセミドとの違いは、主に生物学的利用能と薬物動態学的な挙動による。 フロセミドの消化管からの吸収率は約6割で、患者により1割〜9割とばらつきが大きいが、ブメタニドは約8割が吸収され、食事の影響を受けない。 未だにラシックス20mgで自家製剤加算を算定し、返戻されてこないことがおどろきです。 やっぱり県によるんですかね。 サムスカは水利尿薬? サムスカという利尿剤がある。 バソプレシン拮抗薬という薬効分類の薬です。 最近処方が増えている。 利尿剤といっても、そこらへんにある、ラシックスやルプラック、アルダクトンAなんかとは違う。 強力な利尿剤。 そこらへんの利尿剤はNaとかKとかの電解質の排泄も シオノケミカルの医薬品. 医薬品データベースになっております。 知りたい医薬品情報を様々な方法で検索できます。 DSU(医薬品安全対策情報) No. 285; No. 284(2019. 11)以降、下記医薬品の「使用上の注意」が改訂されましたので、改訂内容及び参考文献等をお知らせします。 フロセミドは、1988年から発売されている「ラシックス」という利尿剤のジェネリック医薬品になります。 利尿剤とは尿量を多くするお薬で、尿の量を増やす事で身体の水分を減らし、むくみなどを改善させるはたらきがあります。 下肢などのむくみの改善に用い メキシチール メキシレチン 注射液は、調製時にソルダクトン静注用、ヘパリンナトリウム注射液、ラシックス フロセミド 注等との配合で白濁を生じるため、これらの薬剤とは配合してはダメです。 [PDF] 通常、成人にはフロセミドとして1日1回40~80mgを連日又は 隔日経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。 腎機 能不全等の場合にはさらに大量に用いることもある。 ただし、悪 性高血圧に用いる場合には、通常、他の降圧剤と併用すること。 フロセミドとは. フロセミドはむくみや高血圧症の治療に用いられる薬です。 ラシックスという利尿降圧剤のジェネリック医薬品で、むくみや高血圧症の治療に用いられる薬です。 フロセミドには、錠剤の他に、注射液・細粒があります。 ラシックスの副作用・注意点 副作用. ラシックスは尿量やトイレの回数が増えるために夜間や外出時の排尿を防ぐ為、なるべく昼間に服用します。 Lasix(ラシックス) のことなら医薬品個人輸入代行のアイアールエックス・メディシンへ。 (株)オズ・インターナショナル運営アイアールエックス・メディシン iRxMedicine は入手が困難な医薬品や未承認薬を医師、患者様にお届けします。 代表的な商品名はラシックス錠・細粒・注およびオイテンシンカプセル(共にサノフィ社)。 後発品多数(メーカ、剤形は略)。 フロセミドが発見されたのは1962年であり 、日本で発売されたのは1965年である(20mg注):表紙。 2016年4月1日 閲覧。 2016年4月1日 閲覧。 2016年4月1日 閲覧。

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フロセミド ラシックス 添付文書

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1.アゾセミドの特徴 アゾセミドはどのような特徴を持つお薬なのでしょうか。 アゾセミドは利尿剤になります。 利尿剤とは、尿の量を増やす事で体内の水分を減らすお薬の事です。 この作用から、アゾセミドは身体に余分な水が溜まってしまった時に用いられます。 具体的には浮腫(むくみ)などに用いられる他、肺に水が溜まってしまう「胸水」やお腹に水が溜まってしまう「腹水」を改善させるためにも用いられます。 アゾセミドは利尿剤の中でも「ループ利尿薬」という種類に属します。 利尿剤にはループ利尿薬の他にも、「カリウム保持性利尿剤」「チアジド系(サイアザイド系)」「チアジド類似薬」などいくつかの種類があり、それぞれ特徴が異なります。 まずは利尿剤の中でのループ利尿薬がどんな特徴を持ったお薬なのかを紹介しましょう。 【ループ利尿薬の特徴】 ・尿量を増やす事でむくみを改善させる利尿剤である ・利尿剤の中でも利尿作用(尿量を増やす作用)が強い ・降圧作用(血圧を下げる作用)は利尿剤の中では弱い ループ利尿薬は、尿を作る器官である「尿細管」にある「ヘンレのループ」という部位に作用するお薬になります。 ヘンレのループに作用するから「ループ利尿薬」という名称なのです。 尿細管でループ利尿薬がどのように作用するのかといった詳しい機序については後述しますが、まずは簡単に、尿細管(ヘンレのループ)に作用して尿量を増やすのがループ利尿薬だと覚えてください。 アゾセミドをはじめとしたループ利尿薬は、利尿作用(尿量を増やす作用)が強い事が特徴です。 利尿剤にはいくつかの種類がありますが、利尿作用だけでみればループ利尿薬が圧倒的に強力です。 しかし他の利尿薬(カリウム保持性利尿薬、チアジド系など)は、利尿作用のみならず降圧作用(血圧を下げる作用)などもあります。 しかしループ利尿薬は降圧作用は極めて弱く、尿量を増やす事に特化したお薬です。 そのため、「むくみを取りたい」「胸水を抜きたい」「腹水を抜きたい」など、身体に余計な水分が溜まっていて、それを改善させたいような時に適しています。 では次にループ利尿薬の中でのアゾセミドの特徴を紹介します。 【ループ利尿剤の中でのアゾセミドの特徴】 ・ゆっくり長く効くループ利尿薬である ・ジェネリック医薬品であり薬価が安い ループ利尿薬にもいくつかのお薬がありますが、その中でアゾセミドの特徴は、「ゆっくり長く効く」という点です。 効果発現は緩やかな方ですが、持続力に優れます。 ループ利尿剤の中でもっとも有名なのは「ラシックス(一般名:フロセミド)」というお薬ですが、ラシックスは即効性があり強力に尿量を増やしますが、作用時間は短めです。 そのためしっかりと効果を持続させたいような場合は1日2回など複数回服用する必要がありますし、急激に水分を引くため脱水によるふらつきや転倒などのリスクも高めになります。 対して、アゾセミドは1日1回の服用で十分な事が多く、またゆっくり長く効くため急激に身体の水分量や電解質を変化させないため、身体にも優しいという利点があります。 急いで身体の水を抜かないといけないような急性期にはラシックスの方が適していますが、身体に負担少なく安全に余分な水分を排泄していくような慢性期にはアゾセミドの方が適しています。 またアゾセミドはジェネリック医薬品ですので、先発品のダイアートと比べて薬価が安いという点もメリットになります。 以上からアゾセミドの特徴を挙げると次のようになります。 【アゾセミドの特徴】 ・尿量を増やす事でむくみを改善させるループ利尿薬である ・利尿剤の中でも利尿作用(水分を尿として排泄する作用)が強い ・降圧作用(血圧を下げる作用)は利尿剤の中では弱い ・ゆっくり長く効く(1日1回の服用で良い) ・ジェネリック医薬品であり薬価が安い スポンサーリンク 2.アゾセミドはどんな疾患に用いるのか アゾセミドはどのような疾患に用いられるのでしょうか。 添付文書には次のように記載されています。 【効能又は効果】 心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫 アゾセミドは利尿剤に属し、尿量を増やす事で身体の水分を減らす作用があります。 そのため身体に余分な水分が溜まっているような方に用いられます。 心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫というのは、それぞれ「心臓が原因で生じる浮腫」「腎臓が原因で生じる浮腫」「肝臓が原因で生じる浮腫」の事です。 心臓は血液を全身に送り出すはたらきをしていますので、心臓のはたらきが弱くなると血液が送り出せない分、心臓の手前の血管(静脈)に血液が溜まっていきます。 この状態が続くと血管にたまった水分は次第に血管外に漏れ出していくため、肺に水がたまったり(肺うっ血、胸水など)、身体に浮腫(むくみ)が生じます。 また腎臓は尿を作るはたらきをしていますので、腎臓のはたらきが弱まると尿を作りにくくなり、尿として排泄できない分だけ血管に水分が溜まっていきます。 この状態が続くと、同様に血管にたまった水分は次第に血管外に漏れ出していくため、浮腫が生じます。 肝臓は解毒作用をもつ臓器で、全身を巡り終わった血液は門脈という静脈を通じて肝臓に入っていきます。 肝臓のはたらきが悪くなり肝硬変になると、門脈から肝臓に血液が入りにくくなります。 すると門脈より手前の血管(静脈)に血液が溜まっていき、この状態が続くと血管にたまった水分は次第に血管外に漏れ出していくため、お腹に水がたまったり(腹水)、浮腫が生じます。 アゾセミドはこれらの疾患に対してどのくらい効果があるのでしょうか。 アゾセミドはジェネリック医薬品ですので有効性に対する詳しい調査は行われていません。 しかし先発品のダイアートでは行われており、上記疾患に対する有効率は、• 心性浮腫に対する有効率は61. 腎性浮腫に対する有効率は45. 肝性浮腫に対する有効率は57. 同じ主成分からなるアゾセミドも同等の有効率があると考えられます。 3.アゾセミドにはどのような作用があるのか アゾセミドにはどのような作用があるのでしょうか。 アゾセミドの作用機序について紹介します。 尿量が増えれば身体の水分の量が減りますので、身体に溜まってしまった余計な水分を抜く事が出来ます。 アゾセミドの作用機序を更に深く理解するためには、尿がどのように作られるのかを知る必要があります。 尿は腎臓で作られます。 腎臓に流れてきた血液は、腎臓の糸球体という部位でろ過され、尿細管に移されます。 このように尿細管に移された尿の素(もと)は、「原尿」と呼ばれます。 糸球体は血液をざっくりとろ過しておおざっぱに原尿を作るだけですので、原尿には身体にとって必要な物質がまだたくさん含まれています。 原尿をそのまま尿として排泄してしまうと、身体に必要な物質がたくさん失われてしまいます。 それでは困るため、尿細管には原尿から必要な物質を再吸収する仕組みがあります。 つまり糸球体でざっくりと血液がろ過されて原尿が作られ、尿細管によって原尿から必要な物質が体内に戻され、最終的に排泄される尿が出来上がるわけです。 原尿から必要な物質が再吸収されて最終的に作られた尿は、腎臓から尿管を通り膀胱に達し、そこで一定時間溜められます。 膀胱に尿がある程度溜まって膀胱が拡張してくると、その刺激によって尿意をもよおし、排尿が生じます。 これが尿が作られる主な機序になります。 ループ利尿薬は、原尿から必要な物質を再吸収する尿細管の仕組みの1つをブロックするお薬になります。 尿細管は糸球体に近い方から「近位尿細管」「ヘンレのループ(ヘンレ係蹄)」「遠位尿細管」「集合管」の4つの部位に分けられています。 このうち「ヘンレのループ」に作用するのがループ利尿薬です。 ループ利尿薬の「ループ」はヘンレのループから来ているのです。 アゾセミドをはじめとしたループ利尿剤は、この仕組みをブロックします。 これによって尿量を増やします。 これがアゾセミドをはじめとしたループ利尿剤の基本的な作用機序になります。 ADHは脳の視床下部で作られ、下垂体という部位から分泌されるホルモンで、尿細管の集合管に作用し、原尿から水分を体内に再吸収するはたらきがあります。 ADHは「抗利尿ホルモン」とも呼ばれており、その名の通り水分を原尿から体内に戻す事で尿量を少なくする(抗利尿)ホルモンなのです。 アゾセミドは腎臓でプロスタグランジン(PG)という物質を活性化させるはたらきがあります。 プロスタグランジンは様々な作用を持つ物質ですが、腎臓ではADHのはたらきをブロックする作用があり、これによって水分が体内に戻りにくくなります。 これはつまり水分がそのまま尿として排泄されやすくなるという事です。 この作用によっても尿量が増えます。 スポンサーリンク 4.アゾセミドの副作用 アゾセミドにはどのような副作用があるのでしょうか。 また副作用はどのくらいの頻度で生じるのでしょうか。 アゾセミドはジェネリック医薬品ですので副作用発生率に対する詳しい調査は行われていません。 しかし先発品のダイアートでは行われており、副作用発生率は4. 同じ主成分からなるアゾセミドもこれと同程度の副作用発生率だと考えられます。 生じうる副作用としては、• 高尿酸血症• 低カリウム血症• BUN上昇• クレアチニン上昇 などが報告されています。 アゾセミドは身体の水分を減らす事で脱水状態にしてしまうリスクがあります。 その結果、BUN、Cr(クレアチニン)といった腎臓系の酵素を上昇させてしまう事があります。 また脱水になると尿酸値も上昇してしまいます。 また、アゾセミドはNa+、K+、Cl-といった電解質の再吸収をブロックしますから、これらの電解質が少なくなってしまう副作用が生じえます。 このような副作用の可能性から、アゾセミドを長期にわたって服用する際は定期的に血液検査を行う事が望ましいでしょう。 アゾセミドで生じうる重篤な副作用としては、• 電解質異常(低カリウム血症、低ナトリウム血症など)• 無顆粒球症、白血球減少 が報告されています。 ナトリウムイオンがあまりに少なくなると、倦怠感、食欲不振、嘔気、嘔吐、痙攣、意識障害などといった症状が出現します。 カリウムイオンが少なくなると、倦怠感、脱力感、不整脈などが生じます。 アゾセミドを長期にわたって使用する際は定期的に血液検査でナトリウム、カリウムなどの電解質をチェックする必要があります。 アゾセミドを投与してはいけない方(禁忌)としては、• 無尿の方• 肝性昏睡の方• 体液中のナトリウム・カリウムが明らかに減少している方• スルフォンアミド誘導体に対し過敏症の既往歴のある方 が挙げられています。 アゾセミドは尿の排泄を増やす事で血圧を下げるお薬ですので、尿が出ない状態にある方(無尿)に投与しても意味がありません。 またアゾセミドは血中の脱水状態を誘発する事によりアンモニアを上昇させる可能性があるため、肝性昏睡(肝不全によってアンモニアが蓄積し、意識レベルが低下する状態)の方に投与すると、状態をより悪化させる可能性があります。 アゾセミドはナトリウム、カリウムといった電解質の排泄をお薬によって増やしてしまうお薬です。 そのため低ナトリウム血症、低カリウム血症など、元々電解質に異常がある方が服用すると更に電解質の異常を悪化させてしまう危険があります。 またアゾセミドはスルフォンアミド誘導体の1つであるため、似た化学構造を持つスルフォンアミド誘導体のお薬が合わない方は投与する事は出来ません。 5.アゾセミドの用法・用量と剤形 アゾセミドは、 アゾセミド錠 30mg アゾセミド錠 60mg の2剤形があります。 アゾセミドの使い方は、 通常成人1日1回60mgを経口投与する。 なお、年齢・症状により適宜増減する。 となっています。 アゾセミドはループ利尿剤の中では即効性は弱く、緩やかに長く効く特徴があります。 しかし、そうは言っても服用した日から尿量の増加は認められます。 また、長く効くとは言っても24時間尿が出っぱなしになるという事はありません。 具体的には、アゾセミドの利尿作用は服用してから1時間以内に認められ、9~12時間ほど続くと報告されています。 アゾセミドは服用する時間は厳密には決められてはいませんが、基本的には朝の服用が推奨されています。 これは夜に服用してしまうと、夜間眠っている時に利尿作用が最大となってしまい、何度もトイレで起きるようになってしまうためです。 朝に服用すれば就寝時の頃には利尿作用は弱まっていますので、夜間の睡眠に悪影響をきたす可能性は低くなります。 6.アゾセミドが向いている人は? 以上から考えて、アゾセミドが向いている人はどんな人なのかを考えてみましょう。 アゾセミドの特徴をおさらいすると、 【アゾセミドの特徴】 ・尿量を増やす事でむくみを改善させるループ利尿薬である ・利尿剤の中でも利尿作用(水分を尿として排泄する作用)が強い ・降圧作用(血圧を下げる作用)は利尿剤の中では弱い ・ゆっくり長く効く(1日1回の服用で良い) ・ジェネリック医薬品であり薬価が安い というものでした。 ループ利尿薬であるアゾセミドは、身体の余分な水分(浮腫や胸腹水など)を取りたいというケースにおいて有用です。 ループ利尿剤の中では緩やかに長く効くアゾセミドは、「今すぐに水を抜かないと大変だ!」といった急性期よりも、「ある程度落ち着いているから緩やかに水を抜いていこう」「大分落ち着いてきたからこれから再発しないように緩やかに水を引き続けよう」といった慢性期の治療・維持において向いています。 またジェネリック医薬品であるアゾセミドは薬価が安いため、経済的負担少なく治療をしたい方にも適しています。 アゾセミドに限らずループ利尿薬は水分を抜く力が強いため、漫然と使っていると脱水状態を引き起こしてしまう事があります。 そのため、定期的に身体所見や血液検査を見て脱水に至っていないか注意する必要があります。 カテゴリー• 247•

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