いちご収穫量 ベスト3。 いちごの育て方!ランナーを活用して毎年収穫する方法

イチゴを植えっぱなしにしておいて大丈夫?

いちご収穫量 ベスト3

ポイント・甘い苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・低コストで苺を収穫するために、それが得意な栽培システムを選ぶ ・マニュアル化して大規模農園にするために、それが得意な栽培システムを選ぶ 【1】ビニールハウスか植物工場か? ここからは、順番に栽培システムを決めていこう。 まず考えるべきは、栽培する建物がビニールハウスか植物工場か。 海外のイチゴ栽培では屋外での栽培が主流だけど、日本の品種は果皮が薄いし質が高い果実が求められるので、屋外栽培は候補には入らない。 なので、日本でイチゴ栽培をする場合には建物は ・ビニールハウス ・植物工場 この二択になる。 1.いちごのビニールハウス栽培 ビニールハウスといっても、パイプハウスと鉄骨ハウスがある。 さらにパイプハウスでも、連棟型や耐雪型などその種類は数百通り考えられる。 ただし、今回はそこまで細かく考えずに、一般的なビニールハウスをイメージしてみよう。 ビニールハウス栽培のメリット ・初期コストが安い ・ランニングコストが安い ・大きさなどをカスタマイズができる ・耐雪性などローカライズできる ビニールハウス栽培のデメリット ・気温、日長時間、風の影響を受ける ・季節の影響を受ける ・数年に一回、ビニールを張り替える必要がある こんな農園におすすめ ・家族経営の農園 ・中小企業 ・ベンチャー企業 ・新規就農者 2.いちごの完全閉鎖型の植物工場 最近、大企業向けに流行っているのが完全閉鎖型の植物工場。 完全閉鎖型の意味は、太陽光を遮断して自然の光を使わず、空調もエアコンで制御すること。 一般的にはLED照明を使って、植物に光合成させる。 完全閉鎖型の植物工場のメリット ・季節に関係なく、一年中収穫できる ・衛生的な環境で栽培できる ・地球上のどこでも同じように栽培できる 完全閉鎖型の植物工場のデメリット ・初期コストが莫大に必要 ・ランニングコストが高い こんな農園におすすめ ・農業ビジネスに進出したい大企業 ・植物工場やIoTデータを売りたい企業 ・数十年後を見据えて参入しておきたい企業 タイプ別のおすすめ建物 予算が1,000万円から5,000万円くらいの個人農家、ベンチャー企業、中小企業はビニールハウスを選ぼう。 予算が5,000万円から5億円くらいある大企業は、植物工場も選択肢に入れられる。 最近は植物工場ブームが起こっている。 だけど、日本で日本人向けに農作物を作る場合には、わざわざ植物工場を使う必要はほぼない。 だって、屋外栽培かビニールハウス栽培で、ほぼすべての農作物が収穫できるからね。 しかも、植物工場でのイチゴ栽培は、未だに黒字化できた企業は1社もない。 日本中のイチゴ栽培の植物工場は赤字状態にある。 だからこそあえて植物工場に挑戦する意義はあると思う。 だけど、それは金銭的な体力がある大企業にしかできないことだ。 【2】ビニールハウスの栽培方法は大きく分けて2つある では、次に建物をビニールハウスを選んだ場合を考えてみよう。 ビニールハウスでイチゴ栽培をする場合には、大きく分けて2つの栽培方法がある。 それは、この2つ。 ・土耕栽培 ・高設栽培 1.いちごの土耕栽培 いちごの土耕栽培は、地面の土を使っていちごを育てる方式。 これが昔ながらの農法で、海外では今でもこれが主流の栽培方法。 土耕栽培のメリット ・コストが安い ・味が美味しくなりやすい ・昔ながらの経験が活かせる ・有機栽培しやすい 土耕栽培のデメリット ・土によって違いがあるので、マニュアル化しにくい ・腰を曲げるので作業が辛い こんな農園におすすめ ・初期コストを抑えたい ・家族経営 ・小規模企業 ・味にこだわりたい ・昔ながらの農法を続けたい 2.いちごの高設栽培 いちごの高設栽培は、地面の土を使わずに育てる方式。 直管パイプを使って高設ベンチを作り、胸くらいの高さで育てるのが一般的だ。 他にもハウスの天井から栽培槽を吊り下げる方法もある。 高設栽培のメリット ・立ったまま作業できて楽 ・マニュアル化しやすい ・大規模化しやすい 高設栽培のデメリット ・初期コストが高い ・味が良くなりにくい こんな農園におすすめ ・大規模化したい農園 ・新規就農者 タイプ別のおすすめ栽培方法 昔ながらの農法を守りたい人や、有機質の肥料を使った栽培がしたい人、味を良くすることを追求したい人には土耕栽培がおすすめ。 逆に、楽な姿勢で作業がしたい人や大規模化したい人、初期コストが大きくても問題な人は高設栽培がおすすめだ。 最近では新規就農者は、高設栽培を選ぶことが多い。 ただし、東北や関東、九州など昔からイチゴ栽培をしている地域では、伝統に縛られて土耕栽培を続けている農園も多い。 すでに土耕栽培のいちご農園を経営している場合にはそのままでも良い。 でも、新しくいちご農園を始める場合には、高設栽培がおすすめだ。 【3】いちごの高設栽培の3つの種類 次にいちごの栽培方法で、高設栽培を選んだ場合を考えてみよう。 高設栽培といっても、その種類は大きく分けて3つある。 ・水耕栽培 ・養液土耕栽培 ・固形肥料と灌水栽培 1.いちごの水耕栽培 いちごの水耕栽培は、土も培地も使わずに液肥だけで育てる方法。 養液栽培ともよばれる。 イチゴ栽培のために使われるのは、大量の水を貯めるDFT(湛液型水耕)ではなく、少量の水を流すNFT(薄膜水耕)が一般的。 ただし、ビニールハウスでの商業的なイチゴ栽培では、水耕栽培を用いている農園は数が少ない。 逆に、完全閉鎖型の植物工場では、水耕栽培が用いている。 水耕栽培のメリット ・生育を細かくコントロールできる ・マニュアル化しやすい ・省スペースで栽培できる 水耕栽培のデメリット ・培地の緩衝能が使えない ・温度変化に弱い ・液肥の循環コストや殺菌コストがかかる ・失敗するリスクが大きい ・栽培が難しい こんな農園におすすめ ・人と違ったことがしたい人 ・完全閉鎖型の植物工場をしたい人 2.いちごの養液土耕栽培 私が一番おすすめなのは、養液土耕栽培。 養液土耕栽培とは、液肥と培地を使った栽培なので、水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットを受けられる。 日本のイチゴ栽培では、この養液土耕栽培の面積が増えていて、最も一般的な栽培方法といえる。 養液土耕栽培のメリット ・栽培が安定している ・マニュアル化しやすい ・水耕栽培と土耕栽培の両方のメリットがある 養液土耕栽培のデメリット ・培地の種類によって生育が変わる ・生育に影響する要因が多いので複雑 ・培地と液肥混入機のコストがかかる こんな農園におすすめ ・どんなタイプの農園にもおすすめできる 養液土耕栽培で重要なECの管理について、こちらの記事にまとめた。 いちご栽培に興味がある人はぜひ読んでみてほしい。 おすすめ記事 3.いちごの固形肥料と灌水栽培 最後に紹介するのは、いちごの固形肥料と灌水栽培。 これは省コスト化が狙いの栽培方法で、土耕栽培のような感覚で栽培できる。 お金はないけど高設栽培を試してみたい人にはいいかも。 固形肥料と灌水栽培のメリット ・液肥混入機がないので初期コストが安い ・土耕栽培と同じ感覚で栽培できる 固形肥料と灌水栽培のデメリット ・コストをかけて高設栽培にする意味がない ・正確な肥料コントロールができない こんな農園におすすめ ・コストを抑えて高設化したい、既存の土耕栽培の農園 タイプ別の高設栽培の栽培方法 どうしても人と違ったことがしたい人や完全閉鎖型の植物工場をしたい人は、水耕栽培を選ぼう。 すでに土耕栽培のイチゴ農園を経営していて、お金はないけど高設栽培も試してみたい人は固形肥料と灌水栽培もいいだろう。 ただし、高設栽培の強みを生かすためには養液土耕栽培が一番おすすめ。 それにイチゴの高設栽培の場合には、ほとんどの農園が養液土耕栽培を選んでいる。 その理由は、養液土耕栽培が最もコスパが良くて成功確率が高い栽培方法だからだ。 養液土耕栽培にもいろんな種類がある ここまでで、一般的な農園へのおすすめとしてこの組み合わせをおすすめした。 (1)建物:ビニールハウス (2)栽培方式:高設栽培 (3)栽培方法:養液土耕栽培 実はここからが本番で、養液土耕栽培の中にも数百種類の栽培システムが存在している。 なので、その中から一つのシステムを選ばないといけない。 日本では、いろんな農業資材の会社が「いちご栽培用のシステム」と謳って販売している。 それは以下のような要因を組み合わせて差別化をしている。 各社のいちご栽培用システムの構成要素 ・ 支柱:直管パイプ、天井吊り下げ、シーソーベンチ、可動式ベンチなど ・ 栽培槽の種類:プランター、発泡スチロール、鉢、バッグ、二重シート、気化熱シート、Dトレイなど ・ 培地の種類:ピートモス、ココピート、杉皮チップ、ロックウール、混合培地、木炭など ・ 培地の量:一株あたり200ml、1. 5L、2. 0L、3. 0Lなど ・ 液肥の種類:農業資材系各社の複合肥料、有機質肥料など ・ 株間:10、15、20、25、30cm程度 ・ 液肥混入機の種類:ドサトロン、倍率制御式の液肥混入機 ・ 灌水チューブの種類:点滴チューブ、ボタン式ドリップなど ・ その他:ハウス用暖房機、二酸化炭素発生装置、遮光シート、育苗システム、葉面散布肥料 自社の経営や栽培計画に合わせて、ベストな栽培システムを選ぼう イチゴの栽培システムを選ぶと、その農園でできることとできないことが決まる。 失敗しても交換することはできないので、栽培システムを選ぶときには慎重に選ぼう。 栽培システムの10アールあたりの費用は、およそ200万円から5,000万円くらいで、かなり幅がある。 なので、複数の会社から見積もりを取って、コスト面で比較することも大切。 しかし、栽培システムの選択がその後数十年のいちご栽培を決定づけるので、値段が安いだけで選んではいけない。 栽培システムの中には費用の割に良くないものもある。 それに、やりたい栽培と合わないシステムを選ぶとビジネスの失敗が決定してしまうからね。 栽培システムについては、こちらの記事で解説しているので、ぜひ読んでみてほしい。 166• 126• 1 アーカイブ•

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internal.artstor.org: すずなりいちご18cmポット大苗 1個【自社農場でスクスク育った超大株です!!大株なので来春は長期間沢山実がなります!!】(多収穫四季成りいちご!家庭菜園でもしっかり沢山とれる!甘くて香り抜群で育てやすい!※秋から冬に着く実は大きくなりませんので株を充実させるために、実が小さいうちに摘果してください。ランナーが出たら切ってください。春になり暖かくなったら収穫開始!!)【野菜苗18cm硬質ポット 1個】【プライム送料無料】: DIY・工具・ガーデン

いちご収穫量 ベスト3

多収穫四季成りいちご!! 春に植えても充分収穫できる!! 家庭菜園でもしっかり沢山とれる! 甘くて香り抜群で育てやすい!! 病害虫に強く、どなたでも簡単に放任栽培ですずなりの実がとれる多収四季成りいちご!! 収穫期間が長く高糖度!! バラ科多年草• 果実は糖度が高く「とちおとめ」並みの12~15度程度、いちごらしい華やかな香りで「女峰」と同じくらい硬く傷みにくく、粒の揃いも抜群。 収穫時期を選ばない四季成り性です。 一般の一季成り品種は、ある程度気温が下がり、日照時間が短くならないと花芽をつけませんが、「すずなりいちご」は、温度や日照条件を気にすることなく簡単にどなたでも栽培ができます。 梅雨や夏の高温多湿の中でも、灰色カビやダニなどの病害虫に強く、放任・減農薬栽培でき、家庭菜園に最適な強健いちごです!! 植え付け時に元肥を与え、株が大きくなってきたら追肥を施します。 鉢植え・プランター・吊りバスケット・ストロベリーポット・庭植えなど植え方はお好みで自由自在。 10月上旬~翌年3月頃までに植付けます。 暖かくなるとランナーがどんどん伸びてきますが、実を大きく育てる為に収穫前と収穫中に伸びるランナーはできるだけ摘み取ってください。 鉢植えなどにして水を控えめにすると糖度が増します。 真夏は実数が落ちます 株の状態を見ながら、肥料切れを起こさないよう追肥を与えてください。 春植えの場合は、6月頃からの収穫になります。 大株なので来春は長期間沢山実がなります!! 収穫時期を選ばない四季成り性です。 一般の一季成り品種は、ある程度気温が下がり、日照時間が短くならないと花芽をつけませんが、「すずなりいちご」は、温度や日照条件を気にすることなく簡単にどなたでも栽培ができます。 植え付け時に元肥を与え、株が大きくなってきたら追肥を施します。 鉢植え・プランター・吊りバスケット・ストロベリーポット・庭植えなど植え方はお好みで自由自在。 10月上旬~翌年3月頃までに植付けます。 暖かくなるとランナーがどんどん伸びてきますが、実を大きく育てる為に収穫前と収穫中に伸びるランナーはできるだけ摘み取ってください。 鉢植えなどにして水を控えめにすると糖度が増します。 18cmポットは、9cmポットを18cmポットに移し替えて自社農場で約1か月スクスク育った大株です。 大株なので来春は長期間沢山実がなります。 いちご苗は傷んだ葉茎を取って出荷しているので、時期により掲載画像より小さめになります。 また、冬から早春はいちごの休眠期になりますので葉数が減り、小さく固まったようになりますが、中心のクラウン部分が大きくしっかりした苗を発送いたします。 いちご苗は冬にしっかり休眠させてロゼット状 休眠して固まった状態 にし、春に休眠から目覚めさせるほうが後々ぐっと良くなります。 ご注意(免責)> 必ずお読み下さい 【お読みください】 出荷時期により苗の背丈・葉色・葉枚数などは変化します。 輸送中の温度変化などにより、お届け時に葉の一部が茶色くなったり黄色いシミが出ている場合がありますが、生理障害で病気ではありませんのでそのまま植え付けて下さい。 寒い時期は葉が傷んでいる場合がありますが、その後の生育には問題ありません。 植物には個体差があり、ショップ画像とイメージが異なる場合があります。 植物アレルギーのある方は、栽培にも利用にも注意が必要です。 収穫までの期間はあくまで目安です。 収穫時期、収穫量や食味などは毎年の気候や栽培地域・栽培環境・施肥量などにより変化します。 ご了承ください。

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いちごの育て方!ランナーを活用して毎年収穫する方法

いちご収穫量 ベスト3

イチゴのプランターの置き場所 イチゴは、植え付け後に冬の寒さにしっかり当たることで実をつけるので、冬の間も屋外で育てます。 プランターはできるだけ長時間日の当たる場所に置きましょう。 午前中に活発に光合成を行うため、置き場所に最適なのは、午前中から日の当たる南側や東側のベランダ。 隣の建物や柵で光が遮られる場合は、日の差し込む壁側にプランターを寄せる、テーブルやフラワーラックにのせて高さを出すといった工夫をしましょう。 真夏の間は、直射日光に当たると株が弱ってしまうので、半日陰に移動するか、日よけのスクリーンなどを設置します。 風通しの悪い場所、じめじめした場所は病気が発生しやすくなるので、イチゴを育てるのには不向き。 ただし、乾燥も苦手なので、強い風が直接吹きつけるような場所もNGです。 ベランダで育てる場合に注意したいのが、エアコンの室外機で、排気口の近くに植物をおくと、葉がチリチリに乾燥してしまうことがあります。 排気の当たらない場所に置くようにしましょう。 水やりの頻度とタイミング イチゴに限らず、植物の水やりは、毎日定期的に与えるのではなく、土や植物の状態に合わせて与えることが重要です。 必要な水の量は、季節や環境によって変わるので、まずは土の状態をチェックして、乾いていたら、プランターの底から流れ出るくらいまでたっぷりと水やりをします。 イチゴは冬の間は休眠するので、葉や茎はほとんど成長せず、吸い上げる水の量も少なくなります。 ですが、内部では春の成長に向けた準備が始まっているので、乾燥させすぎないように注意してください。 暖かくなると地上部が成長を始め、たくさんの水を吸収するようになるので、そのぶん土も乾きやすくなります。 特に、花や実がついている時期に水切れさせると、よい実がつかなくなってしまいます。 できれば毎日土の状態を確認して、乾いていたらたっぷりと与えるようにしましょう。 ほとんどの植物は午前中に活発に光合成をするので、水やりは朝に行うのがベストタイミング。 日中に植物が水を吸収し、夕方にはプランターの土が乾き気味になっているのが理想です。 水をやりすぎて土が常にびしょびしょに湿っているような状態は、植物の成長にかえって悪影響です。 また、水を上から勢いよくかけると、葉や果実に土が跳ね返って病気の原因になります。 株元近くに静かに与えるようにしましょう。 肥料の種類と与え方 市販の野菜用培養土の多くは、「元肥」と呼ばれる肥料分が含まれているので、植え付け後すぐに肥料を与える必要はありません。 時間が経つと、植物が肥料分を吸収することや、水やりで流れ出ることによって、元肥の効き目は薄れてきます。 野菜や土の種類にもよりますが、植え付けのおよそ1か月後から、「追肥」の作業が必要になります。 追肥に使用する肥料には、固形の化成肥料や有機質肥料、液体肥料など、さまざまな種類があるので、使いやすいものを選びましょう。 植物の成長に欠かせないチッ素(N)、リン酸(P)、カリ(K)の3要素が同程度の割合で配合されているものがおすすめです。 「イチゴの肥料」など、それぞれの野菜に特化した製品も市販されています。 追肥に使用する量や与える頻度は、製品によって違うので、パッケージを確認して、記載されている通りに与えましょう。 粒状の固形肥料の場合は、株元から少し離してパラパラとまんべんなくまきます。 液体肥料には、そのまま使えるタイプと水で希釈して使うタイプがあり、たとえば「1000倍希釈」と書かれているものなら、1Lの水に対して1mlの液体肥料を入れます。 計量はちょっと面倒ですが、ペットボトルの空き容器やスポイトなどを使えば、正しい希釈率の肥料を作ることができます。 液体肥料の与え方は、通常の水やりと同様にジョウロで株元近くにかけます。 イチゴは冬の間休眠し、ほとんど成長しないので、追肥をスタートするのは、本格的な成長が始まる前の2月中旬ごろです。 2回目の追肥は、最初の花が咲く3月上旬ごろに行います。 以降は、固形の化成肥料の場合は月に1回程度、液体肥料は効き目が切れるのが早いので、2週間に1回程度を目安に追肥を続けます。 人工授粉の方法 3月の半ばをすぎると、イチゴの花が咲き始めます。 開花したら人工授粉を行うのが、大きくておいしいイチゴを収穫するための大切なポイント。 自然の環境では、ミツバチなどの昆虫が花と花を移動することで花粉が運ばれますが、ベランダでのプランター栽培の場合は昆虫が集まりにくいことが多いので、人の手で授粉したほうが確実です。 人工授粉は、花粉のたくさん出る朝のうちに行いましょう。 毛先のやわらかい筆や、耳かきの梵天(白いふわふわした部分)を使い、雄しべの花粉を雌しべにつけます。 イチゴの雌しべは、花の中心の黄色い三角形の部分にたくさん集まっていて、雄しべはそれを取り囲むように並んでいます。 一つ一つの雌しべに花粉がつくことで実が大きくなるので、筆や梵天の先を花の中心にそっと当て、くるくるとなでるようにして授粉を行います。 授粉にムラがあると実が成長せず、形もいびつになってしまうので、まんべんなくていねいに行ってください。 ランナーが伸びてきたら? 初夏ごろになると、イチゴの株元から「ランナー」と呼ばれる細いひものような茎が伸びてきます。 ランナーの先には新芽がつき、そこから新しい苗を育てることもできますが、実を収穫している間も伸ばしたままにしていると、養分が奪われて、収穫量が落ちてしまいます。 収穫中にランナーが伸びてきたら、株元近くで、ハサミで切り取りましょう。 イチゴの株が元気に育っていれば、ランナーは切ってもどんどん伸びてきます。 新しい苗を育てる場合は、収穫の終わったあとに行いましょう。 ランナーの先につく新芽を、土を入れたポリポットに固定して根付かせます。 うまく根付けば、秋にはまた新しい苗を植えることができます。 イチゴの収穫時期と方法 受粉がきちんと行われると、雌しべの部分が少しずつふくらんでイチゴの形になり、やがて赤く色づいて、収穫を迎えます。 品種にもよりますが、人工授粉から実が完熟するまでは、30〜50日が目安です。 へたの近くまで真っ赤に完熟したイチゴは、市販のものよりもジューシーで甘く、フレッシュな香りが楽しめます。 ぜひ、摘みたてを味わってください。 収穫方法は、へたの少し上で茎から切り離します。 寒い時期は実の成長に時間がかかりますが、気温が上がると成長も早まり、最盛期の5〜6月には、次々とイチゴが熟していきます。 食べ頃の期間は短いので、こまめに見回って、おいしいうちに収穫しましょう。 熟しすぎた実を放置すると病気の原因になるので、気をつけてください。 収穫が終わったら? イチゴは多年草で、収穫が終わったあとも水やりや定期的な追肥を続け、株を元気に育てれば、翌年もまた収穫することができます。 暑さに弱いので、夏は直射日光の当たらない場所に移すか、日よけシートなどを設置して夏越しさせましょう。 ベランダのコンクリートが日差しで熱くなる場合は、すのこを敷くか、木箱などで台を作り、プランターが直接コンクリートに接しないように対策します。 数年経つと株が弱り、次第に実が小さくなり、数も減ってきます。 その場合は、新しい苗を用意して植え付けるようにしましょう。 Credit 記事協力 監修/深町貴子(ふかまち・たかこ) 園芸家。 有限会社タカ・グリーン・フィールズ専務取締役。 病弱だった幼少期に植物から「生きる」意味を学び、「園芸で人を幸せにすること」を人生目標とする。 近年では「園芸は育て方より育ち方」をテーマに、集合住宅のコミュニティガーデンとしての菜園指導や、生活を楽しむための園芸講座を行っている。 『趣味の園芸 やさいの時間』(NHK Eテレ)ほか、幅広いメディアへの出演や講演等を行い、園芸の楽しさを多くの人に伝えている。 『プランターひとつで1年中おいしい!季節の野菜づくり』(PHP研究所)、『コンテナで育てるハーブと野菜』(西東社)、『はじめてでもできる!ベランダですずなり野菜』(カンゼン)、『おいしく育つしくみがひと目でわかる ベランダで楽しむ野菜づくり』(家の光協会)など、著書多数。 構成と文・磯野亜希子.

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