アルキメデスの大戦 考察。 アルキメデスの大戦【映画】実話?実在する人物は登場する?

映画『アルキメデスの大戦』ネタバレあり感想・レビュー!結末を知りながら見る頭脳戦は果たして面白いのか?

アルキメデスの大戦 考察

CONTENTS• 映画『アルキメデスの大戦』の作品情報 C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 【公開】 2019年(日本映画) 【原作】 三田紀房 【監督】 山崎貴 【キャスト】 菅田将暉、柄本佑、浜辺美波、笑福亭鶴瓶、小林克也、小日向文世、國村隼、橋爪功、田中泯、舘ひろし 【作品概要】 『ドラゴン桜』などのヒットで知られる三田紀房原作のマンガは、日本海軍の造船や航空機の技術戦略とそれに関わる人々の駆け引きを描いていて、2019年8月現在も連載中です。 その人気マンガ『アルキメデスの大戦』を、日本屈指のVFXディレクターでもある山崎貴監督がCGを駆使しつつ、スリリングな展開の人間ドラマとして、原作のエキスを凝縮して実写化しました。 主演は今ノリに乗っている俳優、菅田将暉。 その部下に柄本佑。 そして山本五十六役に、残された本人の(若い頃の)写真とそっくりだと評判の舘ひろし。 さらに國村隼や橋爪功など安定感のあるベテラン役者を配し、作品に重厚感を与えています。 巧みな物語の構成力 C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 この映画の 最大の魅力は、構成の妙と言っていいでしょう。 まず冒頭に、圧倒的な迫力のVFXで、戦艦大和の壮絶な最期を見せる。 これには老若男女問わず度肝を抜かれたことでしょう。 戦艦大和の沈没は歴史的な事実ですから、沈むことは観る側もわかっている。 その前提があるので、あえて最初にそのシーンを持ってきたのです。 これはかなりの衝撃でした。 綿密な調査に基づいた沈没までの大和の動き、それを時間を割いてしっかり見せる。 おそらく膨大なCG作業だったのでしょう。 その労力が結実した大迫力のこのシークエンスによって、その後の物語がグッと活きてくるのです。 また、大和の機銃隊がようやく撃墜した米軍機からパラシュートでパイロットが脱出し、見事な連携で味方が救出にやってくるシーンがあります。 特攻作戦という片道切符で戦わざるを得ない大和の乗組員たちの目の前で、一つの「命」もあきらめない米軍の姿を見せつけられるのです。 彼らは、その絶望的な差になすすべもありません。 セリフもないその短いシーンがその後、観る側の心にジワジワ効いてくるのです。 原作を大胆に改変した監督 C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 山崎監督は原作を大胆に切り取り、 キャラクターに独自の解釈を与え、2時間の劇場用エンターテイメントとして成立させました。 原作では海軍内部での争いの他に、陸軍の過激な武闘派や諸外国のスパイなど様々な障壁が次々と現れます。 戦艦大和を作りたい嶋田や平山VS航空機を主力に据えた空母を作りたい山本五十六と藤岡。 山本は菅田将暉演じる櫂を仲間に引き入れますが、それは山本が櫂の本質を見抜いていたからであり、この二人の関係には後半になってさらに興味深い展開が用意されています。 山本の部下となった櫂は、敵対勢力を出し抜くべく、驚異の数学的能力を発揮して事を進めていきます。 そして新型戦艦建造計画会議の場面で、映画は大きな盛り上がりを迎えます。 二転三転する状況に、観る側はワクワクが止まりません。 菅田将暉に寄せた主人公像 C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 ここで主人公の櫂直に触れておきましょう。 原作マンガの彼は青年マンガ誌の主人公らしく、女性の扱いのうまい、色気のあるガッシリとしたエリートという感じです。 もちろん数学の天才でもありますが、映画の櫂よりも策士といった印象です。 菅田将暉演じる櫂は、変人と言われるほどの天才です。 何でも測らなくては気が済まない、といった エキセントリックな部分をあえてクローズアップし、そこに菅田将暉がうまくはまった、というより、櫂のキャラクターを菅田将暉に寄せていった感があります。 菅田の過去の出演作、『帝一の國』の赤場帝一でもそうでしたが、かなり 個性が強調された役が彼にはピッタリです。 撮影中に湧き起こった拍手 C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 そして菅田将暉は、監督のその期待に応えるような熱演を見せてくれています。 会議の中盤、黒板に数式を書きながら長セリフをしゃべるシーンがありますが、実際に正しい数式をスラスラと書きながら、難解な説明セリフを言い切っています。 カットがかかった瞬間、脇を固める名優たちから拍手がおこったというのもうなずけます。 またヒロインや、ヒロインとの関係性も、菅田将暉に合わせて改変されています。 原作では、ハニートラップ的な展開で家庭教師をやめさせられた櫂ですが、映画のヒロイン鏡子はもっとピュアで、櫂との関係もプラトニックな両思いという間柄です。 浜辺美波の可憐なお嬢様と男臭くない菅田将暉とのシーンによって、 恋愛要素は淡く美しいものとなり、緊迫した展開の中での爽やかなエッセンスとなっています。 まず、山本五十六の真意が明らかになる場面。 舘ひろしの醸し出す温和な雰囲気のせいでしょうか。 やられた、と感じましたね。 ですが、何と言っても 一番の存在感は、田中泯演じる平山造船中将でしょう。 あの会議の途中まで、観る側は平山を敵役として認識しています。 しかし、櫂の指摘によって自らのミスを認めて提案を取り下げる姿はかっこよく、技術者としての誇り、男としての潔さを感じずにはいられませんでした。 会議から一ヶ月後、平山に呼び出された櫂が研究所を訪れると、そこには20分の1の戦艦大和の模型が置いてあります。 このシーンでの平山の言葉が、この作品の肝であり、すべてが彼のセリフに詰まっています。 国民に負けを認めさせ、それ以上の犠牲を出さないための人身御供、それが戦艦大和。 ここで観る者の頭の中には、冒頭の、壮絶な大和の最期が蘇ってきます。 そうさせるための構成、見事です。 そして、 まだ続いている原作の内容を、違和感なくここで決着させるために、平山というキャラクターには誰よりも説得力のある人物を充てる必要がありました。 海軍の軍人で、優秀な技術者で、そして日本国のことを憂い、未来を見据えて考えられる、そういう人でなければならなかったのです。 田中泯の整った顔立ち、研ぎ澄まされた表情、厳格な雰囲気。 最初は得体の知れない嫌な感じの男と思わせていましたが、実はこういうことを考えながら設計していたのか、と わかったときの腑に落ちた感は、この映画で得られた最高のギフトでした。 その平山に、理系としての本能をくすぐられ、そして戦争を止めるにはこの方法しかないと説かれる櫂に、抗う選択肢はなかったでしょう。 まとめ C 2019「アルキメデスの大戦」製作委員会 ラストシーンにて。 意気揚々と甲板を歩く山本五十六に、複雑な表情をしながらも敬礼する櫂直。 9年経ち、完成した戦艦大和の上で、すっかり軍人となった櫂は、しっかり敬礼こそしますが、恐れていた真珠湾攻撃によって最悪の方向へと舵を切った山本を苦々しく見つめるのです。 それは、勝てるわけないと言っていたアメリカとの戦争に突き進んでいく山本に対する櫂の思いの表れです。 観賞後、気になって原作マンガを読んでみると、真珠湾攻撃の発案者は櫂自身でした。 もちろん櫂は、戦争をしたかったからではなく、自らの提案を軍部に通させるためのハッタリとして考えた作戦だったのですが、それが一人歩きし、やがて現実のものとなってしまったのです。 最後、 菅田将暉が流す涙に、悔しさと悲しさが込められています。 8月は、戦争について考える機会が増える時期。 少しでも多くの人、特に若い人に見てもらい、平和について考えてほしい、そんな作品です。 映画『アルキメデスの大戦』は2019年7月26日(金)より全国劇場にてロードショーです。

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映画『アルキメデスの大戦』あらすじ結末ネタバレ!キャストや監督・ロケ地を紹介!原作漫画を無料で読む方法も

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スポンサーリンク アルキメデスの大戦170話「第二次世界大戦」のネタバレ 1939年 昭和14年9月1日 世界を巻き込む戦争が再び・・・。 第二次世界大戦 ドイツがボーランドに侵攻、9月3日英仏がドイツに宣戦布告 第二次世界大戦が始まります。 ドイツと英仏の全面戦争の衝撃は、日本に激震をもたらした・・・かと思いきや国内の反応は鈍かった。 というのも国民からすると、地球の反対側にある欧州の戦争であり、第一次世界大戦の悲惨な記録も薄れていたためです。 新聞も見出を大きく報じたが、日本への直接の影響は少ないと解説した。 結局、開戦当初の第二次世界大戦は対岸の火事でしかなかったのである。 しかし、政府にとって重大な事態であり情報収集に余念がなかった。 9月19日 海軍省本館大会議室では第二次世界大戦情勢分析会議が開かれていました。 ソ連は9月17日に東からポーランドに侵攻、独ソ両国はポーランドを分割占領することで合意されることが予想されますと海軍大佐の阿部から報告がありました。 独ソ不可侵条約はこのためだったらしい。 英仏との現在は、小康状態になっています。 ドイツと協力関係を強化して、三国同盟を推進してみるようという意見がでますが、櫂中佐が意見を述べます。 いきなり、結論から言うと今度の第二次世界大戦は対岸の火事ではない、対処の仕方によって日本も戦火に巻き込まれることも予想すべきと意見を述べました。 ヒトラーの狙い ヒトラー総統はゲルマン民族による欧州支配の野望を抱いている。 それは彼の著書「我が闘争」を読めばわかると本を出しました。 中には読んでいるものもいて、日本を優秀と言っていたとまんざらでもなさそうですが、櫂は本当は逆だと指摘します。 皆さんが読んだのは、日本語訳で、日本を持ち上げた内容に書き換えられていますが、原書の日本についての記述はひどいものです。 日本は欧州の文化や技術を模倣するだけで、創造性の欠如した民族とこきおろしているのです。 しかし、日本についてはともかく、この「我が闘争」で自分の重要なのは、ヒトラー総裁の宿願、東方生存圏の確立が謳われていることだと櫂は言いました。 ヒトラーは英国の海上封鎖に対抗するため、欧州東方に生存圏を求めよと言っているため、ポーランド侵攻はその第一歩にすぎません。 最終目標は、スターリングラード、ソ連のバクー油田です。 ヒトラーの真の狙いは石油、さらにウクライナまで押さえると、大穀倉地帯も手に入れられます。 独ソは不可侵条約を結んでいるから戦争はしないと異を唱えられます。 しかし、そう考えるのは常識だけれど、ヒトラーは常識では測れない人だと櫂は考えます。 ヒトラーの魔力 実際会った印象は、神経質そうな小柄な年配の男性ですが、国民を煽動する力を持っています。 演説を聞いた人は、その計算しつくされた演出に戦慄を覚えるそうです。 静寂による緊張! 高揚から激情へ! 見事な演技に大衆は魂を奪われ、圧倒的支持を与えます。 ヒトラーの魔力に操られているのです。 ドイツ国民はヒトラーに洗脳されているので、号令一つでどこへでも攻め込むでしょう。 櫂に第二次世界大戦に巻き込まれると言った理由を尋ねます。 ドイツが世界を敵に回して同盟を結べる国を求めていますが、日本が誘いに乗ると米国は黙っていない。 要求を突きつけ、日本が跳ね返せば一触即発の危機になるので、 絶対にヒトラーと手を結んではいけないと櫂は力説しました。 我が闘争の日本語訳が、日本を持ち上げた内容に書き換えられていたなんて! 役者の人は流石にストレートに、日本は欧州の文化や技術を模倣するだけで、創造性の欠如した民族とこきおろされているとは訳せませんね。 正しい情報が伝わってきていないのは情報収集が今ほどで来ていないためなのか、うのみにしていたのか。 でも結局日本は同盟を結んでしまうので、櫂の意見は聞き入れてもらえなかったのですね。 もっと権力のある人の言葉なら、耳を傾けたのでしょうか。

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アルキメデスの大戦の最新話180話のネタバレと感想、考察まとめ!週刊ヤングマガジン36号・37号

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アルキメデスの大戦225話のあらすじネタバレ 特高が管理している洋館に拉致された櫂。 連れていかれた部屋は尋問と拷問が極秘裏に行われていた場所でした。 上半身と下半身を固く縛られ、全く身動きの取れない櫂を天井から逆さまに吊るした藪本。 櫂の頭の真下には、水がたっぷり入った大きな桶が用意されます。 藪本の合図で清水は吊るしたロープを緩め、櫂の頭を水の中に落としました。 首や腹筋、背筋を使って顔を水面に出そうとする櫂を藪本が頭を掴んで阻止。 櫂の頭を強引に水の中へ押し込めます。 息の続かない櫂は身体全体をバタつかせ抵抗するも、いかんせんどうにもなりません。 苦しさのあまり結んでいた口が開いてしまう櫂。 その瞬間大量の水を飲み込み、余計に苦しさが増します。 意識が飛びそうになったその瞬間、藪本は見計らったように清水に櫂を引き上げるよう指示。 清水はロープを引っ張り、櫂を桶から引き上げた後、今度は床に転がせました。 櫂は水など胃の中のものをたまらず吐き出し、吐瀉物が広がる床の上に顔をつけグッタリ。 そんな櫂に、喋って楽になれと自白を求める藪本。 櫂は意識朦朧となる中でもこれを拒否。 カチンときた藪本は再び清水に命じ、櫂を引き上げ、水の中へドボン。 櫂の頭を押さえ込み、先ほどよりも長い時間水に沈める藪本に清水が慌てます。 これ以上やって万が一死んでもしたらと。 そんな清水を尻目に藪本の狂気は止まりません。 バタついていた櫂の身体が動かなくなるまで櫂の頭を水に浸けこむ非情さ。 櫂の動きが止まったところで清水に命じ、引き上げさせて、また床に転がせます。 意識の無くなった櫂を殴って強引に目覚めさせる藪本。 櫂は意識を取り戻した瞬間、またも胃の中のものを嘔吐。 水と吐瀉物にまみれた床だと目で理解はしたものの、そんな汚い床から顔を引き上げる力すら残っていませんでした。 藪本は口を割らない櫂に対し、真実はこうなんだろと自分の見解を話して聞かせます。 それは櫂がマキコの虜になり、マキコに請われて軍の情報を渡していたという物語でした。 藪本の見解は当たらずも遠からず。 実際はマキコが櫂の虜になり、櫂に頼まれ軍の情報を銀座機関に渡す物語。 櫂は一瞬ドキリとするも、自分の自白が取れなければすべては藪本の考えた絵空事にすぎないということを理解していました。 藪本が証拠を提示できないこと、そして何よりもこの拷問がその証し。 朦朧とする意識でしたが、櫂は気力を振り絞り、藪本に何も知らないと言い放ちます。 どこまでも口の割らない櫂に藪本は激昂! 横たわる櫂の頭を踏みつけ、櫂を売国奴呼ばわり。 やがてスパイ容疑とは何も関係のない櫂の学歴や経歴にまでいちゃもんをつけ始める始末。 エリートがなんだ!男前がなんだ!と、妬み嫉み発言を連発しながら櫂の身体をバッコバコにめった蹴り。 もはやボロボロの櫂でしたが、証拠がない以上は全て藪本の作り話にすぎないと、まるで藪本を挑発するかのように発言。 これで藪本の本気スイッチが点灯します。 藪本は怒りを抑え、無言のまま拷問具の箱から革紐を取り出しました。 清水は藪本が何をしようとしているか察知し、そこまでやったら死んでしまうかもと藪本を諫めます。 しかし藪本はこれを無視。 革紐を両手それぞれにグルグルと巻きつけながら櫂を脅します。 跡が残り、後々面倒だと思っていたから顔は殴らないつもりだったが気が変わったと告げ、本当の地獄を味わわせてやるとニヤリ。 藪本が革紐を手にグルグルに巻きつけたのは、殴られた側はそれが素手で殴られるより数倍は痛いからでした。 清水に命じ、櫂を椅子に座らせた藪本は櫂の顔面を思いっきり右革紐付きストレート! 吹っ飛ばされて床に転がり落ちる櫂に、こんなもんじゃないぞと覚悟を求める藪本でした…… アルキメデスの大戦225話の感想と考察 当時の警察や特高がいかに暴力で自白を強要し、罪のない人間を冤罪にしていったかを考えてしまう内容でした。 それは相当な思慮遠望があっての作戦であり、結果的にそれが功を奏したから良いものの、狙い通りの効果がなければただの情報漏洩、つまりスパイ行為でしかありません。 ですから、事情を知らない藪本に対して何か憎み切れないものを感じるのも事実。 とはいえ、話が通じなきゃ暴力だ!って短絡的な行動に出た藪本が最低なのはいうまでもありません。 ただ、職務に忠実であり、国を案じる思いは根本で櫂と同じだとも思います。 もっとも櫂の作戦、事情を話したところで、藪本のみならず、ほとんどの人間が理解を示さなかったとは思いますが…… 拷問のキツさに耐えかね、藪本が言ったように櫂は死を覚悟するのでしょうか。 とてもそうとは思えません。 まだ恒久的平和な国作り実現に向けて障害だらけであり、気がかりな事案も沢山残されています。 それらを解決し、道筋を作るまでは死んでも死にきれないはず。 それこそマキコや死んでいったこれまで櫂に協力してくれた仲間に申し訳が立たないでしょう。 死を回避するため、自分の信念(正義)を曲げ、藪本の考える物語通りの自白をいったん認める発言をする可能性もありそうですね。 大義を成すためには、自分の信念を曲げてでも何でも生きてやると。 226話 >>.

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