公認 会計士 試験 内容。 公認会計士の「試験科目」と「勉強内容」とは?【わかりやすく解説】

公認会計士試験について知っておくべきこと6選~受験前から合格後の流れ

公認 会計士 試験 内容

今回は、公認会計士試験における試験科目について、説明していきます。 公認会計士試験科目の内容 まず、公認会計士の各試験科目で、どのような内容を学習するのかを説明します。 財務会計論 財務会計論は、計算部分である簿記と理論部分である財務諸表論に分けられます。 簿記は、企業が公表する財務諸表である貸借対照表・損益計算書・キャッシュ・フロー計算書などの作成方法を学習する科目です。 簿記は、公認会計士試験のすべての科目のベースになる知識であり、他の科目に比べて学習のボリュームも最も多いため、簿記を得意科目にすることは、短期合格に向けて特に重要になります。 財務諸表論は、簿記で学習した財務諸表の作成方法の理論的背景を学習する科目です。 簿記で作成方法の処理を学び、財務諸表論でその理論的背景を詳しく学習するという関係なので、並行して学ぶことが効率的です。 管理会計論 管理会計論は、経営者または管理者が、企業の将来の方向性の計画立案、またはその計画が正しく実行されているかを分析するために必要な情報を提供する科目です。 具体的には、製品の原価を計算する原価計算と財務分析や経営管理に資する経営意思決定の仕方などを学習します。 短答式試験では、財務会計論と管理会計論は別の科目として扱われますが、論文式試験では、両者を合わせて、会計学として扱われます。 監査論 監査論は、公認会計士の独占業務である監査業務の実施方法を定めた諸制度や公認会計士が備えるべき資質や価値観について学習する科目です。 公認会計士という資格が、監査業務を行うために誕生した背景を考えれば、とても重要な科目と言えます。 企業法 企業法は、企業を取り巻く様々な法律を学習する科目であり、その中心は、会社法になります。 会社法は、株式会社を中心にした企業の活動や組織形態などについてさまざまな規制が設定されているため、その法律の内容や立法趣旨を学習する科目です。 財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の4科目が短答式試験の試験科目になります。 租税法 租税法は、法人税法・消費税法・所得税法といった、税金の仕組みを学習する科目です。 公認会計士試験で問われる税法は、株式会社を中心とした企業を取り巻く税金が中心になります。 税額の計算方法、各種申告書の作成方法などを学んでいきます。 短答式試験の科目に、この租税法と後述する選択科目の中から一つを選んで論文式試験の試験科目となります。 経営学 選択科目 経営学は、企業経営における理論を学習する科目です。 具体的には、経営戦略論・経営組織論・ファイナンス理論などを学びます。 選択科目の中では、数学的素養がほとんど必要なく、最もボリュームが少ない科目であるため、多くの方が選択する科目となっています。 経済学 選択科目 経済学は、経済理論を学ぶ科目です。 具体的には、企業や個人単位における経済行動や個々の財の需給分析を学ぶミクロ経済学と、国全体の経済理論や貿易等も加味した経済理論を学ぶマクロ経済学から構成されています。 経済学は、微分等の数学的要素がかなり入ってくるため、数学が苦手な方は選択しないことがおすすめとなります。 民法 選択科目 先に述べた会社法が企業活動について定めた法律なのに対し、民法は、国民生活全般について定めた法律です。 そのため、我々一人ひとりが日々行う行為に対しての法律の制度や立法趣旨について学ぶ科目です。 数学的素養は必要ないですが、学習のボリュームが非常に多いので、注意が必要となります。 統計学 選択科目 統計学は、確率論の考え方を前提に、標準偏差や回帰分析等の統計的手法を学ぶ科目です。 近年のIT化に伴い、公認会計士にも統計学の知識が求められることが増えたために、2006年に新たに追加された科目です。 統計学は、微分のみならず積分などの高度な数学的要素が入ってくるため、理系の方のように数学が得意という方以外にはお勧めできない科目です。 選択科目は経営学がお勧め 論文式試験は、4つの選択科目から1つを選択して受験する形式になっています。 先ほど説明した経営学・経済学・民法・統計学の4つがありますが、一般の受験生は、経営学を選択することを強く薦めます。 その理由は、他の選択科目に比べ勉強時間が少なくて済むことと、合格後に最も使う知識であることです。 公認会計士試験は、6科目の試験であるため、選択科目で勉強時間を多く費やす科目を選んでしまうと、他の科目の勉強時間を奪ってしまうことになります。 そのため、ボリュームの少ない科目を選ぶことが重要であり、かつ、アドバイザリー業務等を行う際にも、経営学の組織論やファイナンス理論の知識は不可欠となります。 また、経営学が比較的負担が少ないという状況であるにも関わらず、経済学・民法・統計学を選択する人の多くは、その科目の専門家または、かなり得意である場合が多いことに注意する必要があります。 たとえば、経済学部の大学院を卒業しているので経済学を選択するとか、理工学部で統計学を専門に勉強していたので、統計学を選択するといったケースが挙げられます。 ここで、公認会計士試験は、科目ごとに偏差点 偏差値のようなもの で順位が付くため、そのような専門家の中で上位の順位 偏差点 を取ることは、かなりの困難を伴うのです。 そのため、実際、受験生の8割以上の方は経営学を選択しており、通常の大学生や社会人であれば、ほとんどの受験生が経営学を選択しているのが実態です。 そのため、経営学以外の科目に相当な優位性がない状態であれば、経営学がお勧めとなります。 公認会計士試験は、ビジネスにかかわる幅広い専門知識を学ぶことが必要になります。 だからこそ、様々な分野の業務の専門家として付加価値を提供できているのです。

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公認会計士ってどんな仕事?仕事内容や必要な資格、資質について解説

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Contents• 公認会計士試験は全部で9科目!合格までの道のりは? 公認会計士試験の試験科目には必須科目と選択科目があり、試験形式は短答式試験と論文式試験の2段階選抜という形になっています。 つまり、論文試験は先に短答式試験に合格していないと受けることができません。 また、短答式試験に合格しても、1回の合格で受験が免除されるのは2年間だけです。 そのため、何年もかけてゆっくり受かればよいというわけにはいきません。 しかも、合格基準点は科目ごとに設けられているため、1科目でも基準点に満たないものがあると、合格できないという厳しい面があります。 試験科目数が多く、勉強しなければいけない範囲が広いうえに、どの科目もまんべんなく基準点を上回ることを要求される点が、公認会計士試験の難易度を上げています。 関連記事: 近日公開「公認会計士の試験は10%台の合格率!目指すべき点数は?」 公認会計士の試験科目の認知度はどれくらい? 試験科目の概要がわかったところで、次にどれくらいの人が公認会計士の試験科目数を知っているかアンケートを取って確認してみました。 【質問】 公認会計士の試験科目が9科目あることを知っていましたか? 【回答数】 知っていた:26 知らなかった:174 調査地域:全国 調査対象:【年齢】20歳以上の男女 調査期間:2017年03月07日~2017年03月14日 有効回答数:200サンプル 知らなかった人が圧倒的多数 今回のアンケートでは、公認会計士の試験科目数が9科目であることを知らなかったと答えた人が全体の約9割を占めました。 たくさん受ける科目があることは知っていたが、調べたことがなかったので具体的な科目数までは知らなかったから。 特に理由はありませんが、制度・内容に関して調べていなかったためです。 難しい資格とは把握していますが、科目数はわからないです。 公認会計士を目指したことがないから詳細がわからないという人が多いのは仕方がないところですが、公認会計士試験の認知度自体が低いこともうかがえました。 一方、知っていると答えた人のコメントは以下の通りです。 大学の時に会計士になりたい人が多かったので、その時に色々情報をもらったりしていた。 以前簿記の専門学校の講師をして、会計士の受験を考えたため。 知人が受験したことがあったため、聞いた事がありました。 アンケートの結果から分かるように、正確な受験科目数は、具体的に受験を考えた人でないとわからないもののようです。 そこで、以降の段落で試験科目の種類と効果的な学習方法を一緒に紹介します。 <PickUP> 必須科目を詳しく紹介 必須科目は「財務会計論」と「管理計算論」「監査論」「企業法」「租税法」の5科目で、「財務会計論」は計算部分の「簿記」と理論部分の「財務諸表論」からなります。 必須科目のうち「財務会計論」と「管理会計論」は、短答式試験においては別の科目としてカウントされますが、論文式試験においては2つを合わせて「会計学」として扱われます。 また、「租税法」以外の必須科目は、短答式・論文式両方に共通した試験科目ですが、「租税法」は論文試験のみの試験科目です。 一方、選択科目は「経営学」「経済学」「民法」「統計学」の4科目で、論文式試験の際に1科目だけ選んで受けることになります。 つまり、短答式試験では「財務会計論」「管理計算論」「監査論」「企業法」の4科目、論文式試験では「会計学」「監査論」「企業法」「租税法」と選択科目のうちいずれか1科目の合計5科目を受けることになります。 そのため、受験科目はのべ9科目という計算になりますが、実質は必須科目5科目と選択科目1科目の計6科目です。 ですから、早めにどの科目を選択するかを決めておいたほうが効率よく学習できます。 選択科目を詳しく紹介 先の段落で述べた通り、選択科目は「経営学」「経済学」「民法」「統計学」の4科目です。 選択科目が関係するのは論文式試験のみで、4科目の中から1科目を選んで受験することになります。 それぞれの科目の特徴と学習のポイントは次の通りです。 経営学 受験者の約8割が選択していることもあり、基礎的な部分からの出題が多く、難易度としては他の選択科目よりは低めです。 財務論の部分で数学的な知識が必要にはなりますが、あまり高度なことは問われません。 分散や期待値の算出、一次関数の計算はできるようにしておいたほうがよいでしょう。 経済学 経済学は社会科科目だと思っている人も少なくないようですが、公認会計士の試験の選択科目では数学に近いものだと考えたほうが無難です。 出題範囲が広く、微分に関する知識が必要になります。 微分についてしっかり理解できていないと解けない問題も出てくるため、数学が不得意な場合はおすすめできません。 また、経済学を得意とする人しか受験しないため、小さなミスが響きやすい科目でもあります。 民法 民法は条文が多く、適用範囲が広いため、覚えることが多く、学習に時間がかかります。 法律科目に強い人にはおすすめですが、民法を得意としている人しか選ばない科目ということもあり、ちょっとしたミスが大きく響きやすい科目でもあります。 ただ単に条文を覚えるのではなく、判例や適応例と共に条文を理解することが大事です。 統計学 勉強すべき範囲は少ないものの、計算内容は高度です。 暗記するような項目が少ないため、一度得意科目にしてしまえば楽に対応できます。 成功すれば他の受験生に差をつけやすい科目と言えますが、細かいミスをすると、致命傷になりやすい科目でもあります。 選択科目はどれを選択すればいい? 公認会計士の試験では、試験科目のうち選択できるのは1科目だけです。 しかし、どの1科目を選ぶかが合格のカギを握っていると言っても過言ではありません。 なぜなら、選択科目4科目はそれぞれ必要とされる学習目安時間が大きく異なるからです。 経営学や統計学は200~250時間程度で済むのに対して、民法は450時間前後、経済学は500時間前後かかります。 そのため、実際の試験の際にも、4科目の中では経営学を選ぶ受験生が最も多いという結果になっています。 経営学と同じく学習目安時間の短い統計学ですが、かなり専門性が高く計算の難易度も高いため、よほど得意な人以外は避けた方が無難です。 資格を取得した後さまざまな場面で活用できるという点でも、選択科目は経営学を選ぶのがおすすめです。 会計事務所や税理士事務所での求人情報が豊富な「会計求人プラス」は、あなたとあなたを必要としている企業様を繋ぐ求人マッチングサイトです。 会計業界に特化しており、会計事務所、税理士事務所をはじめとして、公認会計士事務所、コンサルティング会社、一般企業の財務・経理などの求人情報を中心に公開しています。 異業種から会計業界へ転職を希望している方をはじめ、これから税理士や公認会計士を目指す方や、今までの税務・会計の知識・経験を活かしてスキルアップしたい方を応援します。 総合転職サイトとは違い、独立開業を支援している企業や資格学校への通学を考慮してもらえる企業など、会計業界ならではの視点で求人を探すことも可能です。

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公認会計士と税理士の違いを徹底的に解説!|資格の学校TAC[タック]

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財務諸表監査は、 上場会社や 大会社(資本金5億円以上又は負債200億円以上)に義務付けられています。 具体的には、上場会社は金融商品取引法193条2項、大会社は会社法328条の規定により、 公認会計士(監査法人)による監査を受ける義務が定められています。 一方で税務はどうでしょうか? あらゆる企業や 私たち個人は、 1年間で得た利益(所得)に対して、税金を自ら計算して納める義務があります(ただし会社員の場合は会社が代わりに行ってくれます)。 そして日本の税制は非常に複雑で、かつ申告内容を間違えたり、申告期限を過ぎるとペナルティがあります。 そこで 企業は税理士と顧問契約を結び、税務申告書の作成をサポートしてもらいます。 それに併せて、日々の取引の記録(記帳代行)や財務諸表の作成(決算業務)、経営・財務面のアドバイスに至るまで包括的に税理士に依頼するケースが多くあります。 公認会計士は、登録要件(後述)に実務経験が必要なため、 多くの合格者はまず監査法人へ就職(転職)します。 国内には約200社の監査法人があります。 その中で、大手監査法人が4社あり「BIG4」とも呼ばれています。 どのくらい「BIG」かと言うと、4社で国内上場会社の監査業務シェアの 約8割を占めています。 所属する公認会計士が3,000名を超える法人もあり、人気の就職先となっています。 税理士にも、BIG4系列や独立系の大手税理士法人があります。 しかし税理士法人の数は、大小合わせても税理士業全体の1割に満たず、 大多数を占めるのは「個人開業の税理士事務所」です。 税理士の就業エリアも大都市圏が多い傾向はありますが、監査法人と異なり全国に幅広く事務所が存在します。 資格取得後、地元にUターンして独立開業する人もいますし、自宅マンションの一室で開業するケースもあります。 税理士業は自分1人でサービスを完結することができます。 かつ開業コストが低いため、 独立開業がしやすいのです。 給料や年収は、企業規模・業務内容・地域・個人のスキルや経験等に応じて決まるため、一概に比較することはできません。 強いて挙げるならば、「 安定性を重視」なら 公認会計士、「 独立して稼ぐ」なら 税理士、というイメージでしょうか。 一方で、独立開業する公認会計士もいますし、組織内で安定して働く税理士もいます。 また、上記以外のキャリアパスも幅広く存在します。 例えば、コンサルティング会社、金融機関、上場企業の経理・財務部門、会計参与(役員)、スタートアップ企業のCFO(最高財務責任者)などです。 専門職ゆえに働き方のバリエーションは多種多様です。 いずれも 自らのキャリアを自らの意思で切り拓くことができる資格と言えるでしょう。 [参考リンク] [参考リンク] 公認会計士登録には前述の通り 3要件が必要です。 [ 1 ] 業務補助2年は、合格後に監査法人で就業することでクリアできます(一般企業で満たせるケースもあります)。 [ 2 ] 実務補習3年は、実務を学ぶ「実務補習所」と呼ばれる機関に3年間通い、一定の単位を取得することで満たせます。 通常は監査法人で働きながら週1~2回程度、平日夜(もしくは土日)の講義に参加します。 なお一定要件を満たせば期間短縮も可能です。 [ 3 ] 修了考査は、言わば実務補習所の卒業試験(年1回)です。 合格率は60~70%と高く、再受験も可能で、合格期限もありません。 税理士登録は 実務経験2年の 1要件のみです。 これは試験合格前後を問いません。 そのため、2~3科目合格時点で税理士事務所などに就職・転職をして、将来の独立を見据えて実務を学びながら(実務経験も満たしながら)合格を目指す人が多いです。 比較項目 公認会計士 税理士 使命 < 公認会計士法 第1条> 公認会計士は、 監査及び会計の専門家として、独立した立場において、財務書類その他の財務に関する情報の信頼性を確保することにより、会社等の公正な事業活動、投資者及び債権者の保護等を図り、もつて 国民経済の健全な発展に寄与することを使命とする。 < 税理士法 第1条> 税理士は、 税務に関する専門家として、独立した公正な立場において、申告納税制度の理念にそつて、納税義務者の信頼にこたえ、租税に関する法令に規定された 納税義務の適正な実現を図ることを使命とする。 業務 < 公認会計士法 第2条1項> 公認会計士は、他人の求めに応じ報酬を得て、財務書類の監査又は証明をすることを業とする。 < 税理士法 第2条> 税理士は、他人の求めに応じ、租税に関し、次に掲げる事務を行うことを業とする。 一 税務代理 二 税務書類の作成 三 税務相談 独占業務の 根拠法 < 公認会計士法 第47条2項> 公認会計士又は監査法人でない者は、法律に定のある場合を除くほか、他人の求めに応じ報酬を得て第2条第1項に規定する業務を営んではならない。 < 税理士法 第52条> 税理士又は税理士法人でない者は、この法律に別段の定めがある場合を除くほか、税理士業務を行つてはならない。 1% [ 短答 ] 25. 7% [ 論文 ] 35. 4% 15. 0歳 非公表 40歳前後と推測されます 合格者の最高年齢 55歳 非公表 合格者の最低年齢 18歳 非公表 合格者の 女性割合 20. 4% 25.

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