コシアブラ 北海道。 シーズン最後の山菜採り

山菜の放射能汚染(2016年)

コシアブラ 北海道

| | | 山菜のお話 コシアブラ 5枚の葉が掌状についている「コシアブラ」、学名は Acanthopanax sciadophylloidesで薬用の「ニンジン panax ginseng 」と同じウコギ科に属します。 このAcanthopanax属には最近健康食品で注目されている「エゾウコギ」もこの仲間になります。 「コシアブラ」の樹皮はなめらかで、若芽は油っこく光沢があって、黄色味を帯びているのが特徴で北海道から九州まで広く分布しています。 「コシアブラ」の名前はその昔、樹脂をこして、金属のさび止め油を採ったことに由来してます。 若芽を食用にします。 「コシアブラ」はけっこう大きな木に成長するのでその若芽は採取し難いですが、若い木を探して枝をたぐりよせると食べきれない程の収穫になります。 味はウコギ科特有の香りと苦味があり、栄養価も高くタラノキ(これもウコギ科です)とともにまさに山菜中の山菜と言えましょう。 あくは強い方ですが、抜きすぎても味気がなくなります。 生のまま天ぷらにして塩をふって食べるか、茹でてから水にさらしてゴマ和え、バターや油で炒め物、汁の実にして食べます。 「コシアブラ」の他にウコギ科の野草には先に述べた「エゾウコギ」、「ウド」、「タラノキ」、「ハリギリ」これらの若芽はいずれもが栄養価高く山菜として知られています。 ウコギ科の植物は全てアクが強いのですが、またそれゆえに山菜好きな人にとってたまらないものなのでしょう。 私個人的には「ハリギリ(Kalopanax 属)」,「エゾウコギ(Acanthopanax 属)」,「コシアブラ(Acanthopanax 属)」,「ウド(Aralia 属)」の順にアクが強いと思っているのですがいかがでしょう。 山菜好きの方のご意見をうかがいたいと思っております。 ところでこの「コシアブラ」、薬用植物としても知られています。 若葉にはケンフェロール、クエルセチン配糖体、イソクエルチトリンなどが含まれており、イソクエルチトリンには血圧降下作用が認められています。 事実昔から若葉を生あるいは日干しにしたあと、煎じて飲むと高血圧にも効果があるとされていますし、健康食に若葉に塩を少量加えて短時間でゆで、お浸しにして食べると良いとされています。 さて、この「コシアブラ」山菜として食べるだけではなく、紅葉の季節に視覚的にも楽しませてくれます。 本学(北海道医療大学)の薬用植物園裏にある保安林内にも何本か自生していますが、「コシアブラ」の葉は全く紅葉せず、葉の色が白く透き通っていきます。 回りのイタヤカエデ、ハウチワカエデ、ヤマモミジなどの色鮮やかな中の「コシアブラ」はなかなかステキです。 この頃になると山の中には虫も飛ばなくなりますし、ぜひ一度散策してみていただきたいと思います。 野幌の森林公園内にも「コシアブラ」の木が多数自生しており、個人的には野幌森林公園内の晩秋の「コシアブラ」が一番ステキに思えます。 山菜のお話•

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山菜のお話〜コシアブラ

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コシアブラの名前の由来 コシアブラの名前の由来はいくつかあり、漢字で 「漉油」して表す説では、コシアブラの 樹脂を塗料として使っていたからコシアブラという名前が付いたという説。 または 「越油」と書き、 越後の特産の油という説。 さらには、当時日本人が多く留学のために渡っていた中国の 「越の国 現在の浙江省 」から伝来したから付いたとされる説があります。 コシアブラが採れる場所 コシアブラは、里山の山間部であれば比較的いたるところに見られます。 特に、 ブナの木が生い茂る場所で採れることが多く、登山道や林道の脇、樹が伐採されて日当たりが良くなっているところで見つけることが多いです。 上の画像のようなブナ林であれば、周囲を見渡すことでコシアブラが見つかるかもしれませんが、あまり奥の方に入り込んで戻れなくなってしまわないように注意しましょう。 山菜取り初心者は、最初は経験者と一緒に山に入るのが望ましいでしょう。 山菜採りのおすすめの服装や持ち物については、こちらの記事で詳しく解説していますのであわせてご覧ください。 コシアブラが採れる時期 西日本など温かい地域では、 4月初旬から食べ頃の新芽を見つけることができるでしょう。 私の住んでいる 東北などの寒い地域では、 5月のゴールデンウィーク辺りが一番採取に適した時期で、 標高の高いところまで行けば 6月頭くらいまでは若々しい芽を取ることができます。 コシアブラの芽の採り方と美味しい部位 コシアブラの木を発見したらいよいよ芽を摘み取ります。 摘み取り方は簡単で、 付け根から優しく折り曲げてあげるだけで取れます。 特に美味しいのが 「頂芽」と呼ばれる、茎や枝の一番先端に出る芽で、味も香りもとても濃いのが特徴です。 コシアブラの木を発見したら「頂芽」のみを取るようにしましょう。 採取後に下処理をしない場合で 2~3日• 下茹でしてアク抜きし、冷蔵保存で 1週間• 冷凍保存んで 1~2か月• 味噌漬けや塩漬けで、 約1年 生で保存する場合は、乾燥させないように根元を湿らせたキッチンペーパーなどで包み、新聞紙でくるんで通気性の良いポリ袋 穴をあけるか口を軽く縛った程度にする にいれて、野菜室に入れておきましょう。 アク抜きは沸騰したお湯に対して2~3%の塩を入れ、2分ほど茹でたら冷水にとってしばらくさらしておけば大丈夫です。 調理する際は、こしあぶらの付け根の部分にある「ハカマ」と呼ばれる部位 芽を包んでいる部位 を取り除いてから行うようにしましょう! スポンサーリンク コシアブラの周囲には、ヤマウルシもある可能性が高いので、収穫する際にヤマウルシではないかどうかを確かめてから近寄るようにしよう! コシアブラとヤマウルシの違い・見分け方【樹皮】 コシアブラの樹皮 コシアブラの樹皮は、滑々していて灰白色なのが特徴です。 ヤマウルシの樹皮 出典: 一方でヤマウルシの樹皮は、棘はありませんがコシアブラに比べてやや濃いグレーで、木肌が縦に波打っているのがわかります。 コシアブラとの樹皮の違いは一目瞭然ですね! ヤマウルシを触ってしまってかぶれたら ヤマウルシによるかぶれは 「接触性のアレルギー反応」なので、コシアブラと間違えてヤマウルシを触ってしまい、樹液に触れた部分が痒くなるのが 8~48時間後と言われています。 すぐに反応が出るわけではないので、山から出てきて気がついたらいたるところが痒くなっていることでウルシを触ってしまったことに初めて気が付くことも少なくありません。 ウルシの樹液が付いた部分を、掻いてしまったり、その手で他の場所をこするとかぶれが広がってしまうので、 ウルシかぶれに気が付いたら 掻きむしらずに、 ぬるま湯と石鹸で洗い流し、 着ていた衣服はすべて洗濯してしまいましょう。 こちらの「」の記事で、山に入ってウルシにかぶれてしまった際の対処法についてまとめてありますので、これからコシアブラを採りに山に入ろうとしている方は一度目を通しておくと良いでしょう。 コシアブラの放射能汚染 野生の山菜は、これまでの検査で東日本大震災による放射能被害の影響が強く出ていることで知られており、H25年春の調査で、数ある山菜のうち、特にコシアブラの放射性物質の数値が高く検出されたことが林野庁のホームページで注意喚起されています。 コシアブラは、平成25年春に広範囲で食品の基準値を超える放射性物質が検出されました。 放射能汚染された場所のコシアブラは採らないで下さい。 コシアブラは空間線量率が0. それ以外にコシアブラの汚染度を高める条件にどのようなものがあるのか、現時点では不明です。 ー 林野庁「」 こしあぶらは保存が効かないため、スーパーなどで見かけることはほとんどありませんが、ごくまれに道の駅などで地元の人が採った山菜が並ぶ中に陳列されていることがあります。 毎年国と自治体が行っている検査結果によって、基準値を超えた放射性物質が検出された場合は出荷の制限及び出荷自粛が課せられるのですが、地元の方の採取した山菜などについてはどの程度まで検査されているかはわからないので、もし気になる場合は生産者に問い合わせてみると良いでしょう。 道の駅に持ち込んだ生産者が産地を偽装していた疑いで、自主回収をすることになったんじゃよ また、山菜収穫時期になると新聞などでも検査の値が載るので注視するほか、こちらの「」のデータベースで、産地別のコシアブラの放射性物質の検出量の詳細なデータを見ることができます。 個人で山に入ってコシアブラを採取する場合は、その場所が山菜を採取していい場所なのかどうか、また空気中の放射線量が高い場所でないかどうかをしっかりと調べてから行くことをおすすめします。 まとめ 今回は春~初夏の味覚「こしあぶら」について解説をいたしました。 中々市場に出回らないコシアブラですが、基本的な知識と山菜採りのエリアの下調べさえできれば、レジャーとして山菜採りをたのしむこともできます。 そのためにも、有害植物との見分け方や、採取に入る山の情報の下調べ、放射性物質の情報の確認等をしっかり行っておくようにしましょう。

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こしあぶら(コシアブラ) 販売 ・通販 【 天然きのこ山菜.com 】

コシアブラ 北海道

伸びたコシアブラの若葉 逆光で美しい 極力外出するなと言われている中での山菜狩りは、正直なところ後ろめたさも感じるのだけど、現地までの往復ではコンビニにも立ち寄らず(札幌から食事は持ち込んだ)、人との接触は全くの皆無であるから、ストレス解消と運動に丁度良いのかなと考えている。 山菜狩りとはいえ、先日の道央で沢に滑落して云々という様な場所ではなく、林道脇の平坦な場所なので安楽と言えば安楽である。 狙いはコシアブラとウドで、どちらも香りが非常に良い山菜だと思う。 僅かにタラの芽も採れたけど、好みで言えばウド=コシアブラ>>>タラの芽という評価であり、コシアブラとウドが採れれば満足である。 特にコシアブラについては天ぷらのみならず、生のままみじん切りに刻み、炊きたてご飯に混ぜて食べるという楽しみもある。 このコシアブラだけど今日の旅程途中に国道脇でも何度か見かけたので、意外に身近な場所にありそうな気もしている。 ただ、やはり北海道では一般的ではなく、有っても採取しないという人も多いようだ。 好みではあるけどタラの芽よりも山菜らしいと思うので、見かけたらチャレンジして欲しいと思う。 特に採取した時の香りは素晴らしいね。 もっとも、香りなどは嗜好で良し悪しは分かれるから、僕が好みと言ったところで他の人がどう感じるかの保証は出来ないのだが。 生のコシアブラをみじん切りにし、塩もみをした後に白米に混ぜる 炊き込み御飯を作るレシピは試した事がないけれど、生のコシアブラを細かく切り刻み、塩もみをした後で茶碗でかき混ぜるだけで完成するコシアブラ御飯は、簡単で春らしい食べ物である。 [コシアブラの採取場所について] 具体的な採取場所についての記載は、不特定多数がアクセスするネット上では非公開という事しか言えないのですが、私自身も山菜については友人に教えて貰った、あるいは同行して場所を把握しているに過ぎません。 ただ、コシアブラについてはタラの芽と同様に、人の手がある程度入っている場所に多い様な気がしています。 具体的には林道脇や森林内については自然林より二次林の方が生えやすい様です。 実際、国道沿いにコシアブラの木を見つけた事もあるので、意外に身近にあるのかもしれません。 なによりも北海道では採取する人が少ないので、口コミレベルでの情報も少ないのが一番の課題なのかもしれませんね。 食味については好みもあるので難しいところですが、個人的な感想を言うとタラの芽などよりも香りと苦みをハッキリ主張するので、山菜らしい味と言えるのかなと。 特に苦みは大人の味なので、小さなお子様向きではないのかもしれません。 2 件のコメント• 季節感溢れる記事ありがとうございます。 コシアブラは、採取した事ないですね。 北海道新聞社の北海道の樹木を見ても、木肌からはわかりません。 触発されて、ウドは採取しました。 ゲートのある林道でしたので、MTBを車に積み込みと大騒動でしたが食べごろの物を5株程切り取り採取。 定番酢味噌、天ぷらと、皮のキンピラ。 キンピラは、一度湯通ししてから炒め煮にしますが、目が覚める様な鮮烈な味です。 日本酒にも合います。 今年も釣りの師匠から食べ頃のネギを2度ほど大量に送ってもらい卵とじ、ジンギスカン、天ぷらと大量に食しました。 在宅勤務だからできた事です。 一本まんまの天ぷらは、初めてしましたが食べ易くもあり旨かったです。 季節感のある山菜はありがたいですね、閉じこもりがちな今年は尚更の事楽しませていただいています。 来週末は、道南にヤマメ釣りに行きます。 丁度フキとワラビも良い時期ですので楽しみ。 ネマガリタケは、ついでというわけにはいきませんので今年もお預け。 道南釣行時に見かけるあの駐車群に突入するのに相当な気合いが要ります。 藪の中は密度が高そうな。 しかし、今年は羆の密度がさらに高いのでは? 糞など痕跡を今までにないくらい目にします。 スプレー必携で出かけます。 ZENさん コメントありがとうございます。 コシアブラの特徴で白っぽい滑らかな木肌もありますが、一度でも筆穂や伸びた芽を見れば成る程と感じるのかなと思っております。 木については、かなり大きく(高く)なるようですが、私が採取する場所では、せいぜい数メートルの高さです。 また、タラの様には堅くなく、釣り竿の様に曲がりますし、トゲもありませんので比較的楽に採取は可能です。 味は食べて頂かないと何とも説明はしがたいのですが、ウドが好きであれば美味しく食べられると思います。 タケノコはそろそろニセコ辺りはシーズンインなので、一度くらいはアタックしようと目論んでいますが、タイミングが難しいです。 それでも、標高の低い場所であればそろそろ出ている筈ですし、商売人ではありませんので程々の量で問題ありません。 ただ、場所によっては今年は仰る通り、外出自粛の影響で山の野生動物は例年になく活発に林道や麓まで活動範囲を広げているのかなと予想出来ますね。 渓流の場合はどうしても熊のテリトリーとなりますので、注意して楽しんで頂ければと思っております。

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