アメリカ 選挙制度。 アメリカ合衆国の選挙

【初心者向け】3分でわかるアメリカ大統領選挙の仕組み

アメリカ 選挙制度

Q: 最も得票数の多い大統領候補が必ず当選するのか? A: そうとは限らない。 実際、一般投票で最高得票を得られなかった候補者が当選した大統領選挙がこれまでに4回ある。 その最初の例は1824年の選挙で当選したジョン・クインシー・アダムスで、直近ではジョージ・W・ブッシュとアル・ゴアの間で争われた2000年の大統領選挙がある。 どうしてこのようなことが起きるのか。 その答えは「選挙人団」にある。 米国憲法の起草者たちは、(当時の)13州の利益と国民全体の利益のバランスを取る制度をつくり出そうとし た。 このため、下院議員は有権者が選挙で選ぶが、上院議員は(下院議員と同様に国民によって選ばれた)州議会が選出することになった。 そして各州は代表を「選挙人団」に送り、そこで大統領と副大統領を選んでいた。 この制度をより民主的なものにするために後に憲法が修正され、1913年から連邦上院議員は直接有権者が選ぶようになった。 また、公式に大統領を選ぶのは今も選挙人団だが、選挙人団のメンバーは国民が選ぶようになっている。 その仕組みを説明しよう。 11月に大統領選の本選挙が実施された後、選挙人団が12月に集まる。 ほとんどの州で、選挙人は州の有権者の過半数が誰に投票したかに基づいて自分の票を入れる。 選挙人は自分の州で12月15日に投票し、連邦議会が翌1月、公式に開票する。 各州の選挙人の数は、州人口の国勢調査に基づいて決められている州選出の下院議員と、上院議員(上院議員はどの州も2人)の数の合計に等しい。 コロンビア特別区は州ではないため連邦議会における投票権はないが、選挙人票として3票を持つ。 選挙人の総数は538人であり、大統領に選ばれるためには270の選挙人票を得る必要がある。 ほとんどの州が、勝者総取り方式で選挙人票を割り当てる。 つまり、一般投票で最も多い票を集めた正副大統領候補のコンビが、その州の選挙人票をすべて獲得する。 ネブラスカとメーンの2州では、一般投票での得票数に比例する形で選挙人票を与えるという方法が試みられている。 大統領選挙での戦略は、選挙人票を積み上げると270票となる州の組み合わせを「勝ち取る」こと といえる。 少数の激戦州での選挙人票に、選挙の結果が左右されることもあり得る。 勝者総取り方式がもたらすひとつの結果として、候補者が全米で最も多くの票を獲得しても選挙に負ける場合がある。 ある州で候補者が僅差で勝ち、その州が多数の選挙人票を有している場合を考えてみよう。 この場合でも、この候補者は全ての選挙人票を獲得できる。 例えば、ある候補者がカリフォルニア州で僅差の勝利をおさめ た場合でも、同州の選挙人票55票の全てを獲得できる。 その候補者が他の小さい州で大差で負ければ、対立候補よりも一般投票の獲得数は少ないかもしれない。 だが、その候補者は選挙人票においては依然として優位に立てる。 合計で270票の選挙人票を得るには、人口が少なく、選挙人票が少ない州であっても、全ての州で運動を展開することが候補者にとって重要である。 勝者総取り方式がもたらすひとつの結果として、候補者が全米で最も多くの票を獲得しても選挙に負ける場合がある。 公式に大統領を選ぶのは選挙人団だが、選挙人団のメンバーを選出するのは国民である。 ある州の一般投票で最も多くの票を得た正副大統領候補コンビが、その州の選挙人票を全て獲得する。 Q: 米国ではなぜ選挙人団制度を維持しているのか? A: 同制度は憲法に規定されており、憲法の修正は非常に難しいからである。 また、選挙人団制度は2大政党制を強化することから、2大政党のどちらもその変更を支持する見込みはない。 しかし、これ以外にも選挙人団制度を続ける理由がある。 選挙人団制度があることによって大統領候補が広く選挙運動を展開せざるを得なくなっているが、多くの米国民はこの状況を支持している。 この制度がなければ住民が大統領候補を間近で見る機会などないような小 さな州でも、選挙運動が行われる。 また、ひとつの州や地域だけを重視していては十分な数の選挙人票を得られないため、大統領候補は全米各地の有権者の関心事を知り、それに対処する。 その結果、選挙人団制度は大統領選の選挙運動の進め方に影響を及ぼしており、選挙戦費用にも大きく関わっている。 Q: 2016年の選挙人票の州別定数 A: 選挙人票は、1 0年ごとに実施される国勢調査に基づく各州の人口に従って配分される。

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アメリカの大統領制と選挙制度の検証

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概要 [ ] アメリカ合衆国における主要な選挙としては、• (4年ごと)• (・)選挙 (2年ごと )• 各州の州知事選挙 (4年ごと) の3つがある。 この内、大統領選挙(4年ごと)と連邦議会(上院・下院)選挙(2年ごと)は同日に合同で行われるが、連邦議会(上院・下院)選挙は2年ごとなので、大統領任期4年のちょうど中間にも連邦議会選挙が行われることになる。 これは(midterm election)と呼ばれ、大統領の政権運営の評価が反映されるものとされる。 選挙法 では、外国籍の人間(永住権保有者を除く)によるいかなる選挙への関与(選挙関連活動および寄付)を認めておらず 、これらの行為は違法である。 参考文献 [ ]• 『』 - 脚注・出典 [ ]• 下院は任期自体が2年、上院は任期は6年だが2年ごとに3分の1ずつ改選されていく仕組みなので、どちらも2年ごとの選挙となる。 20 Prohibition on contributions, donations, expenditures, independent expenditures, and disbursements by foreign nationals 52 U. 30121, 36 U. 510. A foreign national shall not, directly or indirectly, make a contribution or a donation of money or other thing of value, or expressly or impliedly promise to make a contribution or a donation, in connection with any Federal, State, or local election. 関連項目 [ ]• この項目は、に関連した です。 この項目は、に関連した です。 See also.

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アメリカ大統領選挙の仕組みと「日程はいつ?」

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アメリカ合衆国中間選挙について いよいよ、アメリカにおける中間選挙が実施されました。 この記事が皆さんのお目に留まることには、大勢が判明している頃かと思います。 そこで、今回は「アメリカ中間選挙」について再度その仕組みや、対象となる米国議会議員の所属する上下両院について解説してみたいと思います。 ともあれ、世界経済を左右するアメリカ合衆国であり、今話題のトランプ大統領とどのように連携して行くのかが気がかりなところです。 アメリカ合衆国中間選挙とは 2018年11月6日に実施された中間選挙とは、日本の国会にあたる米国議会における選挙で、上院議員35議席(全議席は100議席)及び下院議員435議席の全議席の改選を争う選挙になります。 アメリカ合衆国の場合、大統領の任期期間は4年間になりますが、上院議員は6年間、下院議員は2年間になっています。 少し複雑ですが、権力が一点集中しないようにそれぞれの役割を改選する仕組みになっています。 上院議員は任期が6年と長いですが、2年ごとにその定数の3分の1づつが改選される仕組みになっています。 今回はその3分の1である35議席が改選されます。 つまり、現トランプ大統領の母体である共和党に対する与信投票と言う見方が出来ることになります。 現政権のトップの座にあるトランプ政権の残り2年間に対して信認するか否かの大切な選挙になるわけです。 そのためもあり、大統領就任期間のちょうど中間時点での選挙であることから中間選挙というように言われています。 アメリカ現政権における勢力分布 では、今回中間選挙前の勢力分布をまず見ておきましょう。 言わずと知れたトランプ大統領は共和党です。 上院では、選挙前同じ共和党の議席数が51議席、一方の民主党は47議席、それに独立系の2議席で総計100議席になります。 さらに、下院では、共和党が239議席、民主党194議席、総数433議席(欠員2議席)の勢力分布になります。 つまり、上院・下院共に共和党優位になっています。 日本と同じで大統領(日本では首相)が発議した法案や施策に関して上下両院(日本では衆参両議院)で同一の勢力であれば実施しやすくなっています。 しかし、今回の選挙結果を見ると上院では共和党が優位を保っているものの、下院では民主党が優位に立ちました。 このねじれ現象と言われる現象が出て来てしまった場合には、大統領が全て思いのままに施策を実行しにくくなる状況になりました。 そこで、アメリカ合衆国における上下院について次に解説しましょう。 アメリカ合衆国における上院と下院とは 上院は、各州の代表者で占められており、住民による直接選挙で全米の50州から2名づつ選挙されることになっています。 また、下院は各州における人口比で割り振られた議席数を争うことになっています。 日本と異なることは、日本では衆議院の優越という基本原則があり、参議院より優越性を保っていますが、アメリカの場合両院の権限はほぼ同等と言えます。 つまり、上院では「条約締結権」、「閣僚の承認権」、「大統領の弾劾裁判権」等が付与されており、下院では、「予算先議権」や「大統領の弾劾訴追権」等が付与されています。 このため、今回の中間選挙結果(2018年11月7日 日本時間16時発表の下院議員数:共和党195・民主党209)によれば、下院が民主党優勢になっていることから、権限上トランプ大統領は、外交関係(条約など)の権限を持つ上院よりの施策を強く押し出してくることが予測されることになります。 その結果、下院では当選した女性議員が100名を超えるという状態になりました。 これは、医療制度(いわゆるオバマケア)や減税を争点にしたことで起こった一つの旋風と言えるでしょう。 更に、投票者へのアンケート結果では、なぜ投票したかについて、「トランプ大統領に対する不信任」のためという投票動機がありました。 ただし、これは通常の状態で新任の大統領就任2年目に実施される中間選挙では現政権に対する不満が具現化される状態になり、トランプ大統領に限ったことではない点留意しておきたいと思います。 更に、史上最年少女性下院議員の誕生など個別の議員に関する話題が選挙後多く叫ばれています。 この中間選挙の大勢を見て、早々にトランプ大統領から民主党議員に対する協力要請などの協調路線を進む方針が打ち出されたことは、世界経済に明るい方向性を示していると言われています。 実際、この発表の後アメリカの株価を象徴するNASDQ市場では株価が急上昇したことも証左になります。 まとめ アメリカ合衆国において、トランプ政権2年目の節目に当る中間選挙では、現政権に関する信任投票的な色合いの強い選挙になりました。 今回の選挙では上院は共和党優位、下院は従来と変わって民主党優位になりました。 更に注目すべきは投票行動をとった有権者数がいつにも増して多くいたということ。 特に学生や女性の有権者が直接投票行動に出たことは、トランプ政権へのサイレントボイスが一部表面化したと言えるでしょう。 最近の投稿• カテゴリー• メタ情報• アーカイブ•

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