柳川 市 コロナ 感染。 商工会のお知らせ

筑後市の60代女性と柳川市の60代男性が新たに新型コロナウイルスに感染

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本ページでは、新型コロナウイルス感染症の福岡県内での感染者の概要を掲載しています。 ) 福岡コロナ警報について(6月25日時点) 本日、2件(うち、経路不明1件)の陽性者の報告がありました。 4つの指標の値は、全て基準未満です。 検査陽性率は0.4%です。 病床については、490床(このうち重症病床60床)を確保しています。 民間の宿泊療養施設についても、826室を確保しております。 また、患者の受入調整についても、「新型コロナウイルス感染症調整本部」によって全県的に実施される等、十分な医療提供体制を維持しております。 北九州市1名、福岡市1名 北九州市1名 北九州市2名、福岡市1名 6月25日(木曜日)、福岡県内でPCR検査を549件(うち、民間検査451件)実施し、843、844人目の患者の発生報告がありました。 患者843 6月25日(木曜日)、北九州市内で843例目の新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されました。 A医療機関へ救急搬送され、検体採取。 6月25日(木曜日)本市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。 (3)現在の状況 入院中。 (4)行政対応 患者に対する健康調査(行動歴、接触歴を含む)を実施中。 例目 行政区 年代 性別 職業等 渡航歴 濃厚接触者 備考 843 小倉北区 90歳代 女 無職 なし 家族 患者844 6月25日(木曜日)、福岡市内で844例目となる新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されました。 患者842 6月24日(水曜日)、北九州市内で842例目の新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されました。 6月23日(火曜日)A医療機関を受診。 B医療機関にて検体採取。 6月24日(水曜日)本市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。 (3)現在の状況 調査中。 (4)行政対応 患者に対する健康調査(行動歴、接触歴を含む)を実施中。 例目 行政区 年代 性別 職業等 渡航歴 濃厚接触者 備考 842 中間市 50歳代 女 調査中 調査中 調査中 6月23日(火曜日)、福岡県内でPCR検査を376件(うち、民間検査306件)実施し、839~841人目の患者の発生報告がありました。 患者839~840 6月23日(火曜日)、北九州市内で839~840例目の新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されました。 A医療機関受診。 6月22日(月曜日)症状が続くため、B医療機関受診。 胸部X線写真にて肺炎像を確認。 C医療機関にて検体採取。 6月23日(火曜日)本市保険環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。 (3)現在の状況 軽症、入院中。 (4)行政対応 患者に対する健康調査(行動歴、接触歴を含む)を実施中。 (5)患者行動歴 調査中。 (6)濃厚接触者 調査中。 ・840例目 (1)患者情報 下記のとおり (2)経過 6月初旬から咳が続く。 6月22日(月曜日)症状が続くため、D医療機関受診。 胸部X線写真にて肺炎像を確認。 6月23日(火曜日)E医療機関にて検体採取。 本市保健環境研究所におけるPCR検査の結果、陽性が判明。 (3)現在の状況 軽症、入院中。 (4)行政対応 患者に対する健康調査(行動歴、接触歴を含む)を実施中。 (5)患者行動歴 調査中。 (6)濃厚接触者 調査中。 例目 行政区 年代 性別 職業等 渡航歴 濃厚接触者 備考 839 門司区 40歳代 男 自営業 なし 家族 840 小倉南区 70歳代 男 会社員 なし 調査中 患者841 6月23日(火曜日)、福岡市内で841件目となる新型コロナウイルス感染症の陽性患者が確認されました。 例目 年代 性別 居住地 家族構成 職業 行動歴 発症日 症状 特記事項 841 20歳代 女 福岡市中央区 単身 無職 発症前、東京での滞在歴あり 6月22日 発熱、倦怠感 感染症指定医療機関に入院中 6月22日(月曜日)、福岡県内でPCR検査を230件(うち民間検査179件)実施し、患者の発生報告はありませんでした 6月21日(月曜日)、福岡県内でPCR検査を139件(うち民間検査96件)実施し、患者の発生報告はありませんでした。

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久留米市:新型コロナウィルスに関する情報

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よくある風邪の原因ウイルスでもあるコロナウイルス。 稀に突然変異し、脅威になることがあります 「新型コロナウイルス感染症」 COVID-19 の感染拡大が連日報道されていますが、そもそも「コロナウイルス」自体は珍しいウイルスではありません。 通常のコロナウイルス感染症は、一般的に「風邪」と診断される呼吸器感染症です。 気道粘膜に感染することで、咳、鼻水、高熱などの症状を引き起こします。 コロナウイルスは、風邪の原因ウイルスの10~15%を占めると考えられています。 毎年冬に流行のピークが見られ、ほとんどの人が6歳までに感染し、多くは軽症で済みます。 なお、「コロナウイルス」という名称は、電子顕微鏡で観察すると王冠(ギリシア語で「コロナ」)のような形をしていることから名づけられました。 少し専門的な話になりますが、プラス鎖の一本鎖RNAを遺伝子に持つ、表面に突起があるウイルスです。 コロナウイルスは、人だけでなく、様々な動物に感染します。 イヌ、ネコ、ウシ、ブタ、ニワトリ、ウマ、アルパカ、ラクダなどの家畜、シロイルカ、キリン、フェレット、スンクス、コウモリ、スズメからも、それぞれの動物に固有のコロナウイルスが検出されており、いずれも感染した動物に、主に呼吸器症状や下痢などが見られます。 多くは種固有のもので、特定の動物がかかるコロナウイルスは、人を含む他の動物に感染することはありません。 人に感染するのは、人に感染するコロナウイルスです。 しかし何らかの理由で遺伝子変異が起こると、それまでは他の動物しか感染しなかったようなウイルスが人に感染することがあります。 これが新型ウイルスです。 これまでに突然変異で生まれた新型コロナウイルスで引き起こされた病気として、「MERS(中東呼吸器症候群)」や「SARS(重症急性呼吸器症候群)」があります。 今回の新型コロナウイルス COVID-19 は、MERSやSARSに比べれば症状は軽いものの、通常のコロナウイルスよりも肺炎を起こしやすいものであることが分かってきました。 新型コロナウイルスの症状……咳・発熱が主症状・重症肺炎も起こしやすい 新型コロナウイルスの主な症状としては、他のコロナウイルス感染症と同じく、咳や発熱などの呼吸器症状が報告されています。 通常の風邪による咳や発熱と違う点は、MERSやSARSのような重症肺炎を引き起こしやすいという点です。 重症化した肺炎により、呼吸困難などの症状が見られることがあり、命に関わることがあります。 しかし、MERSやSARSに比べれば重症肺炎を起こす可能性は低いです。 詳しくは国立感染症研究所の「」もあわせてご覧ください。 変異した新型コロナウイルス COVID-19 に対して、人は免疫がありません。 感染拡大のために、現在各国で様々な対策が取られています。 感染の危険性が高いのは、換気が悪く、密室である空間で、近距離で長時間の会話などの濃厚接種であるとされています。 ただ、100%感染するわけではありません。 ただ、そうした場所がクラスター(小規模な集団発生)になっております。 3月より欧米での流行があり、日本でも感染経路不明の感染例があるために、集団感染予防の対策になり、その効果から新規感染者が減っております。 しかし、集団感染予防の対策は、その程度の差があるとはいえ、継続は必要です。 新型コロナウイルスの症状があり不安……病院受診時の注意点 新型コロナウイルス感染症 COVID-19 による咳や発熱などの症状は、多くの風邪でも見られるものです。 不安な症状があると病院で検査を受けたくなるかもしれませんが、検査対象となるための条件があり、条件もこれまで複数回の見直しがかけられています。 当初は院内感染を防ぐ目的などから、新型コロナウイルスの検査対象者は以下の条件を満たす場合に限定されていました。 「37. 「37. 「37. 「医師が新型コロナウイルス感染症を疑う場合」 濃厚接触の定義は、• 新型コロナウイルス感染症が疑われるものと同居あるいは長時間の接触(車内、航空機内などを含む)があった• 適切な感染防御(マスク、メガネなど)なしに新型コロナウイルス感染症が疑われた人を診察、看護、介護した• 新型コロナウイルス感染症が疑われるものの気道分泌物、体液などの汚染されたものに直接触れた可能性が高い とされていました。 検査可能件数が増え、検査数も徐々に増えてきています。 また、残念ながら感染拡大も続いているため、次第に対象者が以下のように拡大されていきました。 風邪の症状や37. 5度以上の発熱が4日以上続く方(解熱剤を飲み続けなければならない方も同様です)• 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方 以下のような方は重症化しやすいため、この状態が2日程度続く場合• 高齢者・糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)の基礎疾患がある方や透析を受けている方• 免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方• 妊婦の方 その後、 軽症例の重症化が見られたことから、5月8日に検査対象者が見直されました。 現在は• 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの症状• 発熱、せきなど比較的軽いかぜの症状続く• 高齢者、糖尿病などの基礎疾患が有るときには症状がある時に このような症状が4日続けば、必ず相談。 強い症状と思った方は、すぐに相談が可能です。 このように検査対象は変化してきています。 ただ、対応できるだけの検査能力は欧米に比べてまだ遅れている可能性があります。 受診時の院内感染を防ぐことはもちろん大切ですので、保健所に相談の上、指定の医療機関や検査センターを受診するようにしましょう。 PCR検査は、現場では、機械が必要であること、検査ができる方が限られています。 機械も試薬も今後、不足する可能性があります。 コロナウイルスに対する特効薬はなく、多くは自然治癒しますので、陽性者の隔離から、肺炎などを重症例に対する診断と治療になっていく可能性が高いと考えられます。 コロナウイルスの遺伝子検査(PCR)が保険適応になることで、検査できる機関が増えていく可能性がありますが、検査自体も100%ではないために、重症者を診断し、コロナウイルスに効果が期待されている治療が行われていくことになります。 抗体検査については、既に感染したかどうかを検査するには有効な方法ですが、この抗体がウイルスに対する効く抗体(中和抗体)かどうかが大切になります。 中和抗体でない場合、再感染する恐れがあるからです。 新型コロナウイルス感染症についてまず見るべき情報源 「新型コロナウイルス感染症」は中国武漢市から発生し、日本では2020年2月1日に指定感染症に指定されました。 日本を含む様々な国に拡大しています。 発生状況などの最新情報は、厚生労働省のサイトで日々情報提供されていますので、リアルタイムでの正確な情報としては、「」を確認するのがよいでしょう。 現在は、各都道府県にてがあり、その中で、開設日時や時間は様々ですので、お住いの市町村のホームページ、保健所のホームページでもご確認ください。 あわせて、上記でも触れた国立感染症研究所の「」などでも、正確な情報がまとめられています。 新型コロナウイルスの治療の可能性 新型コロナウイルスに対する特効薬は現段階ではありません。 現段階で何かしらの効果が期待されているのは以下の既存薬です。 レムデシビル……エボラウイルスなどのRNAウイルスのRNAを合成する酵素を抑制する薬で静注薬• ファビピラビル(アビガン)……インフルエンザウイルスなどのRNAウイルスのRNAを合成する酵素を抑制する薬で内服薬• イベルメクチン……寄生虫に対する薬で、RNAウイルスへの効果が言われている これらの薬については、今後も症例を増やしていく中で、その効果の有無を証明していくことになるかと思われます。 その他にも、• シクレソニド…気管支喘息に使用される吸入ステロイド薬• カモスタットメシル酸塩…膵炎を使用される酵素阻害薬 などの薬の効果が報告されています。 一方でこれらの薬は、どの症例でどの時期に使用するのかが重要になってくるため、現時点では慎重に使用される必要があります。 未知の感染症流行でパニックになる前に…… 未知の感染症が見つかった場合、まずは正確な情報を知ることが第一です。 新しく発生した感染症の場合、当然ながら最初ははっきりと分かることが少ないです。 正確な情報は、情報の検証がしっかり行われた上で公開されますので、感染症の拡大状況という事実と情報提供までに時間差があることも、ある程度は仕方がないと考えるべきでしょう。 不正確な情報を信じてしまうことの方が危険です。 感染症の感染経路は、飛沫感染、飛沫核感染、空気感染、経口感染、糞便感染、血液感染、性行為感染などです。 ウイルスについての情報が少ない段階でも、これらの感染経路についてしっかりと理解しておくのがよいでしょう。 医療機関では感染症の標準予防策として、感染症の有無に関わらずすべての患者さんのケアに際して、患者の血液、体液(唾液・胸水・腹水・心嚢液・脳脊髄液等すべての体液)、汗を除く分泌物、排泄物、あるいは傷のある皮膚や粘膜を、全て「感染の可能性のある物質」とみなして対応することになっています。 この考え方を頭に入れて、普段から手洗いをしっかりとすることが感染症対策の基本です。 不安を煽る情報は鵜呑みにしないことです。 不確かな段階で不安を煽り何かを販売するような情報は詐欺のこともありますし、ただの情報でも、発信者の承認欲求を満たしたり、炎上商法的なものであることも少なくありません。 間違った情報によって、逆に健康に被害になることがあります。 まずは落ち着いて、厚生労働省を始めとする公的機関からの情報を押さえ、適切な行動を取ることが重要です。

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柳川市で60代夫婦が新型コロナウイルスに感染したことが確認される

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闘病生活を振り返り、「死ぬかもしれないと感じた」と話す「馬料理二代目天國」の店長=6月16日、熊本市西区 「27日朝、かかりつけの病院に行き、インフルエンザ検査をしたが陰性。 解熱剤を服用し、熱は下がった。 仕事柄、手洗いは一日何度もして、人一倍神経を使っていたので、どこで感染したのか見当がつかなかった」 3月28日のメモ。 「15時 味覚、嗅覚鈍る 18時 激しい悪寒」 「ポンカンを手でむいていて、匂いが全くしない。 家族に聞いたら『するよ』って言われて。 食べても甘いとも、酸っぱいとも感じない。 『コロナだ。 間違いない』と思った」 アビガン服用 集中治療室で「死ぬんだろうな」 男性店長が熱発した当時、国は風邪の症状や37・5度以上の熱が4日以上続く場合に、保健所の「帰国者・接触者相談センター」へ相談するよう呼び掛けていた。 「3月28日は本当にきつかったけど、25日の発熱から4日後を強く意識した。 『病院に迷惑を掛けてはいけない』と、29日まで受診するのを我慢した」 3月29日、日曜の当番医が診察し、保健所へ「コロナの疑いがある」と連絡した。 「病院の駐車場で約1時間待ち、車内で保健所の人から検体を取られた。 コロナと確信していたので、他人にうつさないよう早く入院したかった」 陽性の電話が自宅にあった後、29日午後8時ごろ、防護服姿の人たちがワゴン車で迎えに来た。 「病院には、誰とも接触しないよう裏から入った。 先生の説明を受け、アビガン(新型インフルエンザ治療薬)や人工呼吸器、エクモ(人工心肺装置)を使う承諾書にサインした。 『助かるなら、何でもしてほしい』という思いだった」 「アビガンは4回飲んだ。 最初は入院2日目の夜。 飲み込むのに苦労する量だけど、一気に9錠。 2回目は翌朝に同じく9錠。 3、4回目は次の日で朝晩に4錠ずつだった。 熱は下がったが、容体は悪くなっていったので、薬の効果はよく分からない」 4月4日、軽症から中等症へ。 肺のエックス線写真は真っ白な範囲が広がっていた。 「急にウーッと苦しくなるのではなく、じわじわと呼吸が浅くなって、自分で息を吸い込めない。 鼻から酸素を吸入してもらっていたが、4日に人工呼吸器を着けた。 意識はもうろうとし、『半分は夢、もう半分は現実』みたいな感じだった」 店長の肺を撮影したレントゲン写真。 右から入院した日の状態、人工呼吸器を付ける手前の状態、退院前日の状態 4月5日、重症に。 集中治療室へ移った。 人工呼吸器に点滴、心電図の装置など体は完全に固定され、約2週間を過ごした。 「集中治療室は何重にも扉があり、医療ドラマで見るような厳重さで、天井には監視カメラも付いていた。 入室から1週間後に意識が戻った時、相当きつかったので、『このまま死ぬんだろうな』と死を覚悟した」 看護師は24時間交代で対応した。 「床擦れを防ぐため体の位置を変えてくれたり、たんを10分に1回ぐらい吸引してくれたり。 厳重に防護服を着て、汗だくでやってくれた。 疲弊していただろうに、本当に感謝しかない」 2週間ぶりの水 「人生最高のおいしさ」 「馬料理天國本店」に掲示されている「消毒済」を知らせる貼り紙。 入店客にも手の消毒を呼び掛けている=6月18日、熊本市西区 容体は徐々に良くなり、元の病室へ。 リハビリも始まった。 「約2週間ぶりに飲んだ水が人生最高のおいしさだった。 病室の水道水だけど、涙が出た。 ずっと点滴だけだったので13キロも痩せた。 鏡を見ると、あばら骨が浮き出て、足は皮だけ。 がくぜんとした。 座ろうとしても体が揺れて怖い。 座るのに3日、歩行器につかまって立つのに7日、歩行器で歩くのに10日かかった」 退院に必要なPCR検査は、三度目の正直で5月9、12日に陰性となり、45日間の入院生活が終わった。 「退院が決まった時は人生で一番うれしい瞬間だった。 『病院の威信をかけて治す』という言葉を実行してもらった先生方のことは一生忘れない」 「感染広げてはいけない」 公表に踏み切る 「馬料理二代目天國」の店長は、自身の新型コロナウイルス感染確認後、店名を公表するに当たり、差別や偏見、経営への影響に不安を覚えた。 だが、そこで浮かんだのは、これまで店をもり立ててくれた全国の顧客の顔だった。 「ここから感染を広げてはいけない」。 家族と相談し、公表に踏み切った。 「できれば店名を公表してほしい」。 3月29日の感染判明後、市保健所から頼まれた。 店長には3人の子どもがいる。 東京にいる会社員の長女(25)と大学生の次女(21)、同居する中学生の長男(13)。 「公表すれば、子どもたちが、特に地元にいる長男が、周囲から傷つくようなことを何か言われるかもしれない」と不安がよぎった。 それを払拭[ふっしょく]してくれたのは当の子どもたちだった。 「お客さんのため、感染拡大を防ぐため、店名を言うべきだよ」。 長女と次女の言葉が背中を押してくれた。 長男も思いは同じだった。 身内には当初、「公表すれば、客が来なくなる可能性がある」という慎重な意見もあったが、「店名を伏せても、どこからか話が広がる。 正直に公表しよう」と心を決めた。 店の電話鳴りっぱなし 「よく言ってくれた」8割が激励 3月31日の公表後、入院中で店長が不在だった店の電話は一日中鳴りっぱなしだった。 「よく言ってくれた」「再開したら絶対行くよ」。 電話の8割は目頭が熱くなるような励ましの声。 残り2割は「周りにうつすな」「県外客を入れるからだ」といった差別的な内容だった。 そんな電話にも店として、感染予防に最善を尽くしていたことを伝えた上で謝罪した。 「馬料理二代目天國」の店内を消毒する専門業者=4月、熊本市中央区(店長提供) 感染症指定医療機関に入院中、看護師がふと、「自分がどこで働いているかは外で言わない」とこぼした。 献身的に世話をしてくれる人が見せた涙。 「人助けをしている医療従事者がなぜ、差別の対象になるのか」とショックを受けた。 店長、妻、母、従業員の計4人が感染し、3月末から営業を休止していた天國本店(西区二本木)は6月1日に、二代目天國(中央区下通)は12日に営業を再開した。 両店舗の消毒には100万円近い費用をつぎ込んだ。 常連客の予約も入り始め、再開後、苦情の電話は1本もない。 店名公表で思わぬ連絡も入った。 県内のある中学校の教諭から「新型コロナと差別の問題を人権教育で取り上げたい」。 死を覚悟するほど重症化し、差別の現実を突き付けられた店長のインタビューを、教諭が動画に収め、生徒に伝えた。 中学生から届いた感想文を読み返す「馬料理二代目天國」の店長=6月16日、熊本市西区 生徒たちから「苦しんでいる感染者や頑張る医療従事者をなぜ差別するのか。 自分は絶対にしない」「病気を恐れる気持ちが、人を傷つける行動を招くと分かった」と、実直な感想が寄せられた。 店長は「思いが伝わり、すごくうれしい。 偏見をなくさなければと親と話し合った生徒もいる」。 びっしりと書かれた生徒たちの感想文を読み返し、ほほ笑んだ。 大西一史市長からもメッセージをもらった。 「勇気ある行動に敬意を表します」。 感染した4人の症状も回復し、店に元の活気が戻ってきた。 店長はかみしめるように言う。 「いろいろ悩んだが、公表したことは、決して間違いではなかった」 母、妻も感染 「俺のせいだ」 「発症時、自分はだるさを感じ、妻は『すっごく頭が痛い』と訴えた。 母は無症状。 三者三様なんですよ」 「馬料理二代目天國」の店長は3月29日、新型コロナウイルスへの感染が判明。 異変を感じた3月25日以降、自分の部屋にこもって隔離生活を続けていたが、30日に母(80)、4月3日に妻(51)の感染が確認された。 「俺のせいだ」。 店長は自責の念に駆られた。 入院中に家族と携帯電話で交わしたメッセージを振り返る二代目天國の店長=熊本市西区 苦しむ店長を支えたのは家族だった。 東京に住む会社員の長女、大学生の次女たちが次々と無料通信アプリLINE(ライン)でメッセージや写真を送り、会いたくても会えない病室の父に寄り添った。 精神的なダメージは和らいでいった。 ただ、店長にはもう一つ心配の種があった。 夫婦で入院し、自宅に残した中学生の長男のことだ。 母も入院し、そばには自分の父(83)しかいない。 食事のことが気掛かりだった。 そこは、次女が東京から帰省し、世話役を買って出てくれた。 市保健所の担当者も親身に相談に乗ってくれた。 それでも家族の試練は続く。 店長の容体が悪化。 店長はLINEで、3人の子どもたちへ思いを伝えた。 「お父さんは、これで死ぬだろう。 家族は人工呼吸器を装着するかどうかの判断を迫られた。 医師は「高齢なので、着けても生存率は低く、1%ほどかもしれない。 助かっても一生、呼吸器を外せないと思う」と説明した。 家族は回復を祈り、呼吸器の装着を承諾した。 それから3週間。 「奇跡が起きました」。 主治医から店長に吉報がもたらされた。 5月1日、人工呼吸器が外れた母は中等症に改善した。 5月21日に退院した母は「私は普通の年寄りとは体力が違った。 「ああ生きている」 家族や友人、医療関係者に感謝 「家族や友人、医療関係者の支えがありがたかった」と話す二代目天國の店長(奥)と店長の母=熊本市西区 入院期間が53日に及び、自慢の体力は落ちたが、母は市内の病院にリハビリに通っている。 「リハビリの初日は家族総出で見送ってくれた。 家族や友人、医療関係者の支えに感謝しながら頑張る」。 母は週明けの22日から店に立つつもりだ。 店長も妻も退院し、かつての日常が戻ったかに見えるが、現実は違う。 母は「つい最近まで、不安で不安で眠れない日々が続いた」。 自分のような苦しい思いを誰にもしてほしくない。 「油断せず、感染しないよう細心の注意をしてほしい」と涙ながらに訴える。 店長も、肺の機能が低下し、すぐに息が切れ、5分歩くのがやっとだ。 寝ても2時間ほどで目が覚めてしまう。 「呼吸ができなかった時があるから、そのまま死んでしまうんじゃないかという気がして…。 それでも毎朝呼吸をして、ああ生きている、と安心するんです」 死を覚悟した入院生活、いわれのない差別、多くの人からの激励…。 さまざまな経験をした店長は、自らに言い聞かせるように言う。 「未知の感染症に家族で立ち向かい、絆はより深まった。 これからも、どんな困難にも負けることはないと思う」.

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