いつか 私 は 君 を 裏切る。 いつか私は、君を裏切る【オススメ度5】

いつか私は、君を裏切る (1) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

いつか 私 は 君 を 裏切る

辛そうな人を見ると放っておけないのが昔からの性分で、誰かの力になることで自分が満たされるような、八方美人なお人好し。 そんな人があなたの周りにいないだろうか。 人に好かれたいからなのか、それとも人に嫌われたくないからなのか。 それともただ、自分が大好きなだけなんじゃないだろうか…。 お人好しな人をみて、私はこんなふうに思うことがあるのだ。 そして、あなたは「何で」そんなにもお人好しなんですか? と聞いてしまいそうになる。 だけどその言葉は相手を傷つけることもあるし、聞いてもあやふやな答えしか返ってこない。 彼女らは「何を」思い「何で」お人好しになってしまうのか。 何で人は好きな人でさえも裏切ってしまうのか。 『いつか私は、君を裏切る』は、恋から生まれる苦しさや寂しさと醜さを、深い笑顔で魅了させてくれる。 『いつか私は、君を裏切る』全3巻 桜井瑞希/まんがタイムきららフォワード 人が「何か」を行う時、それには必ず理由がある。 その「何で」を追い求める孤独な少女、ウイレンさんこと初恋初恋(ういれん・ういこ)。 そんな彼女に魅入られた「お人好しすぎる」と皆に言われる女教師、アイコ先生こと独善愛衣孤(ひとよし・あいこ)。 二人がいる学園では、わけのわからないメッセージカードが鞄に入れられてたり、柔道着がボロボロに悪戯されていたり、次々と人形が置かれる謎や事件が起こる。 アイコ先生は、誰にでも優しく誰とでも仲良くし自分よりも他人を優先するせいか、お人好しな先生として生徒に頼りにされている。 相談に来た生徒の悩みを聞いて、なんとか手助けしようとする。 そこでウイレンさんは、人が「何で」それを行い「何を」思い「何で」間違いを犯したのか、その「何で」を知るのが好きなので、その生徒やアイコ先生に協力することになるというあらすじ。 女子生徒が多いこの学園で起こる事件は、女の子同士の恋という百合の関係や友情、憧れ、自己愛、嫉妬などの感情がきっかけのよう。 人の悩みはいつだって人間関係だ。 だから人は簡単に人を裏切るのだけれども、とくに女性同士の人間関係は男性にはわけが分からないほど複雑に絡み合い、怖くなる。 なのに百合特有のかわいさと色っぽさにそそられてしまい惹きこまれていく。 第1巻の終盤から2巻のはじめにかけて、アイコ先生の過去とウイレンさんとのやり取りが重なり、お人好しであるアイコ先生の苦悩と葛藤がとくに秀逸だ。 あなたは「何で」そんなにもお人好しなんですか? 人に好かれたいからですか? 人に嫌われたくないからですか? それともただ…自分が大好きなだけですか? このようにウイレンさんは、アイコ先生に聞く。 そしてアイコ先生は昔同じようなことを友達に言われたことを思い出すのだ。 自分に責任がかからず、自分が本当に苦しむことのない範囲までしか、アナタは他人に踏み込んでこない。 踏み込んで自分が苦しむのが怖いから。 と言われたあの日。 それからアイコ先生は、誰にも必要とされないのが怖い。 いらないのは自分だけな気がして怖い。 誰にも愛されないのが怖い。 大人がこんな風に思うのは、間違っているのかな? と 自分の醜さを自覚しながら葛藤している。 罪悪感、後悔、嫌悪感、擁護、慰め、自愛とともに。 私はどちらかというと、お人好しからは程遠くウイレンさんのように「何で」を知りたがるタイプの性格で、同じようなことを人に聞いてしまったこともある。 たとえ相手がいい人とわかっていても自分が好きな人であろうとも、取り繕ったただの偽善者にみえてしまうことがある。 だから、そんな彼女らが「何を」思っていたのかをわかりたいと思っていた。 もちろん、本作を読めばあの人は「何で」お人好しなのかわかるとは言わないけれども、どんなことを思い、葛藤しているのかを想像することができると思う。 しかしどんなに人の気持ちを知ったとしても、わからないこともあるけれど…。 ねぇ、何で人は好きな人でさえも裏切ってしまうんでしょうね。 最終3巻発売中!.

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『いつか私は、君を裏切る』感想レビュー|百合×裏切りの青春ミステリ

いつか 私 は 君 を 裏切る

あの日が始まりだったと思い返すことがある。 今にして思えば、あの日から…。 自身の日常は変わりはじめたのだ。 いつか迎える、その時へ向かって…。 23歳、現代文の教師の独善愛衣孤(ひとよしあいこ)は、お人よしだとよく言われる。 誰にでも優しく誰とでも仲良くし、自分よりも他人を優先するせいか、お人よしすぎると皆に言われる。 そんな独善愛衣孤は初恋初恋(ういれんういこ)と出会う。 いつか私は、君を裏切るのあらすじは? 23歳で教師2年目の独善愛衣孤(ひとよしあいこ)は、よくみんなからお人よしだと言われていました。 そのため、生徒からの相談も多く、その日も二人の生徒から相談を受けたのです。 「アイコ先生ちょっといいですか?」 米沢音子の鞄に、3週間くらい前から時々、変なカードが入れられているというのです。 音子は、幼なじみの有沢リサと共に、愛衣孤のところへやってきました。 愛衣孤は、化学教諭の初恋燕(ういれんつばめ)へ相談します。 体育の後や放課後、いつの間にか入っているというカードには黒い四角が並んでおり、四角の特定の位置に斜線がひかれていました。 有沢は、転校することが決まっており、音子への、この行為をどうにかしてあげたい、と先生に相談したのです。 初恋は、愛衣孤にしてみれば、成績は言いけれど、いつも一人で人嫌い、そして時々もめ事を起こす生徒でした。 燕先生は、初恋にカードを見せます。 「なんだ、簡単じゃないですか」初恋は言いました。 「その手紙の意味がわかるのか?」「犯人がわかるの?」 有沢と音子は口々に言います。 「自分たちで考えたらどうです?日本人ならわかりますよ」 挑発的な初恋の言いかた。 愛衣孤は「そう言わずに協力してくれないかな」と言いました。 「わかりましたよ、犯人の『なんで』は知りたいですしね」 人が「なにか」を行う時、それには必ず理由があり、初恋は「何を」思い「なんで」間違いを犯したのか、その「なんで」を知るのが好きなのです。 協力する、といった初恋は、カードの意味は分かるが、犯人はわからない、といって情報集めに校内をまわることにしました。 クラスメイトの玉木多磨(たまきたま)と廓くるり(くるわくるり)、菜津村寧々(なつむらねね)に聞きますが、「ポイントカード?」「イベントのフライヤー?」「意味わかんない」と口々に言われてしまいます。 生徒会室に行き、堆呻葦瑕(てうめあか)に聞きますが、似たような並びを見た気がするが思い出せない、と言われてしまいました。 他にも何人か聞きますが、皆、名刺やカードというくらいで、手掛かりはなくなってしまいます。 「では本題に入りましょう」初恋が言います。 「このカードは手紙なんですよ」 初恋は、空いている教室に有沢と音子、そして愛衣孤を入れました。 カードの意味は解かなければわからず、犯人の自己満足でしかない、そういった初恋は、犯人を有沢だと言いました。 この意味の分からないカードを、手紙だと言ったのは有沢ただ一人だったからです。 黒い四角は50音順、斜線の数は読む順番、音子がすきだというメッセージでした。 「自己満足は気持ちよかった?」初恋の顔が怪しく笑います。 転校することになり、思いだけでも伝えたかった有沢は、告白して嫌われることの方がよっぽど怖かったため、分からない手紙に想いを託したのでした。 しかし、その気持ちは音子に伝わり、二人は両思いであることが判明します。 有沢と音子のキスを目の当たりにした初恋は、自分にはわからない気持ちだ、と愛衣孤につぶやきました。 不器用な初恋を見て、愛衣孤は思いました。 『この子なら、私の中の寂しさも埋まるかもしれない』と…。 「キスすれば恋がわかるんですかね?」 そう言って初恋は、愛衣孤にキスを迫りました。 ミステリーというよりは、人間関係が、この後どうなっていくのか、そんな部分に焦点をあてている作品だと思いました。 愛衣孤と初恋、名前が可愛すぎますし、凝っています。 タイトルの様に、誰かがいつか裏切るのでしょうね? 愛衣孤なのか、初恋なのか…いずれにせよ、ストーリーの全体の雰囲気はわりとダークです。 出てくるキャラクターたちは皆、可愛らしい女の子ばかりです。 とにかく名前のインパクトが強かったので、それだけでも楽しめました。 まだ読んだことがない方、少しでも興味をもっていただけた方は、学園ダークミステリーの本作品を、ぜひ一度読んでみてください。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。 --------------------------•

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いつか私は、君を裏切る : 百合道、始めます!

いつか 私 は 君 を 裏切る

」 タイトルに猛烈に惹かれました。 「新鋭が紡ぐ、裏切りの青春ミステリ」の煽り。 ほうほう。 裏切ってもらおうじゃないのぉお! ってまた意地悪なオッさんになって読んでみました。 それがこの「いつか私は、君を裏切る」です。 あらすじ 孤独な少女、初恋初恋 ういれんういこ。 彼女は「何で」を追い求める。 そしてお人好しな女教師、独善愛衣孤 ひとよしあいこ。 二人が出会い平穏な日々は崩れていく…. 感 想 すんごく雰囲気があります。 なんだろう、この緊張感? 狙いが見えない。 ターゲットが見えない。 一言で言えば、推理学園モノ。 事件が起こり、それを一人の少女の推理で解決していくというありふれたパターン。 でも、何かがおかしい。 ありふれた漫画ではない。 青春ミステリ? サスペンス? 百合系? 微エロ? いろんな要素がミックスされてゴールが見えません。 この作品は何処に向かっているんだ!?? 裏切る?人たち 初恋初恋 ういれんういこ。 「何で」を追い求める孤独な少女。 毒舌で友達がいない。 持ち前の推理力で謎を解決していく。 独善愛衣孤 ひとよしあいこ。。 2年目の新米教師。 「お人好し」と皆に言われる。 それゆえ学園内の様々な相談事が舞い込むことに。 時おり見せる危ない顔。 ストーリー自体はそんなに難しくない。 よくある学園ミステリ。 しかも軽い系。 謎の手紙とかメッセージとか。 なのに、常に気味の悪さがつきまとう。 それは主人公である二人の表情。 その他の登場人物たち。 時折「ニタァ」って。。 口角をゆがませ狂気を帯びた顔をする。 かと思えば、何か悦を感じたような、快楽に溺れるような。 そんな淫らな表情も見せる。 むうう。 わからん。 狙いがわからんぞぉおお!! モヤモヤするわぁ。 「お人好し」こと独善アイコ先生の過去にも謎がある模様。 それが驚きの結末をもたらしてくれるかどうか。 さて、評価は? 作画は僕的にちょっと苦手系。 髪型の違いだけで、顔パーツがそっくりなので、皆同じ顔に見えます。 もっと描き分けて欲しいなぁ。 あと男女共学のはずなのに、男子生徒が一瞬たりとも出てきません 笑 これ、わざとか? 途中まで女子校が舞台だと思ってたYO! 唯一出てきた男性キャラが、空手部の顧問の先生。 しかもたった4コマ。 これも、全編に感じる不気味さの要因か!? 女子がキャッキャウフフしてる絵ばかりで。 華やかなはずなのに、それが微妙に気持ち悪いぞ。。。 この違和感も計算して演出してるなら、もう脱帽です。 1巻では主人公たちの過去は明かされず、次巻へ引き継ぐ展開。 次が気になるなぁ……の 【星5つ】。 タイトルの「いつか私は、君を裏切る」。 裏切るのは主人公のどちらか? それとも…? 次巻の裏切りに期待します。 1巻から読む 2017.

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