ヤマハ発動機 派遣。 ヤマハ発動機が新横浜に研究開発拠点、ロボティクスとITの先進技術人材を獲得へ

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こんにちは。 ヨッピーです。 突然ですが皆さんは「ヤマハのコピペ」をご存じでしょうか。 「ヤマハ」という会社の成り立ちを示したものとしてインターネット上のあちこちで出回っているのですが、果たしてこれは本当なのでしょうか? 「ヤマハ」という会社自体は超大企業で知名度も抜群ですが、いろんな事業をやっているので、「実際にどういう会社なのか」はなかなか見えてこないのかもしれません。 そこで……、 そこらへんをヤマハの人に直接聞いてみようと思います!! 「ヤマハのコピペ」って本当なの? えー、そんなわけでまずはこのコピペを見ていただいた上で、これが本当なのかいろいろとお聞きしたいのですが……。 っていうか、そもそもなんで3人もいるの? まずですね、一般的にいわれる「ヤマハ」という会社は、「ヤマハ発動機」と「ヤマハ」の2社が存在するんですよ。 なので、我々男性2人は「ヤマハ発動機」の代表、そしてこちらの女性は「ヤマハ」を代表してやって参りました。 なるほど。 大げさなことになって大変申し訳ございません。 「ヤマハ発動機」は二輪車やマリン事業などを軸に、「ヤマハ」は楽器や音楽を軸に事業を展開しておりまして、それぞれ別の会社なんですよ。 ただし、この2社は歴史を辿ると同じ所に行きつきますので、今回の取材に対しては2社でお答えした方がよいかと思いまして。 ありがとうございます。 では早速ですが、このコピペは本当なんでしょうか? 合っている部分もありますし、間違っている部分もあります。 創業者である山葉寅楠(やまは とらくす/1851〜1916年)は、明治維新後に長崎で時計の修理を学び、その技術を買われて静岡県浜松で医療器械の修理技師として働いてたのですが、1887年のある日、小学校に設置されていたアメリカ製のオルガンが故障し、修理を依頼されます。 その修理をしていた時に、「これなら自分で作れる」と思ってオルガンを自作し始めたんですよ。 こちらが、山葉寅楠が初めて修理したといわれるオルガン。 なるほど。 修理するために解体してみたら「こんなもん、俺でも作れるやんけ!」ってなったんですね。 そうです。 そのような経緯で1887年にオルガンの製作を開始したのが、現在のヤマハのルーツになっています。 ただ、医療器械とは違い、楽器ですので調律(音程などを音楽的に調整すること)に苦労したようです。 その後1900年よりピアノも製造するようになります。 なるほど。 1903年から高級家具の製作を開始しました。 木製のプロペラは軍の要請で1921年から、金属製のものは1931年からですね。 かつてヤマハが製造していた木製のプロペラ。 オルガンやピアノ、家具などの製作で培った木工技術を活かして作られたそうだ。 なるほどなるほど。 プロペラ作ったついでにエンジン作った、っていうのは? これは違いますね。 終戦後、ヤマハの工場でも航空機のプロペラを作っていたためGHQに工作機械などを接収されたのですが、1952年にそれが開放されたんですよ。 開放されて手元に戻ってきた機械を使って何か作れないか考えた結果、バイクの開発に着手することになります。 ピアノからプロペラまでは理解できるけど、そこからバイクってなると一気に飛躍するなぁ。 プロペラ製造から、バイクの製造へ ここからが、我々の出番です! よっ! 待ってました! 当時のヤマハの社長は中興の祖といわれている川上源一(1912〜2002年)ですが、その頃の国内の二輪車市場って、ものすごくたくさんのメーカーがひしめいていたんですね。 1954年の時点で200社ともいわれていたくらいに。 ただし、当時の国産バイクは「娯楽」ではなく、たくさん荷物が運べるというような「実用性」が優先されていたのです。 しかし、欧米を視察した川上源一は、日本にも欧米のような豊かな時代が必ずくると考えたんですね。 軽快さ、機動性、デザインといったものを重視した二輪車を打ち出しました。 これがヤマハ初の二輪車「YA-1」。 当時は黒一辺倒の無骨なデザインばかりだった二輪車市場で驚きをもって受け入れられ、「赤トンボ」の愛称で親しまれた。 デザインだけでなく、性能もトップクラスだったので、富士登山オートレースに初参戦して初優勝したんです。 ヤマハ発動機株式会社が設立されて9日後のことです。 そこから評判が市場に広がっていきました。 なるほどーーー。 楽器を作ってた人たちがバイク作ってみたら成功したってすごいなぁ。 その時に使用していたアメリカ製の船外機が、よく故障したらしいんですよ。 それで「だったらウチで船外機を作ってしまえ!」っていう。 公私混同じゃん。 船体は? FRP(繊維強化プラスティック)で作るんですよね? これも川上源一が海外を視察した際に、FRP製のアーチェリーを見て「これだ!」と思ったんでしょうね。 「ウチでもアーチェリーを作るぞ!」となり、アーチェリーの弓の素材であったFRPを開発するようになり、それが船体を作る技術につながります。 なんでアーチェリーだったんですかね? 川上源一は学生の頃に弓道をやっていたんですよ。 それも公私混同じゃねえか。 その通りです。 ただし、プールが先です。 ウォータースライダーはプール事業の一部ですよ。 当時発売されていたヤマハのボート。 1台くらいポンとくれないかなと思ったけど、マリーナ代やガソリン代といった維持費がけっこうかかるそうなので、もっとお金持ちにならないと厳しそうです。 ちなみに、みんなで年表を見ながら検証作業を進めています。 多数のトランジスタやダイオード、抵抗、コンデンサなどの電子部品を1つの半導体チップの組み込んだ集積回路(IC)のこと なるほどなるほど。 そしてLSIを作ったからコンピュータを作ろうということで、1983年にパソコンも作ったのですが、当時は斬新ながらも時代を先取りしすぎていたのか、事業として継続することができず、撤退しました。 えっ! ヤマハってパソコンも作ってたの!? そうなんですよ。 いわゆるMSXという規格のパソコンだったのですが、ヤマハのMSXは豊富な音楽機能を備えたミュージックコンピューターでもありました。 撤退はしましたが、この時の技術が音源用電子機器やルーターなどの開発にかかわってくるんですね。 ボーカロイドもそうです。 ボカロ? 初音ミクみたいな? そうです。 そもそもボーカロイドはヤマハが開発した歌声合成技術というものでして、その技術をさまざまな会社さんにライセンス提供しています。 初音ミクもその1つなんですよ。 えー! 知らなかった……! ボカロ=初音ミクくらいに思ってたわ……! でもこれでヤマハの歩みがだいぶ見えてきたな……! インドネシア在住社員の家族の一声で、浄水器の開発へ あとは、浄水器とかバイオ事業の話ですね。 「プールの水が濁ったから」という理由で浄水器を開発したのではなく、インドネシアに駐在していた社員の家族から「水道の水が茶色い」というような相談を受けまして、インドネシアの水質改善のため、浄水器開発に取り組みました。 なるほど。 藻の培養とかバイオ事業は? バイオ事業については、世界的に二酸化炭素の増加による温暖化の問題があり、我々は二酸化炭素を排出する二輪車を販売しておりますので、その発生した二酸化炭素を吸収することができないかと微細藻類の培養を始めました。 この微細藻類がアスタキサンチンといったような有用な物質をつくるということで事業化を進めたのですが、うまくいかずに2010年に撤退しました。 なるほど。 だいぶ整理できてきましたね! でも、話を聞いてると割と行き当たりばったりというか、「あれができたらからこれも」みたいな感じであっちこっちに進出して、それで結果的にこれだけの会社に成長したっていうのはすごいですね……。 もちろん、事業化するにあたって検討に検討を重ねた上で判断しています。 なかには、川上源一社長がプライベートで伊勢志摩をクルージングしていて、周辺の地形にすっかり精通し気に入ったということで、その地に鳥羽国際ホテルを作ったという例もありますが。 気に入ったからって自分でホテルを作るな! じゃあええと、全部整理してみよう。 ちなみにヤマハ発動機は、海外売上比率が約9割あるそうです。 すごいとしか言いようがない。 ヤマハコミュニケーションプラザを見学しよう 取材が終わってお邪魔したのは、静岡県の磐田市にある「ヤマハ コミュニケーションプラザ」。 ヤマハ発動機の歴史に沿って、バイクや電動自転車、ボート、バギーまで色んなものが展示されている。 一般開放されているので、バイクなどの乗り物が好きな人たちは遊びに来てみるといいかもしれない。 こちらは「セロー225」というバイクで、僕がバイクの中型免許を取った後に初めて乗ったバイクでもあるのだ。 感慨深い。 おー! セローだ! 懐かしい! いやー、取り回しがしやすいし、頑丈でいいバイクでしたね……。 友達の兄ちゃんにもらったバイクなんですけど、3年くらい雨ざらしで放置されてたのに、バッテリー入れ替えてキャブレター掃除したら普通に乗れましたからね。 これ以来、僕はすっかりヤマハのファンでして……。 そうなんですね。 今は何に乗ってらっしゃるんですか? セローの後はKawasakiの「スーパーシェルパ」に乗って、今はHONDAの「スーパーカブ」に乗ってます。 全然ヤマハのファンじゃないじゃないですか。 あれ? なんでTOYOTAの「2000GT」がここにあるんですか? 実は「2000GT」はTOYOTAとヤマハ発動機の共同開発なんですよ。 ウッドパネルなんかの内装は、前述の通り高級家具の製造で使っていた技術を応用して作って、エンジンも高性能化しているんですよね。 現行のモデルでも、「レクサス・LFA」なんかに積んであるエンジンはヤマハ発動機製ですよ。 え! そうなんだ! ほら、YAMAHAのロゴが入ってるでしょう。 エンジンはヤマハ発動機、エンジン音のサウンドデザインはヤマハが担当しています。 なんで車作らないんですか? 現在、検討中ですよ。 マジで……!? ただバイクに限らず車も、作ればそれで終わりというものではないので難しいんですよ。 販売する場所、メンテナンスが絶対に必要なので、そういったディーラー網をどうするかという問題もありますし……。 まあ、確かにそれはそうだな……。 川上源一さんが生きてたら「うるせえ! やれ!」って言いそうだけど。 「そのままレースに出られる」といわれるほどバカみたいに速いモンスターバイク、通称「R1」。 ヤマハ発動機とヤマハは、持分法適用会社からも外れてる別会社ということですが、両社の交流はもうないんですか? そんなことはないですよ。 「ヤマハレディースオープン葛城」っていうゴルフ大会のスポンサーは共同でやってますし、デザイン面でのコラボなんかも多いですね。 そうですね。 世界各国で開催のモーターショーや楽器のトレードショーなどでの合同展示を積極的に行ったり、ここコミュニケーションプラザで定期的に子どもたちへの「ものづくり教室」を共同で行ったりもしています。 こちらはヤマハとヤマハ発動機が共同で開発した電動アシスト車いすのコンセプトモデル。 タイヤの両脇がパーカッション、後ろの旗のようなものがスピーカーになっていて、車椅子に乗りながら音楽も演奏できるようになっているそうだ。 ヤマハ発動機は車を検討しているってことですけど、ヤマハは今後どういう展望なんですか? おかげさまでピアノや管楽器、電子楽器などは世界的に広まりましたが、エレキギターなどはまだ成長が期待できる分野なので、そこを強くしていきたいです。 あとは、音に関わるものはすべて事業化できる可能性があると思っています。 例えば、最近では、「ハートーク(HEARTalk)」という新技術を発表しました。 これは、ロボットや機械などの一本調子な応答音声をもっと人間らしく自然なものにする技術です。 他にも、アナウンスなどの音声をスマホのマイクで拾うことで、その内容をいろいろな言語の文字で見ることができる「おもてなしガイド」なんかもそうです。 なーるほーどねー! 産業用の無人ヘリコプターもあった。 本当になんでもやるんだな……。 そんなわけで、「じゃあ、今日お聞きしたことをまとめて記事にします」って言ったら、帰りに参考資料を死ぬほど渡されました。 ワシャ浪人生かっての。 とはいえ、ヤマハの歴史が示す通り、培った「技術」を色んなものに応用していくっていうのは「技術ありき」って感じがして面白いですね。 これを見ている会社の経営者の方々も、自社が持っている技術を改めて見返してみると「あれもいけるかもな」みたいな新しい発想が生まれるかもしれません。 僕も夜の街に異常に詳しいスキルを駆使して「歌舞伎町案内サイト」みたいなの作ろうかな……。 【取材・文】 ヨッピー + ノオト ヨッピー フリーライター。 平日毎日更新のおばかサイト「」にて体を張った実験記事を執筆。 ほかにも「」「」などで連載中。 ブログ「」 TwitterID「」 【ヨッピー】のおすすめ記事.

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