映画 雨 あがる。 「雨あがる」ネタバレ!あらすじや最後ラストの結末と見どころ

映画『雨あがる』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ

映画 雨 あがる

映画『雨あがる』のあらすじとネタバレ 亨保時代。 剣術の達人でありながら、世渡りが下手でなかなか仕官が決まらずにいる三沢伊兵衛(寺尾聰)。 彼には、仕官の口を求めて放浪の旅を続ける身にも関わらず、献身的に寄り添ってくれる心優しい妻・たよ(宮崎美子)がいる。 旅の途中、大雨によって川が氾濫し、足止めをくった二人は、ある宿場町にある木賃宿に逗留することにします。 そこには老若男女さまざまな性格の旅人たちがいて、雨があがるのをひたすら待っていました。 安宿で鬱々としている彼らを見兼ねた伊兵衛は、持ち前の親切心から賭け試合で都合してきた金を使って、美味しい食べ物と酒を振る舞い、元気づけようとします。 楽しい一夜の宴が明け、なまった身体を整えるために早朝の散歩に出て伊兵衛は、そこでう思いがけず侍たちの果たし合いの場面に遭遇してしまいます。 果たし合いは御法度であるため、ここでも親切心を発揮し、若侍たちの仲裁に入ります。 はじめこそ怪しまれた伊兵衛でしたが、そこへちょうどやってきた藩主永井和泉守重明(三船史郎)に行いを感心され、翌日城へ呼び出されます。 すると永井和泉守重明は、後任が見つからないでいた藩の剣術指南番の話を持ちかけるのです。 偶然の巡り合わせによって舞い込んできた大役に伊兵衛は心踊らせますが、慣例を重んじる頭の固い家老たちは猛反発。 正式な任命はお預けとなり、ひとまず御前試合によって判断されることになります。 御前試合の当日。 伊兵衛と一戦交えるはずの道場主たちが待てど暮らせど姿を現しません。 藩主永井和泉守重明は数名に相手をさせますが、伊兵衛の見事な腕にまったく歯がたちません。 そこでしびれを切らした重明は自ら相手をすると言い、臣下の者たちの制止を無視し、槍を持ち出します。 ところが、つい本気になってしまった伊兵衛は、重明を槍ごと池の中へ落とすという大失態をしてしまいます。 またしても仕官の口を棒に振ってしまったと伊兵衛は落胆します。 その帰り道、賭け試合で恨みを買った道場主の一団に襲われ、自身の刃にかけることはなかったものの、一人が重傷を追うという事態に。 数日後、伊兵衛の元に家老がやって来ますが、賭け試合が仇となり、仕官の話が破談になってしまいます。 隣席したたよは夫が何のために賭試合をしたかも分からずに判断を下した彼らを木偶の坊と非難。 そうして伊兵衛とたよは再び仕官の口を求めて放浪の旅に出立していきます。 しかし、後方には彼らを追ってきた藩主永井和泉守重明の姿がありました。 日本が世界に誇る巨匠黒澤明監督が亡くなったのは1998年のことでした。 しかしこの2000年公開の映画冒頭をみると、そこには紛れもない 黒澤監督の画があり、驚かされます。 冒頭から、これぞ 黒澤印の描写力と言わんばかりの雨が地上に激しく打ちつけるのです。 それもそのはず、未完のまま残された構想ノートを基に執筆された脚本の下には、撮影・上田正治(撮影協力には斎藤孝雄)、美術・村木与四郎、音楽・佐藤勝、監督補・野上照代と黒澤組が再集結し、長年黒澤監督の助手を務めた小泉堯史が監督を担当するという布陣なのですから。 主演の寺尾聰ももちろん旧黒澤組の出身。 脇を固めるのが仲代達矢、井川比佐志という豪華さ。 さらに父三船敏郎譲りの豪快さを発揮する 三船史郎の存在感というのもまたファンを大いに喜ばせます。 その 画面の力強さには目を見張ります。 先述した 冒頭の雨の描写。 武士の歩行を捉える ドリー移動の勇ましい動き。 それは妥協のないスタッフたちの絶え間ない努力と、ワンショットに込めた映画への切実な思いがカタチとなったものです。 2000年代以降の日本映画から失われてしまったものとは、まさにそうした 映画的な贅沢さでしょう。 そして見せ場となるのは、やはり 殺陣の場面です。 寺尾聰の静謐な立ち回りには大変な緊張感があり、カメラはじりじりとした動きで張り付くようにその一挙手一投足を捉えていきます。 するりと足を切り返し、敵の急所を見極める正確さ。 ここがズタズタと100人切りをあっという間にやってのけてしまう 三船敏郎の立ち回りとは違うところで、観客は固唾を飲んで見守る他ありません。 父親さながらの三船史郎の怒声にも注目で、御前試合で藩主自ら槍を突き刺す場面での立ち回りは、まさに三船敏郎が幾度も演じてきた戦国の猛将の荒々しさを彷彿とさせ、凄みがあり、大きな見せ場になっています。 このような ダイナミックな描写の数々を演出する小泉堯史監督の手腕は 本物の時代劇監督のものです。 本作での監督デビュー後も野心的な時代劇を多く発表していくことになります。 まとめ 本作で寺尾聰が演じた三沢伊兵衛という万年浪人は、貧しい人たちにはとくに優しい男でした。 その優しさが彼を浪人に止めてしまうのですが、そもそも浪人は浪人でいることが性分に合っているのです。 これは大方の時代劇のキャラクターに当てはまります。 ヒーローという存在はたとえどんな無頼漢であっても、腕っ節の強さに加えて 人情味を兼ね備えているものです。 おそらく残された遺稿は、 泥臭くも美しい人間の生き様を時代劇・現代劇問わずに描き続けた黒澤明監督らしい内容であったはずです。 助監督であった小泉堯史監督が師の思いを滲ませた本作『雨あがる』は、 時代劇らしい気っ風のよさを感じさせるとともに、 慎ましい武士の夫婦の絆を描いた人間味溢れる物語が、多くの映画ファンの胸の奥まで届いてゆくのではないでしょうか。

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雨あがるの上映スケジュール・映画情報|映画の時間

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総合70点 ( ストーリー:60点|キャスト:80点|演出:75点|ビジュアル:75点|音楽:65点 ) 日本の自然と夫婦愛と倫理の美しさが表された作品だった。 しっとりと落ち着いた雰囲気があって、そして晴れ晴れとした爽やかな気持ちと幸せの予感が残った。 でも気に入らない部分も多い。 まず貧乏というのはこんなに甘くないのではないだろうか。 その日に食べるものもなくなり雨でも宿泊料もなくなりとなれば、惨めな状況に黙って耐えているわけにもいかなくなるし揉め事も増えるものだ。 いつまでも道場破りばかりしているわけにもいかないだろう。 それから剣術を習った武士相手に素手で対抗なんてのは強くても平和的という主人公の印象が出来ていい人に見えるのだが、これは明らかにやりすぎでそんなことが出来るわけがない。 全体に謙虚で慎ましい善良な日本の美が描かれているのだが、綺麗ごとが続いて逆に空々しいなとも思った。 それと殿様役の三船史郎、滑舌が悪いし科白回しも下手。 黒沢監督にささげる映画ということだけど、彼は名前負けしていた。

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映画『雨あがる』あらすじネタバレと感想。監督小泉堯史が黒澤明の精神を受け継ぐ時代劇

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ミュージシャンを目指し故郷を飛び出した男が10年ぶりに帰郷し、支えてくれていた人々と向き合うドラマ。 監督は「半落ち」で第28回日本アカデミー賞最優秀作品賞を、「夕凪の街 桜の国」で第17回日本映画批評家大賞作品賞を受賞した佐々部清。 主演は「仮面ライダーW FOREVER AtoZ 運命のガイアメモリ」「東京闇虫」の桐山漣。 ほか、「映画 桜蘭高校ホスト部」の升毅、「雨あがる」の宮崎美子、「歓待」の杉野希妃、「60歳のラブレター」の井上順らが出演。 本作は群馬県太田市の合併10周年記念事業の一環として制作された。 劇中歌として群馬県出身のバンドback numberの『電車の窓から』が使用されている。 2015年3月28日より群馬県にて先行上映。 監督 出演キャスト 3月23日 20:30 芥川賞作家の吉田修一が執筆した同名小説を映画化した『太陽は動かない』が5月15日 金 から公開される。 このたび、主演を務める藤原竜也が本作の出演に至ったキャスティング秘話が到着した。 本作は心臓に爆弾を埋め込まれた秘密… 4月11日 05:00 『おおかみこどもの雨と雪』 12 や『バケモノの子』 15 で知られる細田守監督の最新作『未来のミライ』が、7月20日 金 より公開される。 出世作となった『時をかける少女』 06 から4作続けて日本アカデミー賞最優秀ア… 11月22日 20:26 『渾身 KON-SHIN』 2013年1月12日公開 の完成披露試写会が、11月22日に丸の内ピカデリー2で開催。 伊藤歩、青柳翔、財前直見、甲本雅裕、長谷川初範、中本賢、宮崎美子、井上華月、粟野史浩、中村麻美、錦織良成監… 9月27日 11:32 9月25日 土 に公開された映画『おにいちゃんのハナビ』の初日舞台挨拶が行われ、高良健吾、谷村美月、宮崎美子、大杉漣、国本雅広監督が登壇。 そして、本作の主題歌を歌う藤井フミヤがスペシャルゲストとして登場し、会場を沸かせた… 7月13日 19:11 高知のよさこい祭りを題材にした青春映画『君が踊る、夏』 9月11日公開 の完成報告会見で溝端淳平、木南晴夏らキャスト陣と香月秀之監督が登壇。 会見では、溝端の男前な恋愛観や、子役の大森絢音とのエピソードが大いに盛り上がりを….

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