怖い 話 短編。 特選怖い話

短編の怖い話一覧

怖い 話 短編

とある訳あり物件 投稿者: 30代女性 ある夏、従業員が寮で自殺をしていました。 悪い偶然が重なり、発見されたのは死後2週間以上を経過していて、 クーラーをつけていなかった締め切った部屋は熱気と腐臭でむせかるようで、第一発見者の部下は、未だにその時のことを夢に見るそうです。 従業員の体は半分溶け、既に判別のつかない顔からは骨が見えていました。 「事故物件」にしたくない不動産屋と、慣れた警察は、その従業員の自殺をあっという間に「病死」で片付けました。 でも、わたしはそれが病死ではないことを知っていました。 昔から霊感が強い方だとは言われていたし、 子供の頃には見たくもないものが見えたり聞こえたりすることはよくあったのですが、大人になってからは仕事に忙殺されて、そんなことすっかり忘れていたんです。 霊は湿度の高い場所に集まりやすいから、水場は綺麗にしておく。 …そんな話を聞いたことはないですか? あれ、本当です。 ある日突然、自宅の風呂場に入れなくなりました。 分かりやすく言うと、入ろうとすると腰の辺りから物凄い勢いでゾゾゾゾゾっと悪寒が立ち上り、何かが見えたり聞こえたりする訳ではないのですが、 「ここには入っちゃダメ」と、本能的な危険信号が灯るのです。 そして同時に、毎晩のように金縛りにあうようになり、うっすらと女性のような人影が、後悔をまとったような、何とも言えない感じでわたしの部屋の隅に佇んでいるようでした。 それが何故女性で、何故後悔しているように感じたのか、問われると答えるのが難しいのですが、そう感じたのです。 いわゆる心霊スポットのような場所に立ち入った記憶はないし、 「何故ウチに?」 という疑問を抱きつつ、仕事もあるし、お風呂に入らない訳にはいかないし、一週間ほど、自宅以外の場所で何とかお風呂を済ませていました。 いつまでもそんなことをしている訳にもいかないし、どうしたものかと寝不足の頭を抱えていたところ、会社の寮を管理している部下のひとりに、その寮に入っている従業員のひとりと連絡が取れない …と報告を受けました。 若い女性の従業員。 わたしの部屋に毎夜訪れる、後悔をまとったような女性の人影。 嫌な予感がしました。 そして、その予感は的中しました。 彼女の死亡を確認したその日を境に、自宅の風呂場にはすんなりと入れるようになり、金縛りもなくなりました。 代わりに。 彼女が亡くなっていた部屋は解約したのですが、同じマンション内の寮に住む別の従業員が言いました。 「あの部屋…やっぱり何か出るみたいなんですよ。 管理会社の人が言ってました。 お祓いすることになってみたいで、昨日、お坊さんが入って行くのを見ましたよ。 中からお経も聞こえて来て…。 でも、事故物件扱いにならないんですよね?次に住む人、ちょっと可哀相ですよね。 」 立地の良い場所にある、最新の設備が揃ったデザイナーズマンションです。 その割に、ちょっと安いかも知れません。 入居者が決まっても瞬く間に引っ越してしまうらしく、今も空室のようなので、これからお部屋を探す方は、どうか気を付けて。 おばあさんが話しかけていた相手は… 投稿者: 20代男性 以前深夜自転車に乗ってサイクリングをしていると、歩道におばあさんが立っていた。 何をしているのか気になって近づいてみると、どうやら認知症になって深夜徘徊をしているらしく、ガードレールに向かって話しかけていた。 「ボク、ここでなにしているの」 「今からお菓子を持って行くからね」 というような話をしており、どうやらガードレールの柱を小さな子供か何かだと勘違いしているようだった。 その時はそれで何事もなく終わったが、その後しばらくして近所で交通事故で子供が死んだことを知った。 その現場に行っておどろいたのは、花やお菓子がお供えされているのががまさにおばあさんが話しかけていたガードレールの柱その場所だったということ。 死んだのは小学4年生位の男の子だった。 ある老後施設 投稿者: 30代女性 ある老後施設での出来事。 そこの施設が建つ場所は、はるか昔、いくさで命を落とした人たちが集められていた場所といううわさがあります。 霊感かある介護師さんは、夜勤のとき出勤してすぐでるかでないかがわかるそうです。 入所の方たちはみんな寝ているのに、誰もいるはずのない職員ロッカーから物音が聞こえたり、家族の人が持ってこられた人形やぬいぐるみが夜中にしゃべったりすることがあるそうです。 霊を感じると咳きがでてとまらなくなる。 と言った別の職員はひどいときは朝からずっと咳をして、除霊の専門家に助けてもらうこともあったそうです。 あまりのつらさにその職員は入社してすぐに施設を退職しました。 その施設の職員はかわりがわり入退院を繰り返しているといううわさです。 布団に乗っかる青い猫 投稿者: 50代女性 友人が実際に体験したという話なのですが、友人が夜に寝ていたところ、どうも布団が重たく感じて起きてしまいました。 そうすると、強烈な金縛りにあったのだそうです。 意識ははっきりしているのに身体が動かなくなって、どうしようと思っていたら、布団の上に何か黒い影が見えました。 何かと思ってよく見たら、猫が乗っていたのだそうです。 その人の家には猫などはいなかったし、知らない猫でした。 しかも、その猫は青い色をしていて、全体に薄く光っていたのだそうです。 暗闇の中で、その猫の姿だけがはっきりと見えて、その点も不思議で怖かったとのこと。 しばらく身動きがとれなかったのですが、やがて急に金縛りがとけて、そして、布団も急に軽くなりました。 青い猫は姿を消していたのだそうです。

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【実話】怖い話(短編)『オレオレ詐欺』

怖い 話 短編

バスの運命 ある家族が妻の実家に遊びに行くために田舎までのバスに乗っていた。 山のふもとあたりまできたときに、子供が「おなかへった」とだだをこね始めたので、しょうがなく途中のバス停で降りて近くの定食屋で食事をすることにした。 食事が終わり定食屋に設置されているテレビをふと見ると、さっきまで家族が乗っていたバスが落石事故で乗員全員死亡というニュースが流れていた。 そのニュースを見た妻は、「あのバスを降りなければよかった…」と呟いた。 それを聞いた夫は、「何を馬鹿なことを言っているんだ!」と怒鳴ったが、 すぐに「あぁ、なるほど。 確かに降りなければよかった…」と妻の意図に気づく。 解説 もしこの家族がバスを降りなかったらタイミングがずれて落石はバスにぶつからなかった。 耳に詰まったパチンコ玉 とてもやかましい店だったため、耳栓替りにパチンコ玉を左右の耳に詰めた。 ところが耳の奥に詰め込んだため抜けない。 耳掻きで取り出そうにも隙間がない。 知人が勤めるある企業の研究室を訪れた。 以前、実験用に超強力な電磁石があると聞いたから。 知人は呆れ返り「簡単に抜けるから、大丈夫」と言う。 装置の磁石の所に、右耳をつけた。 電磁石のスイッチを入れる。 言葉どおり、磁石は超強力で、瞬時に磁石に引き寄せられた。 その後、カキーンカキーンという衝突音が研究室に響き渡ったのである。 解説 左のパチンコ玉はどうなる? 本当の人数 昨日8人でかくれんぼ。 ものの5分で自分が見つかった。 その5分後3人見つかって最後の4人も5分後に見つかった。 驚異的な速さでだったよ!またかくれんぼしたいな。 「何も映らなかったねー。 」 「家帰ろっか。 うち来る?」 「そうするよ。 」 「え?いいの?」 「いいよー。 」 「じゃあ行くー。 」 2人の女は病院を後にした。 解説 「家帰ろっか。 うち来る?」に対して返事が「そうするよ。 」 「え?いいの?」 便座 初めて家にきた彼女。 彼女がトイレを出た後に俺がすぐ入った。 その直後彼女が「ダメ!見ないで!忘れ物したの!」とドアを激しく叩く。 トイレ内を見ても特に何もないので「どしたの?何も忘れてないよ」とそのまま俺は用を足し、便座を降ろしトイレをでた。 解説 女性は便座を上げてトイレを使用しない。 部屋のあかり 友達から怖い話を聞いた夜。 私は怖くなって、全部の部屋の電気を点けてお風呂に入っていた。 そろそろ出ようとバスタオルを手にしたとき、自室から物音がした。 恐る恐る電気をつけたが、何もいなかった。 …なあんだ、気のせいか。 解説 風呂に入る前に電気を就けたはず。 娘の警告 ある夫婦に5歳になる娘がいた。 娘「パパ、ママ、ウカヤヘテギン。 」夫婦「なにを言ってるんだ?」次の朝娘「エニソヌレチキエザン。 エニソヌレチキエザン。 」夫婦「おかしな子だなあ」その次の日、娘が急死した。 葬式後に夫婦は言葉の意味に気づき夫婦は急いで家から逃げ出した 解説 「パパ、ママ、ウカヤヘテギン。 パパ、ママ、ウカヤヘテギン。 」 のウカヤヘテギンの部分をローマ字表気にするとukayaheteginとなる。 これを逆にするとnigetehayaku、「逃げて早く」 「エニソヌレチキエザン。 エニソヌレチキエザン。 」 同様に、enisonuretikiezan、を逆にすると 「nazeikiterunosine」 少女の行方 友人と廃墟の病院で肝試しをした。 病院を出た後、友人は何事もなかったようにしていたが、俺には友人の背中にのった少女の霊が見えていた。 俺は恐ろしさのあまりそれを言えず、気付かないふりをしたまま帰路についた。 やはり、あの病院には双子の少女の霊がいるって噂は本当だったんだ… 解説 友人には少女が一人見えていたようだ。 「俺」の背中にも少女が乗ってた? 死の宣告 道端で大量の五百円玉の入った袋をを拾った。 しかしその五百円玉をよく見ると、製造年が来年になっている。 偽物なのかと思いながらも試しに銀行に持っていくと、問題なく入金された。 しかし通帳を見ると振込日は来年になっていた。 そして入金内容は「ゴコウデン」と印字されていた。 解説 あなたの香典? 見捨てられた国王 某国の国王が宇宙旅行の為に乗った宇宙船が宇宙に出たとたん事件は起きた。 搭乗員が地球外ウイルスに感染しているとを疑われ、地球への帰還が禁止されたのだ。 国王は薬を求めて船内中を調べた。 しかし帰りの燃料タンクも含めて、どこにも何も見つからなかった 解説 帰る必要はないと判断されていた。 男の行動 昨日は海へ足を運んだ 今日は山へ足を運んだ 次はどこに運ぼうか…… 頭を抱えて悩んだ 実は昨日から手を焼いている …案外骨が折れる 重い腰を持ち上げた 電話が鳴っている 友人に頼むむねを確認し明日までには終わらせようと腹をくくった 解説 体のパーツを運んでいる? 父親の計画 父は私に泳ぎを教えるため、電車で私を遠くの海に連れていきました。 父の指導は厳しく、泳ぎを知らない私を何度も海に放り込みました。 私は必死で手足を動かし、その結果僅か一日で泳げるようになりました。 でもあの日、なぜ父は私の分だけ帰りの切符を買い忘れていたのでしょうか? 解説 父は帰りは自分だけの予定だった。 つまり? 隣の男性 妻とレストランに出かけた。 隣の男性は二人分の料理が乗ったテーブルで一人で食事をしていた。 その肉料理があまりに美味しそうだったので、私は「あちらの方と同じ料理を…」とウエイターに囁いた。 ウエイターは一瞬顔をこわばらせたが、かしこまりましたと言うと、私の妻の首を絞めた… 解説 ウエイターは隣の男性と同じ料理を用意しようとした。 そのためには同じ素材を用意する必要があった。 そっくりな双子 双子の幼女が誘拐された。 双子はガムテープで目と口を塞がれた 犯罪者は 姉の耳元でヘリウム声になり囁いた 「抵抗したり逃げたら妹を殺すよ。 」 さらに犯罪者は 妹の耳元でヘリウム声になり囁いた 「抵抗したり逃げたら姉を殺すよ。 」 解説 犯人は双子の姉と妹を見分けられる人物。 最後の言葉 母からメールが来た。 「37、2で68おわった7ら、5までも22合わせあわせに」??どういう意味だろう。 送信先を見ると家族一斉送信になっている。 そして気付いた時には何もかも手遅れだった。 温泉地を抜け山道をしばらく行くとこの先立入禁止と書かれた看板を見付けた。 意味を知り男達はその場を逃げ出した。 解説 看板のウラにあった文字、「おゆにしたたたな」をアルファベットにすると 「O YU NI SI TA TA TA NA」 逆から読むと 「A NA TA TA TI SI NU YO」 犯人の居場所 息子に携帯電話を持たせることにした。 GPSで位置が分かるやつだ。 買い物帰りに息子の居場所を調べてみる。 きちんと自宅にいるようだ。 その時、携帯電話が鳴った。 「ママ、包丁を持ったおじちゃんに、携帯取られちゃったよ!」 現在、携帯電話をもっているのは包丁をもったおじちゃん、そしてGPSが自宅をさしているのだ・・・つまり マイケルとルドルフは双子の兄弟であり、常に相手をライバル視していた。 二人の負けず嫌いは次第にエスカレートし、それは勉学からスポーツ、恋愛にまで及んだ。 ある日、ルドルフは失恋のショックでビルの5階から飛び降りてしまった。 翌日マイケルは迷うことなくビルの6階に上った… 解説 マイケルはルドルフに負けたくないので5階より上の6階に 占い 高校生のジュリーは、最近占いに凝っていた。 ある日、友人ととてもよく当たると評判のジプシー占いに行ったジュリーは、彼女の父親が、翌朝死ぬと予言されて、青くなって帰ってきた。 心配させないために、両親にはそのことは黙っていた。 その晩ジュリーは、不安で、まんじりともせずに朝を迎えた。 恐る恐る階下に降りて行ったジュリーは、食堂でいつもと変わらずに朝食を取っている父親を見つけて、ほっと胸を撫で下ろした。 「良かった、やっぱり予言は当たらなかったわ」 それから、牛乳を取り込むため台所の扉を開けたジュリーは、吃驚して息をのんだ。 そこに、長年彼女の家に出入りしていた牛乳配達が、倒れて死んでいるのを見つけたのだ。 解説 牛乳配達のおじさんが、ジュリーの本当の・・・。 一人暮らし 反対していた両親を押し切って、今日から一人暮らし。 一人で起き、朝食を食べ、ゴミを出して支度を整えた。 憧れの一人暮らしを実現できたことで私は満ち足りていた。 家に鍵をかけ、毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに挨拶をして、私は学校に向かった 解説 「毎朝花に水をやっている近所のお婆さんに挨拶」 つまり自宅にいるのではないのだろうか。 そうなると両親はどこに? 屋上の少女 いつものように 俺はコンビニで買ったおにぎりを持って一人屋上へ向かった。 その日は珍しく一人先客がいた。 色の白い可愛い女の子だった。 その子と目が合った。 俺は初めて人がこいに落ちた音を聞いた。 解説 こい=恋ではない。 こい=故意(わざとすること。 ) 妻の肉料理 妻が作るハンバーグはおいしいのだが、 今日はいつもと味が違う気がする 「これ何の肉なんだ?」 「静岡産よ」 「へぇ~」 解説 静岡さん? 言葉の真意 夜中に電話がかかってきた 「首輪いりますか?」 動物なんてかってない俺は断った 「いりません」 電話を切ったあと目の前が回った 解説 首輪ではなく、首はいりますか? 何の肉 どっかで聞いた話なんだけど。 なんか友人から聞いたらしい話で、 宗教入ってる知人の家族と夕食とることになったんだと。 それが焼肉なんだけど肉は何なのか言ってくれない。 人の肉かも、と思って食べたら違ったって。 結局何の肉だったんだろ? 解説 なぜ人間の肉では無いと分かったのか。 食べたことがあるから? 看板の言葉 小学校に入る前の娘と遊園地に行った 入り口には看板が貼ってあって、楽しんでねと書かれていた まだ字が読めるようになったばかりの娘が、まじまじとその看板をみていて微笑ましかった ジェットコースター、観覧車、コーヒーカップ、と色んな乗り物に乗ったが、 しかしどうにも娘はそわそわして楽しんでいる様子がない 俺はせっかく遊園地に来たんだから入り口に書いてあるようにしないと駄目だぞ、と言うと やたら暗い顔になる まだ遊園地は早かったのかもしれない 仕方ないから帰ることにした そして娘はその日自殺した 俺は今でも自分を許せない 解説 漢字をまだ勉強していない子が「楽しんでね」という字を読むと?.

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【短編】「死ぬほどゾッとする怖い話」本当に怖いものだけ厳選…。

怖い 話 短編

B子 とある小学校に、A子とB子というとても仲の良い女の子がいました。 2人は、学校ではもちろんのこと、放課後も毎日一緒に遊んでいました。 その日も2人は遊ぶ約束をしていたので、 お互いにいったん荷物をおきに家に帰りました。 A子の両親は共働きで兄弟もいないので、いつも家に帰っても一人。 そんな時いつも一緒にいてくれるB子はとてもありがたい存在でした。 家に帰ってすぐに部屋に荷物をおき、家を出ようとすると家の電話が鳴りました。 電話に出ると、相手はB子でした。 「もしもし」 「・・・・」 「もしもし?」 「・・・わたし、B子。 今日は用事が出来て遊べなくなったの。 ごめんね、また遊んでね。 」 B子との約束がなくなり、がっかりするA子。 すると、いつもよりも仕事がはやく終わったという母親が帰ってきました。 なんだか、いつもと様子が違う母親が気になってA子が訪ねると どうやら母親は、帰り道に近くの通りで交通事故の現場を見てしまったそうです。 その交通事故は、酷いもので被害者は大型トラックに引きずられて亡くなったそう。 次の日学校で、その事故の被害者がB子だったということをA子は知ります。 1ヶ月経っても、A子は立ち直れませんでした。 あんなに元気だったA子は、ほとんど喋らなくなり学校も休むようになりました。 その日もA子は、学校を休んでひとりで家で寝ていました。 お昼の13時頃、インターホンが鳴りA子は起きました。 親もいないので家にはA子1人、誰とも話したくないので無視していましたが、 しつこくインターホンは鳴り続けます。 仕方なくリビングにあるモニターを見てみると、 映っていたのは赤いフードをかぶった子供のようで、しかも異常に痩せ細っていました。 A子は「だれ?」と尋ねましたが返事はありません。 マイクから聞こえてくるのは、まるで喉に痰が絡んだような息の音だけ。 さすがに気味が悪かったので、警察に連絡しようと思ったその時、 気付いてしまったのです。 その子供には両腕がありませんでした。 そしてフードだと思っていたものは、顎から上がひしゃげた頭だったのです。 モニターを見るとソレは、家の中に入ろうとしています。 どうしていいか分からずパニックになったA子はその場にうずくまり そのまま気がついた時には床に倒れていました。 意識を失っていたのでしょうか。 部屋の中やモニターを見回しましたが、もうソレはいませんでした。 その時になって、A子は気づきました。 あの子供が着ていた服が、事故当日のB子とまったく同じだったことを。 おめでた 半年くらい前に、同じ職場のAさんという女性が退職していきました。 Aさんは30代後半で、とても綺麗な人。 彼女は、一度離婚をしていて現在の旦那さんは再婚。 すごく親しかった訳ではないですが、彼女が退職する日の昼休みたまたま話す機会があったんです。 「Aさん、どうして退職することになったの?旦那さん転勤とか?」と私が聞くと 「ううん、違うの。 旦那は転勤ないの。 」とAさん。 「え、もしかしておめでた?」 つい聞いてしまったが、彼女の顔が曇ったのでやばいと思いました。 彼女が前の旦那さんと赤ちゃんがなかなかできなかったという噂を思い出して後悔していると 「ううん、違うの。 でも聞いてくれる?」と彼女は言いました。 「え、うん。 」 「今から言うことは黙っててね。 誰にも相談できなかったの。 」 彼女は俯いたまま、私の顔も見ずに淡々と話し始めました。 「前の旦那さんとね結婚してた時ね、実は2回妊娠していたの。 でもね、2回とも産めなかった。 流産とかそういうのじゃなくて産めなかったの。 妊娠している時に夢を見てしまって、その夢がどうしても怖くて。 」 「夢・・・?」 「妊婦の女性が夢に出てきて、その人のお腹めがけて殴ったり、酷い時にはお腹の中に手を入れたりとか。 それがだんだんとエスカレートして、今度は自分自身を客観的に見ている夢になるの。 そしたら、その自分に対しても同じようにしていた。 これは1度だけじゃなくて毎晩。 夢らしい夢ならまだいいけど、あまりにもリアルで、感触とか血の匂いまで覚えてる。 だから怖くなって、旦那に黙っておろしたの。 」 「・・・もしかして、2回目も?」 「そう2回目も同じ。 もっと酷かったよ。 」 私は、思わぬ話を聞かされ言葉が出ませんでした。 「だからね、他の男性ならって思って今の旦那と一緒になったのよ。 」 そこで、昼休みが終わってその日は彼女ともう話さず終わり 彼女は退職していきました。 そんな彼女とつい最近、偶然街中で会ったんです。 たわいもない話でもしようかと思ったのですが、 「ねぇ、また同じだったよ。 今度はもっともっと酷かったの。 もうだめかもね・・・」 私の目も見ずに、それだけ言って彼女は去っていきました。 その彼女の言葉と声がなぜかとてつもなく怖く感じて、しばらく立ち尽くしていた気がします。 洗濯物 母校の中学校の近くに、結構築年数の経ってそうなボロアパートがあったんだけど、 俺が実家を出て、上京している間になにがあったのか廃墟になっていた。 どうやら誰も住んでいないらしいんだけど、 帰省中にふと廃墟アパートのベランダに洗濯物が干してあるのに気づいた。 家に帰って、そのことを家族に話したんだけど、反応はあんまなかったから 自分で、誰か住んでるんじゃないかとアパートの所有者に連絡したんだ、おせっかいだけど。 そしたら今から見に行くってことになって、同行した。 所有者のおじさんと、俺と地元の友人3人でその部屋に入った。 幸い鍵は閉まってなく、部屋の中には誰もいなかった。 誰かが住んでいたような感じもしない。 ベランダには黄色いバスタオルと白い靴下が干されていて 「なんだよイタズラか?」と笑いながらバスタオルを取り込むと 友人が「うわぁあああ」と大声を出した。 タオルを見ると、裏側にびっしりと焦げ茶色の何かがついていた。 それはよく見れば赤黒く、血だった。 ずいぶん時間が経っているような。 3人とも何も言わず黙り込んだ。 本当に全身鳥肌が止まらなかった。 侵入者 M子という友人の話。 彼女はひとり暮らしをしていたのですが、バイトから帰って部屋に入ると部屋が荒らされていて 何者かに侵入された形跡があったそう。 当然、怖いのでM子はすぐに警察へ連絡。 駆けつけた警察の調査がすぐに始まりました。 取られたものはなかったものの、奇妙なことがあったそう。 それは、何ひとつ「指紋」が見つからなかったこと。 いやいや犯人が手袋してただけでしょと思ったそうですが、そうではないそう。 犯人だけではなく、M子自身の指紋も見つからないそうだ。 帰ってきてから通報するまでに触った部分以外、指紋がないらしい。 今もその理由は分からず、犯人も見つかっていない。 M子はその部屋をすぐに出て実家に帰ったようだが、引っ越す時に荷物の整理をしていると 見たこともない、マグカップが1つ紛れていたそう。 その理由ももちろん、分からない。

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