盗賊 王 バクラ。 獏良了/闇バクラとは?盗賊王の意志を持つ最強の策略家!デッキ・使用カード・プロフィール解説

盗賊王バクラ×アテム

盗賊 王 バクラ

第211話 「新たなるステージ」 2004年6月30日放送 地下神殿の戦いでバクラは負け、砂となって消えてしまった。 しかし同時に、時が止まり、ファラオたちは身動きできなくなる。 やがて目をさますもうひとりの遊戯。 その目の前には、ジオラマのゲーム盤と、対面してすわるバクラのすがたが。 そのゲーム盤は、ファラオとして生きていた3千年前のエジプトが再現された、究極の闇のRPGだった。 7つの千年アイテムが冥界の石版におさめられ、ゲームは新たなステージへと入る。 バクラの手駒のアクナディンは、闇の大神官になるが…。 第212話 「闇の大神官」 2004年7月7日放送 闇の大神官の攻撃からファラオたちを守ったのは、ハサンだった。 ハサンは、歴代ファラオの化身だ。 自分にも王家の血が流れていることを知るセト。 そしてセトは、白き龍の力を得てファラオになるよう闇の大神官に誘惑され、とまどう。 一方遊戯たちは、空腹のボバサのために食料をさがした。 ボバサはそのお返しに、ファラオの本当の名がかくされている王家の谷に、遊戯たちを連れて行くのだった。 第213話 「邪神復活へのカウントダウン」 2004年7月14日放送 盗賊王バクラとディアバウンドが復活して、ファラオたちの前に姿をあらわした。 そして、アクナディンとセトは異空間に消えていく。 ディアバウンドに攻撃されたファラオたちは、バラバラになってしまう。 神官カリムとアイシスは、せまりくるカーを相手に、苦しい戦いを強いられていた。 カリムの魂のバーは極度に減ってしまい、そしてアイシスの精霊スピリアは戦闘には向いていない。 ファラオを思うカリムは、最後の力を神官シャダにたくすが…。 第214話 「白き龍」 2004年7月21日放送 アクナディンは、キサラを殺して白き龍の力を得て王になるようセトに告げる。 それを拒否するセトだったが、そんな彼を守ったキサラは、命を落としてしまう。 その後、ファラオがかけつけるが、その時セトはアクナディンに心をあやつられていた。 ファラオと正気をなくしたセトの決闘がはじまった。 白き龍が黒き魔術師をたおし、セトがとどめを刺そうとしたその時、キサラの声が聞こえてきて…。 いっぽう、現世のゲームマスターの闇遊戯は、自分の名前がゾーク封印のカギであることに気づいていた。 第215話 「大邪神ゾーク復活」 2004年7月28日放送 王墓で決闘を開始する遊戯とバクラ。 遊戯は、はじめて闇遊戯のために戦うことになる。 新しいデッキから、マシュマロン、サイレントソードマンなどを召喚する遊戯。 だがバクラは、デスカリバー・ナイト、死霊ゾーマなどをくり出し、優位に立つ。 そこで遊戯は、魔法カード「時の飛躍」でダメージをかわし、サイレントソードマンのレベルを上げて反撃するのだった。 いっぽうクルエルナでは、大邪神ゾークが復活し、神官団におそいかかっていた。 第216話 「伝説の守護神エクゾディア復活!」 2004年8月4日放送 ついにはじまった遊戯とバクラの決闘。 LPは2400対1600で遊戯が優勢だ。 遊戯は、ブロッケンやレンガードなど、数値があまり高くないモンスターで戦うが、特殊効果で大きなダメージをかわしている。 するとバクラは、今回のキーポイントである「呪いの双子人形」をくり出してきた。 それにより自分の墓地を消滅させたバクラは、死んだモンスターたちを浮遊霊のように不気味にさまよわせ…。 いっぽう、神官団VSゾークの戦いでは、シモンがついにエクゾディアを召喚し、激闘がくり広げられていたが…。 第217話 「召喚!三幻神」 2004年8月11日放送 遊戯VSバクラのデュエルはつづく。 バクラは今回のキーポイントである永続魔法「死札相殺」で、おたがいのフィールド上のモンスターと、おたがいの除外されたモンスターの数だけ、デッキからカードを墓地送りにして、遊戯のデッキを破壊する。 ついに遊戯のデッキは、残り1枚になるが…。 いっぽう街では、マナからうけとった千年パズルをたずさえて、ファラオがゾークと対面していた。 三幻神を召喚させるファラオ。 神の攻撃に、ゾークはたおされたかに見えたが…。 第218話 「ゾークVS青眼の究極竜(ブルーアイズ・アルティメットドラゴン)」 2004年8月18日放送 遊戯とバクラのデュエルはつづく。 遊戯は、ラストドローで今回のキーポイントである「破壊竜ガンドラ」を召喚する。 ガンドラは、プレイヤーのライフを半分使い、フィールド上のすべてのモンスターをすべてゲームからとりのぞくことができるという強力な特殊魔法を持つ。 遊戯がめずらしくこれほどに凶暴なカードを選んだのは、なにか理由があるのか…!?。 いっぽう、ゾークの力の前にファラオの神もなすすべがない。 神官セトは、白き龍を召喚して応戦するが、ゾークに敗れてしまい…。 第219話 「王(ファラオ)の名のもとに!! 」 2004年8月25日放送 ファラオは記憶のエジプト世界でゾークと戦う。 かけつけた遊戯や城之内たちは、ブラックマジシャンなどのモンスターを召喚してファラオをたすけた。 遊戯たちはファラオに真実の名を伝えようとするが、古代文字を読むことができない。 杏子は、ファラオに渡したカルトューシュを思い出すが…。 第220話 「最後の試練」 2004年9月1日放送 アテム(ファラオ)と遊戯たちは、現実世界のエジプトにやって来た。 アテムは、積年の邪念がやどった7つの千年アイテムを、自らとともに封印しようと考える。 そのためにはだれかがアテムにデュエルで勝たなければならない。 城之内と海馬が名乗りを上げるが、「もうひとりのボクに伝えたいことがある」という遊戯が戦うことになる。 戦いを明日にひかえて、遊戯とアテムはそれぞれの思いを胸に、ベストのデッキを組むのだった。 (C 高橋和希 スタジオ・ダイス/集英社・テレビ東京・NAS.

次の

獏良了とは (バクラリョウとは) [単語記事]

盗賊 王 バクラ

3.テーマの転換「勧善懲悪から、平和主義へ」 「罰ゲーム!」悪人を裁くダークヒーロー 前述の通り、 もともとの闇遊戯はダークヒーローであり悪を裁く 「正義の番人」でした。 ゲームのルールという見えないパワーで悪人を殴り倒す。 それが連載当初の本作のテーマです。 悪ければ悪いほど、そんな悪人の卑劣な横やりで遊戯たちの友情は壊れはしないことの証明になる。 主人公が体現していたのは 勧善懲悪の物語でした。 「ファラオの記憶編」において、闇遊戯(アテム)の父親である先王アクナムカノン治世下でのクル・エルナ村虐殺など 為政者の負の側面が強調され、やがてアテム治世下の第18王朝は、虐殺を生き残った復讐者 「盗賊王バクラ」の出現により崩壊を始めます。 盗賊王バクラは、この世には善も悪も無い、ただ自身の正義を「善」と主張し合うだけだと言ってこれまでの闇遊戯の「勧善懲悪」的な正義を否定しました。 原作者の反権力思想や思想が反映されたためか、ファラオとなってからの闇遊戯は 「善とはなにか?悪とはなにか?自分は本当に正しいのか?」と迷うように描かれます。 多角的な視点からの描写に成功しているというよりは、単にテーマが散らかっていて主人公の言動が二転三転しているように見えるのです。 しかし結果として 正統派ヒーロー色が強くなったことで、闇遊戯との別れは爽やかなものになり、物語としての後味は非常に良くなりました。 (たとえ相手が悪人であれ、他人に報復するヒーローは最終的に幸せにはなれないのが正統派のお約束です。 そうでないと復讐を肯定することになってしまうので……。 この後付けによって実質、当初の闇遊戯はゾークの悪に半分染まっているうえ記憶喪失中だから本来のアテムではない(本来のアテムは一方的に「悪」を決め付けて裁くことはしない)というような意味合いに作品が上書き修正されました。 本作がカードバトル中心の長編をやり始めるより前のことです。 注目すべきなのは、この時点で 「番人」とは闇遊戯のことを指しており、 「盗賊」である闇バクラと敵味方で対のように描かれていたことです。 罪人を裁き罰を与える = 『罰ゲーム』 です。 つまり「墓を守る番人」ではなく 「墓の主」の方。 そこで、空いてしまった「墓を守る番人」ポジションに、あとから据えられたのが 「神官マハード」です。 だからこそ彼は 「王墓の警護隊長」として登場し、死と闇の遊戯場である「王墓で」盗賊王バクラと対峙しなければならなかった。 神官マハードをとりまく "いびつ" な設定 ブラック・マジシャンは 「闇遊戯が最も信頼するエースモンスター」という設定に途中からなったのだから、そのルーツとされる「神官マハード」もファラオの右腕の魔術師のような人物像にしないと、 なぜ現代で闇遊戯が最も信頼するモンスターが三体の神ではなくブラック・マジシャンなのかイメージが掴みづらいです。 (では、ファラオのとして魔術的修行をつんだ神官に政治をさせていました。 ) しかし、神官マハードは 現ファラオのいる王宮ですらない、王墓の警護隊長。 しかも王墓の内部に罠を仕掛けるのは墓職人だけの仕事で、外側の警護は人間の兵士による。 神官マハードが魔術師(精霊魔導士)である設定とも噛み合っておらず、設定の一つ一つがバラバラでどことなく "いびつ" です。 しかしながら、 率直に、「ファラオの記憶編」での神官マハードの描かれ方は 極めて ずさんだったと言わざるをえません。 キャターを "立てる" ことなど二の次、あらかじめ決まっているシチュエーションありきの稚拙なです。 まず王墓の警護隊長なんていかにもな立場で登場させておきながら「近頃、王墓が頻繁に荒らされている」というよく分からない流れがキャターに対して無神経だし、どうせ殺すなら その魔力をマナに譲り渡すとかして(ブラック・マジシャン・ガールの設定でありましたよね……)千年輪を弟子に託していく展開ならまだ同情の余地もあったものを、突然ひとりで盗賊王バクラに戦いを挑み、壁抜けの能力があると発覚したばかりの相手を王墓に閉じ込めようとし、案の定バクラは王墓から脱走し千年輪は奪われ、復活してからまたバクラに挑んでは結局ピンチになって弟子に助けられ、作者側のストーリー展開の都合でさんざん仲間の足を引っ張るよう描かれてまともな挽回シーンもなし。 正直ここまで 雑に扱われているエースというのは見たことがないです。 原作者は神官セトとキサラ、海馬とブルーアイズの描写には一定のこだわりを見せ続ける一方で、アテムが千年パズルに魂を封印されている間にマハード(魂と精霊が融合し不死となっている?)は何をしていたのか、アテムが冥界へ還ったあとマハードはどうなったのか(アテムと共に冥界へ還ったのか?表遊戯のいる現代に残ったのか?)さえ、一切の描写を放棄しています。 そこに原作者のキャターへの誠実さや愛着を感じることは、残念ながらできませんでした。 5.タイトルに込められた意味。 「遊戯(の)王」から「遊戯(と)王」へ 前述の通り、初めの頃の本作はカードゲームだけではない多種多様なゲームを扱う作品でした。 「」というタイトルは、主人公の遊戯があらゆるゲームに精通し、あらゆるゲームで強く、ゲームで悪人を倒していく姿を王者にたとえたもの。 ゲームの王、「遊戯(の)王」です。 カードゲームは数あるゲーム(遊戯)の中の一つでしかありません。 主人公がゲーム全般の達人ではなくあくまで 決闘者()であり、漫画としてカードゲームだけを専門で扱うならタイトルは 決闘王(デュエルおう)の方が相応しいでしょう。 遊戯がゲーム全般の王様的プレイヤーだという概念が主な読者層にほとんど忘れられ、もはや 王といったら ファラオを連想する、なのに本来の「遊戯」である 表遊戯が王(ファラオ)なわけではない。 闇遊戯は王(ファラオ)だが本当は「遊戯」ではない。 じゃあこのタイトルの「」というのはいったい何を表しているのか?? そこで出てきたのが、 『遊戯 王』という新たな解釈です。 すごい。 めちゃくちゃキレイにまとまりました。 このタイトルは、物語を読み進めていくと最後に意味が分かるよう作者によって最初から仕組まれたもの……ではありません。 あくまで後付けです。 前述の通り、 当初の闇遊戯は正義の番人(墓を守る番人)として描かれていたわけで、一番最初の構想段階からファラオ(墓の主)として作られたキャターではないことは明白です。 (最初にファラオとして登場するためにデザインされたキャターはマリク・イシュタールではないかと予想しています。 「マリク」はで「王」を意味します。 ) 1999年12月にプレイ・ステーション用ゲーム 「封印されし記憶」が発売されているので、遅くとも原作の王国編の終盤あたりかバトル・シティ編の導入部分が描かれた頃には闇遊戯をファラオにする構想が決まっていたでしょう。 その手腕とひらめき力には、長年の連載で揉まれ続けた原作者の、プロとしての意地を感じました。

次の

盗賊王バクラ×杏子シリーズ

盗賊 王 バクラ

気付けば僕は、何もないどこまでも、どこまでも続く暗闇にいた。 『こうして話せるようになるのはもっと先だと思ってたんだがなァ』 現れたのは、褐色の肌をした白髪の青年。 ぱっと見は女顔の美青年だが、その顔には十字の傷と、隠しても隠しきれない凶悪さが滲み出ている。 「君は誰?」 『オレ様はお前に力を与える者だ』 「僕に力を?」 その言葉で、今までの記憶が蘇る。 まさか、 「その代償は魂、ですか?」 「……」 青年が沈黙する。 まさか、本当に。 …… 『…プッ、クハハハヒャーハッハッハ。 漫画の読み過ぎだぜ。 誰もテメエのちんけな魂なんざいらねぇよ』 と思ったらただ笑いを堪えていただけのようだ。 馬鹿にしたような言い方に若干ムッとしながらも、質問を重ねる。 「じゃあ何なんですか?」 『特に代償はねぇ。 ま、強いて言えば俺様の手伝いをしてもらう程度だな』 「手伝い?」 『なあに簡単さ。 俺様の野望を叶えるために俺様の宿主になるだけでいい』 「君の野望?」 『まあ、それはおいおいな』 青年が邪悪な笑みを浮かべながらはぐらかす。 正直かなり怪しい。 というかそれを言ったらこの空間自体がおかしいのだが。 「昨日カードを送ったり、デッキを組んだのは君?」 『ああ。 この町を探った中で、てめえの心の闇が一番居心地良さそうだったからな』 〝 心の闇〟。 またわからない単語だ。 『で、どうすんだ?俺と手を取るか、取らないのか』 「君に協力すれば、このデュエルに勝てるの?」 『ああ勝てるぜ』 その言葉だけで十分だった。 右手を青年に向けて差し出す。 「君の名前は?」 『俺か?俺はバクラ。 盗賊王バクラだ』 「よろしく。 バクラ君」 そして僕達は、契約した。 空気が重い。 おまけに朝にも関わらずあたりがどんどんと闇に支配されていく。 「ってーな……」 高槻麟が立ち上がる。 先程まで狂ったように笑っていたのが嘘のようだ。 うまく言えないが、纏う雰囲気がまるで違う。 「諦めてはいないのか?」 「諦める?なぜ?」 「手札0。 場には雑魚モンスター一体のみ。 俺の場には攻撃力3400のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンがいる。 こんな絶望的な状況で貴様に何ができる?」 「絶望?」 突然、高槻麟が小馬鹿にしたような顔を向ける。 先程までの弱弱しい様子がまるでない。 いっそ不気味といって言いまでの変わりようだ。 「この程度の状況なんざ王墓の墓荒らしに比べたら、屁でもねえんだよ」 ギラリ、と瞳に光を灯し、デッキトップに手をかける。 士道もその勢いに思わず目を閉じる。 「オレ様はモンスターをセットしてターンエンドだ」 「俺のターン」 オレ様、といきなり一人称が変わるなど明らかに様子がおかしい。 が、そんなことは士道にとってはどうでもいいことだった。 大切なのは勝つこと。 そのための手札は揃っている。 「俺は魔界発現世行きバスガイドを召喚し、デッキから彼岸の悪鬼スカラマリオンを特殊召喚。 2体のモンスターでオーバーレイ!エクシーズ召喚。 ランク3、彼岸の旅人ダンテ。 効果でORUを一つ取り除き、デッキから墓地に3枚落とし、1500ポイント攻撃力をアップする。 バトルだ!彼岸の旅人ダンテでセットモンスターを攻撃」 士道が召喚したのはダンテ。 本当ならここはブレイクソードを呼びたいのだが、生憎と種切れだった。 そしてダンテの攻撃でセットモンスターが反転する。 そこに現れたのは、一つ目の不気味な壺。 「セットモンスターはメタモルポッド。 お互いの手札を全て捨てる。 その後、お互いはデッキから5枚ドローする。 「だがこれで終わりだ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで攻撃。 その戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる。 「ククク、一応保険として王様のカードを入れておいて正解だったぜ」 「貴様…そんな旧時代の化石のようなカードばかり。 本当に勝つ気があるのか?俺はカードを2枚伏せてターンエンド」 士道和哉 LP2550 ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 彼岸の旅人ダンテ 伏せカード2枚 「オレ様のターン。 カードドロー…士道っつたかぁ?確かにテメエのカードは強ぇ。 オレ様が今使ってるカードじゃ普通なら逆立ちしたって勝てねえだろようよ。 」 普通ならな、と高槻麟。 否、バクラは顔を歪めて笑う。 「テメエが馬鹿にし、切り捨てていったカードども。 しかしその怨霊こそが俺様の力となる。 見せてやるぜ。 怨霊どもの恐ろしさってやつを。 オレ様は昇霊術師ショウゲンを召喚」 杖を構え、金の角帽子を被った高僧が現れる。 「何だよ坊主かよ」 「弱そうだよなぁ。 やっぱバトルシティ時代の骨董品じゃ、士道さんのレアカードにゃ勝てねえんだよ」 見慣れないカードに士道が警戒する中、勢いよく召喚した割には貧弱そうなカードに、取り巻きたちが野次り出した。 「ククク。 テメエらが馬鹿にできるのも今の内さ。 オレ様はカードを1枚伏せてショウゲンの効果発動」 ブツブツと、ショウゲンが念を唱え始め、杖から光が溢れ出す。 「手札をランダムに1枚捨てることで、場に存在する特殊召喚されたモンスター全てを破壊する。 フィールド上の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。 また、このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、 お互いにモンスターを特殊召喚できない。 僧侶の念仏と共に、聖なる光が士道のモンスター達に襲い掛かる。 「っ…伏せカードオープン!永続罠、幻影霧剣。 ショウゲンのモンスター効果を無効にする」 【幻影霧剣】 永続罠 フィールドの効果モンスター1体を対象としてこのカードを発動できる。 「幻影霧剣」の 2 の効果は1ターンに1度しか使用できない。 1 :このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 対象のモンスターは攻撃できず、攻撃対象にならず、効果は無効化される。 そのモンスターがフィールドから離れた時にこのカードは破壊される。 2 :墓地のこのカードを除外し、 自分の墓地の「幻影騎士団」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。 霧の剣がショウゲンを貫き、その身をも霧散させる。 これでバクラの策は尽きた…にも関わらず、バクラの顔には未だに邪悪な笑みが浮かんでいる。 「フフフ…ショウゲンの効果を無効にしてくれてありがとうよ。 これでオレ様のとっておきを安心して出すことができるぜ」 バクラのデュエルディスクから霧のようなものが噴き出す。 何時の間にか形となった三体のそれは、まるで亡霊のようだった。 「このカードは、墓地の悪魔族モンスター三体を除外することで特殊召喚できる。 自分の墓地から悪魔族モンスター3体を除外した場合に特殊召喚できる。 1 :モンスターゾーンのこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに、 相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動する。 墓地のこのカードを装備カード扱いとしてその相手のモンスターに装備する。 2 :このカードの効果でこのカードが装備されている場合、 装備モンスターのコントロールを得る。 赤子のような壊れた人形を抱えた、蒼顔の死体人形が現れる。 その薄く開いた黄色い眼は、見る者全てに恐怖を感じさせた。 「何だよ、これ…」 取り巻きたちが恐怖のあまり固まっている中、士道は屈することなくその目をダーク・ネクロフィアへと向ける。 「ほお、まさかこいつを見て恐怖に屈しない奴がいるとはな。 腕はまだまだ未熟だが器は神官クラスってとこか」 バクラが感心したように言う。 どうやらこの士道という男、ただの不良というわけではないらしい。 「ふん。 俺は誰にも屈しない。 たとえどんなな敵であろうとも必ず打ち倒し、勝利をもぎ取るまでのこと」 「なら、最後まで抗ってみるんだな。 ダーク・ネクロフィアで彼岸の旅人ダンテに攻撃。 「フッフッフ。 ……ありがとうよ士道。 そしてエンドフェイズ時にダーク・ネクロフィアの効果を発動する。 それでこそ奪った甲斐があるってもんだ」 「黙れ!ダーク・リベリオンは必ず取り戻す。 俺のターン」 「俺はダンテの効果を発動。 それぞれを除外し、墓地の幻影騎士団モンスターを特殊召喚する。 甦れクラックヘルム、フライジャルアーマー。 そしてレベル4モンスター2体でオーバーレイ!」 騎士達の亡霊が銀河に吸い込まれ、新たな命を生み出す。 このカードの攻撃力は、次の相手のエンドフェイズ時まで元々の攻撃力の倍になる。 「エクスカリバーの効果発動。 ORUを2つ取り除き、攻撃力を倍にする」 「ほお。 攻撃力だけならオベリスク並みか」 「バトルだ。 エクスカリバーでダーク・リベリオンを攻撃。 沈黙の邪悪霊。 攻撃モンスター1体の攻撃を無効にし、 相手フィールド上に表側表示で存在する他のモンスター1体を選択して代わりに攻撃させる。 (選択したモンスターが守備表示の場合は攻撃表示にする) 「更に罠カード発動。 メタル化・魔法反射装甲。 ダーク・リベリオンの攻撃力を300アップする。 「何だ、これは…?」 「ククク。 それが闇のゲームの痛みさ。 闇のゲームでのダメージは、実際にプレイヤーの命を削るぜ」 余りの痛みに思わず体がよろめいた士道に、取り巻き達が駆け寄る。 「騒ぐな!この程度の痛みどうということはない。 俺はカードを1枚伏せてターンエンド」 (伏せたカードは魔法の筒。 これで奴が攻撃してこようとも、それを跳ね返すことができる) 「オレ様のターンドロー。 フフフ」 「何がおかしい?」 「士道。 どうやらテメエはこのターンで終わりのようだぜ。 永続魔法エクトプラズマーを発動。 そしてターン終了時に、このカードの効果が発動する」 反逆の龍が突如として霧へと姿を変える。 「ダーク・リベリオンが霧に!?」 「エクトプラズマーは互いのエンドフェイズに場のモンスターを生贄に捧げ、その元々の攻撃力の半分のダメージを相手に与えるのさ。 「士道、さん…?」 取り巻き達の誰かが、惚けたような声をあげる。 そしてそれはあっという間に伝染し、大きな環となってバクラの周りを取り囲む。 きっとイカサマしたに違えねぇ。 落とし前、つけさせてもらうぜ」 ポキポキ、と拳を鳴らしながら取り巻き達が迫る。 「ククク…いいぜぇ。 リハビリにゃあ丁度良い。 かかってきな。 オレ様が相手をしてやる」 それが合図となり、取り巻き達が一斉に襲い掛かる。 だが彼らは知らなかった。 自分達が誰を相手にしたかということを。 しかしその全てに士道は見覚えがあった。 「お前たち」 倒れているのは全員自分と共に苦楽を共にした仲間達。 そして、その中心に立っていたのは… 「ったく…盗賊王のオレ様に喧嘩で挑むなんざ3000年早えんだよ。 「あん?ほお。 目が覚めたか。 闇のゲームで負けた割には結構回復するのは早かったな。 」 頑丈な体だぜ。 高槻麟 バクラ がそんなことをつぶやいたが、士道は仲間達が麟のようなひ弱な少年にボコボコにされたという事実を受け止めきれられず、全く耳に入らなかった。 「ああそうそう忘れるとこだったぜ。 てめえ確かデュエルする前に勝った方は負けた方になんでも一つ命令できるとかなんとか言ってたな。 」 そう言うと、麟は今までにないほど邪悪な笑みを浮かべ、士道のデッキへと手を伸ばした。 「それじゃあお前のデッキはありがたく頂戴したぜ」 そう言うと麟はもう興味はないと言うように士道に背を向け歩きだした。 その背を、士道はただ黙って見ていることしかできなかった。 ……これは、特別な王と少年の物語。 誰にでも存在するものではない、闇の中に完結する物語。 そして僕の物語は、ここから終わりへと向かい始めた。

次の