悪魔の手毬唄 犯人。 悪魔の手毬唄ネタバレ犯人のトリックがすごい‥恐怖の展開にぞっとする‥

映画「悪魔の手毬唄(1977年)

悪魔の手毬唄 犯人

由良家(ゆらけ)= 枡屋(ますや) 仁礼家(にれけ)= 秤屋(はかりや) 別所家(べっしょけ)= 錠前屋(じょうまえや) 青池家:温泉宿「亀の湯」を営む 悪魔の手毬唄2019のキャストと相関図! Sponsored Link 悪魔の手毬唄2019のネタバレ ネタバレは小説や、これまでに公開されている映画を参考に、 2019年のドラマで、すでに分かっている部分を加えています。 悪魔の手毬唄2019のネタバレ — 20年前の事件 岡山と兵庫の県境にある 鬼首村(おにこうべむら)を訪ねた 金田一耕助(加藤シゲアキ)。 岡山県警警部・磯川常次郎(古谷一行)からの依頼だ。 その村にある 「亀の湯」という温泉宿を訪れる。 「亀の湯」の女主人、青池リカ(寺島しのぶ)は、 20年前にある事件で、夫の源治郎を亡くしていた。 機械を農家に売りつけ始めるが、 詐欺ではないかと疑い始めた源治郎。 恩田を訪ねていき、そこで事件が起こる。 そして、 犯人の恩田幾三はいまだに行方不明だという。 悪魔の手毬唄2019のネタバレ — 人気歌手、大空ゆかりの帰郷 そんな中、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかり(中条あやみ)こと 別所千恵子が帰郷するという。 村中がにわかに活気づいた。 実は、 別所千恵子は、恩田が村で作った子供でした。 放庵(ほうあん)という。 離縁した妻のおりんが、復縁したいと言ってきたのだ。 承諾の手紙を出すのだという。 「 おりんでございます……庄屋さんのところへ もどってまいりました」と呟く。 ところが、 その後「おりん」は既に亡くなっていることが発覚する。 だが、 放庵やおりんの姿は無く、 来客があったことを伺わせる、2人分の食事の跡と、 微量の吐血の跡が残されているのみだった。 悪魔の手毬唄2019のネタバレ — 最初の事件 そんな中、リカの息子、歌名雄(小瀧望)の婚約者、 由良泰子(菅野莉央)が滝つぼで亡くなっているのが発見される。 里子も何かに気づく。 次は錠前屋(じょうまえや)の娘 = 別所千恵子(中条あやみ)だ。 が、犠牲者は、 別所千恵子ではなく、 「亀の湯」の娘、里子(大野いと)だった。 そこに別所千恵子がやってくる。 第3の事件は、 里子ではなく、千恵子を狙ったものだったのだ。 それを知ったリカは、思わず夫を手にかけてしまう。 以来、放庵に脅されてきたのだ。 「おりん」を名乗り放庵に毒をもる。 結婚させるわけにはいかない。 また、自分の娘の 里子は赤あざを持って、辛い思いをしている。 なのに、 「恩田の娘」は美しい娘ばかり。 そうして事件を起こしていったのです。 リカは警察の目を盗んで逃走、 川に身を投げ自害をしました。 実は、 青池家にも屋号があった。 それが「桶屋(おけや)」だった。 手毬唄の四番です。 女たれがよい桶屋(おけや)の娘 器量よしじゃがやきもち娘 橋の上から川面を眺め 色街帰りの旦那を待った 恨みが強いとて返された 悪魔の手毬唄2019のトリック 実はこの「悪魔の手毬唄」には、 トリックらしいトリックはないのです。 「おりん」という、老婆に変装したというのみです。 これが、特に派手なトリックは無くとも、何度も映画化されたり ドラマ化されてきている理由ではないでしょうか。 では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!! Sponsored Link.

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悪魔の手毬唄〜配役比較

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【鬼首村手毬唄】 うちの裏のせんざいに すずめが三匹とまって 一羽のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい枡屋の娘 枡屋器量よしじゃがうわばみ娘 枡ではかって漏斗で飲んで 日がないちにち酒浸り それでも足らぬとて返された 返された 二番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい秤屋の娘 秤屋器量よしじゃが爪長娘 大判小判を秤にかけて 日なし勘定に夜も日もくらし 寝るまもないとて返された 返された 三番目のすずめのいうことにゃ おらが在所の陣屋の殿様 狩り好き酒好き女好き わけて好きなが女でござる 女たれがよい錠前屋の娘 錠前屋器量よしじゃが小町でござる 小町娘の錠前が狂うた 錠前狂えば鍵あわぬ 鍵があわぬとて返された 返された ちょっと一貫貸しました 引用:映画【悪魔の手毬唄】より 悪魔の手毬唄の舞台となる鬼首村には、歌に出てくる 秤屋(由良家)・秤屋(仁科家)・鍵屋(別所家) が出てきます。 昔は、 由良家 が村一番の権勢を誇っていました。 しかし、現在では 秤屋の(仁科家) が葡萄酒工場を開いたことにより、由来家は力を失っていきます。 そして、歌に出てくるそれぞれの家系には、年頃の娘が1人ずついます。 その娘さんたちが、【鬼首村手毬唄】の歌そのままに殺されていきます。 唄になぞらえて殺された人物は誰? まず、1人目。 枡屋の娘(由来家)の娘の 泰子。 唄にあるように、滝の途中に置かれた升から水が溢れ出て、口に差し込まれた漏斗に流し込まれるように細工され殺されていました。 死因は、絞殺です。 泰子は、青池 りかの息子の青池 歌名雄と恋人同士でした。 二人目は、秤屋の娘( 仁科家)の 仁礼文子です。 これも唄にあるように、秤の皿に正月飾りの大判小判が置かれた状態で発見されました。 葡萄酒の樽の中で死んでいました。 死因は、こちらも絞殺です。 死体を発見した別所辰蔵 (飲んだくれおやじ)は、びっくり仰天! 私もこんな死体を見つけたら、びっくりします。 葡萄酒も飲めなくなります・・・。 仁札 文子は、青池 歌名雄に恋心を抱いていました。 3人目は、鍵屋の娘である 別所千恵子 が殺されるはずでしたが、殺されたのは、 宿屋を営んでいる女将の青池リカの娘の青池 里子でした。 青池 里子は、半身の赤痣を持つ女性です。 里子の死体の前には鍵が置かれていました。 死因は、頭部の打撲です。 ということで、この3番目の殺人は、犯人のミスだということが分かります。 この時点で、誰が犯人か目星がついてくると思います。 そして、金田一耕助が宿で鏡に映った みかんを見て閃いたことが事件の解決への糸口となります! 最後に 原作者の横溝正史さんの金田一シリーズは、「八墓村」と「犬神家の一族」と「悪魔の手毬唄」を読みましたが、男女間の愛憎のどろどろが非常に多いように思います。 どうやら、横溝正史さん自身複雑な生い立ちが関係しているようです。 横溝さんのご両親は、お互い既婚者で子どもまでいたにも関わらず、不倫関係になりました。 その後、駆け落ちし横溝正史さんら兄弟が生まれたそうです。 そういった生い立ちが、作品に表れていますね。 ここまでお読み頂きありがとうございます。

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悪魔の手毬唄のあらすじ「哀しい愛憎劇」

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岡山と兵庫の県境にある鬼首村(おにこうべむら)では由良家(ゆらけ)と仁礼家(にれけ)という、二つの名家が対立していた。 岡山県警警部・磯川常次郎(古谷一行)の依頼を受け、金田一耕助(加藤シゲアキ)はその村にある亀の湯という温泉宿を訪れる。 そこの女主人である青池リカ(寺島しのぶ)は、20年前に起きた悲惨な事件によって夫の源治郎(渡辺大)を亡くしていた。 そしてその犯人、恩田幾三はいまだに行方不明だという。 ある日、鬼首村出身の人気歌手、大空ゆかり(中条あやみ)が帰郷するということで村中が活気づく中、リカの息子、歌名雄(小瀧望)の婚約者である由良泰子(菅野莉央)が滝つぼで死んでいるのが発見され・・・。 引用元: ・ 鬼首村には2大勢力があり、由良家と仁礼家。 ・ 仁礼家の先代がブドウ栽培を始めて大当たりして、仁礼家優勢に(現在はブドウ酒工場も建てた)。 ・焦った 由良家の先代は、その頃村にやってきた 恩田育三という男が持ち込んだ副業・モール作りに手を出す。 ・恩田育三は、年は35、6で金縁眼鏡にちょび髭を生やした好男子。 ・恩田は 多々羅放庵(石橋蓮司)の屋敷の離れを借りて、月に2~3度だけ村にやって来た。 ・その後、 温泉宿『亀の湯』の息子の源次郎(渡辺大)が、妻のリカ(寺島しのぶ)、息子の歌名雄(小瀧望)を連れて久しぶりに鬼首村に帰って来た。 ・源次郎は 恩田が詐欺師であることを見破って「とっちめてやる」と恩田が住む家へ乗り込んだ。 ・ ところが、源次郎は恩田に殺されてしまった。 ・凶器は薪(まき)、死因は後頭部打撲による頭蓋骨折と脳出血。 ・ 源次郎は暖炉裏に首を突っ込んでいる形で発見されて、顔は黒焦げだった。 ・顔が黒焦げになった源次郎を発見したのは、 源次郎の妻のリカと 恩田に離れを貸していた多々羅放庵。 ・偶然にも同晩、 多々羅放庵の5番目の妻のおりんが家出(その後も戻って来ず)。 ・ 犯人である恩田育三は現在も行方不明。 磯川警部は、この23年前の源次郎殺害事件について、一つの疑惑を持っていた。 それは、 被害者と加害者があべこべではないか? ということ。 — 2019年11月月15日午前12時45分PST 詐欺を働いて由良家に大損害を与えた恩田育三だが、当時彼の身の回りの世話をしていたのは鍛冶屋(かじや)の娘・ 別所春江(国生さゆり)だった。 恩田の娘・千恵子を生んだ春江は、村の人々から 千恵子(中条あやみ)が 「詐欺師の娘」「人殺しの娘」と言われることに耐えかねて、小学生の千恵子を連れて村を出た。 ところが 千恵子は、芸名・大空ゆかりとして芸能界で活躍する国民的人気歌手に成長。 村は、大スターの帰還に大興奮状態。 一応『男』である金田一も鼻の下をのばすが、 このゆかりの帰郷が恐ろしい連続殺人事件の幕開けになるとは予想さえしなかった。 村のロミオ・歌名雄 — 2019年12月月6日午後10時30分PST 鬼首村一の美男子は、青池リカの一人息子・ 歌名雄(小瀧望)。 村の女性はみんな歌名雄のことが好きだったが、 歌名雄は 由良泰子(菅野莉央)と恋仲で結婚の約束もしていた。 一方、歌名雄の母・リカの元には、現在地元で圧倒的な勢力を誇る仁礼家の当主・ 嘉平が頻繁に訪れていた。 嘉平は、自分の娘である 仁礼文子(大友花恋)を歌名雄と結婚させたいとリカに申し出る。 リカは「(村の財源であるブドウ畑とブドウ酒工場の主である)嘉平の言うことには逆らえない」と、 歌名雄と由良泰子の結婚に反対。 頭に血が上った歌名雄は「 俺は絶対に泰ちゃんと結婚する!」とリカに宣言した。 金田一が多々良放庵から手紙の代筆を頼まれる 金田一は、共同浴場で出会った多々良放庵から、元妻・おりんに出す手紙の代筆を頼まれる。 おりんとは、放庵の5番目の女房。 23年前に夫婦喧嘩の末に出て行ったきりだったが、 最近になって「よりを戻したい」という手紙を送ってきたのだ。 金田一は「けっこうなことじゃないですか! 」と言って、高齢で右手が不自由な放庵に代わっておりんへの手紙を書いた。 腰が曲がった老婆と放庵の失踪 その後、金田一は千人峠で一人の腰が曲がった老婆とすれ違う。 老婆はわざわざ「おりんでございます」と名乗った。 金田一は「おりんさんが帰ってきたのか」と思って内心喜ぶ。 ところが、金田一がその晩に宿泊した『井筒』の女将によると おりんは去年死んだとのこと! では、金田一が千人峠ですれ違った老婆は誰なのか? 放庵のことが心配になった金田一は、急いで放庵の家へ。 しかし放庵はいなかった。 残されていたのは…… ・いなり寿司と酒。 ・ろうそく(夕べは停電があった)。 ・尻切れ草履の跡(老婆がここに来たことは間違いない)。 この様子から、ゆうべ酒盛りがあったことは間違いない。 放庵は、偽おりんと酒を酌み交わした後に毒殺されたのか? それにしても、山椒魚がいるのは何故? どちらにしても、家の外の痕跡は昨夜の大雨で全て流されてしまった。 その後、おりんの姿を見た者は誰もいない。 ここでもう一つの疑問が持ち上がる。 天涯孤独で世捨て人だった放庵の生活費は、どこから出ていたのだろうか? 数年前までは神戸の甥から仕送りがあったようだが、今はそれも途絶えているのだ。 村の誰かが放庵に貢いでいたのか? 続いて驚愕の事実が判明! 金田一が放庵から見せられたおりんからの手紙が部屋からみつかったのだが、その手紙の消印は今年ではなくもっと前の物だったのだ。 どうして昔に書かれたおりんの手紙が、今年放庵に届いたのか? 放庵の一人二役? その後、村からおりんが出て行った姿を見た者は誰もいない。 そして放庵は、依然行方不明。 第一の殺人 その夜、帰郷した大空ゆかりの歓迎会が行われた。 ゆかりに会うために お幹(木南晴夏)と一緒に会場へ向かった里子は、 泰子が腰の曲がった老婆と歩いているのを目撃。 その翌朝、泰子が滝壺で遺体となって見つかる。 しかし泰子は溺死ではなく、絞殺だった。 遺体には 奇妙な細工がされていて、 枡(ます)にたまった滝の水が遺体の口にささった漏斗(じょうご)に流れ込んでいた。 犯人は何のためにこんな惨いことをしたのか? 泰子の遺体を発見したのは、彼女の恋人・歌名雄だった。 歌名雄はすっかりいつもの落ち着きをなくし、取り乱している。 ふと金田一は、桝と漏斗にマークが入っていることに気付く。 それは、 仁礼家(屋号が枡屋/ますや)のマークだった。 つまりこの桝と漏斗は仁礼家が所有するブドウ酒工場で使われている物なのだが、誰でも運び出そうとすれば運べるらしい。 ちなみにこのブドウ酒工場の工場長は、今を時めく大空ゆかりの叔父・ 辰蔵。 辰蔵は、昨日桝と漏斗を持ち去ったであろう黒い人影を目撃していた。 泰子の母・ 敦子(斉藤由貴)がやってきて、みんなの前で仁礼嘉平を問い詰めた。 敦子:「これ(泰子を殺した)は、あんたがおやりんさったことか? 」 嘉平:「なんでわしが泰ちゃんを」 敦子:「あんたが泰を邪魔にしとるんは知ってました」 嘉平:「いや、わしじゃない」 敦子は「ああ、そう」と言って帰っていった。 弱みを見せるのが嫌いな性分で、娘を失った悲しみをありのままに表現することさえできない性質なのだ。 その後歌名雄が、みんなが止めるのも聞かず、滝から泰子の遺体を抱きかかえて持ってきた。 歌名雄は、泰子を失った悲しみに暮れた。 里子が頭巾を脱ぐ その夜、由良家では泰子の通夜が行われた。 そこへ現れた 里子は、なぜか頭巾を取って赤痣を堂々とさらしていた! リカは「あら、まあ!里子!」と悲痛な声をあげた。 里子は、夕べ泰子が腰の曲がった老婆と一緒にいたことを話した。 里子は、その老婆に見覚えはないという。 リカは、自分が歌名雄の嫁として泰子か文子か迷っていたことを明かし、放庵(通称・お庄屋)はどこか得体のしれない怖い人だったと言った。 放庵が、村の人々の秘密を握っていたからだ。 ・青池源次郎は、若い頃に鬼首村を出て神戸に行った。 ・そこで青柳史郎の芸名で、活動弁士をやっていた。 ・主任弁士にまでなったが、トーキー(無声映画に対して発声映画)攻勢に押されて失業。 ・やむなく親の『亀の湯』を継ぐほかなくなって、帰郷。 リカは目に涙をためて「ウチの人はトーキーに殺されたようなもんです」と言った。 源次郎は一足先に満州に行って、後からリカと歌名雄を呼び寄せるつもりだったとのこと。 放庵からの手紙 泰子の机の上から以下の内容の手紙が見つかった。 あなたのお父さんのお亡くなりになったときの秘密について知りたいと思ったら、今夜九時、桜のお大師さんの裏側へおいで下さい。 重大な秘密を教えてあげます。 放庵 右手が不自由な放庵が、こんな手紙を書けたのだろうか? そして奇怪な老婆に化けて、泰子を殺したのだろうか? ・ 仁礼文子は、仁礼家の当主・嘉平の妹・咲江と恩田との間に出来た子供。 ・体面を取り繕うため、文子は嘉平の娘として育てられた。 ・咲江は、何食わぬ顔をして鳥取に嫁に行った。 なんでも敦子は、この話をお庄屋こと放庵から聞いたとのこと。 この話が真実なら、 ゆかりと文子は恩田の娘で異母姉妹ということになる! 敦子が滝つぼで嘉平を問い詰めた理由は、嘉平が娘の文子の結婚を焦る理由を知っていたからだったのだ。 時を同じくして、由良家の土蔵に腰が曲がった老婆の影がうつり、大騒ぎになっていた。 日下部是哉は、春江(国生さゆり)との結婚を望んでいた。 しかし春江は、いまだに行方不明の恩田育三がひょっこり帰ってきたら? と思っていた。 恩田育三は、春江とのことを真剣に考えていて、一緒に満州に行くつもりだったとのこと。 磯川は、日下部=源次郎ではないか? と疑っていたが、 日下部には少しも関西訛りがないので、あきらかに源次郎ではない。 そこへ、今度は文子が行方不明だという知らせが入った。 第二の殺人 翌朝、文子の死体をぶどう酒工場で発見したのは飲んだくれの辰蔵だった。 文子の死因も、泰子と同じ絞殺だった。 うつぶせに倒れた文子の帯にさしこんであったのは竿秤で、その竿秤の皿の上に乗っかっていたのは縁起物のマユ玉。 さらに作り物の大判小判が、マユ玉に結わえられていた。 犯人はなぜまたこんないたずらをしたのか? 竿秤の竿の根元には、 秤屋(仁礼家の屋号)のマークがあった。 嘉平によると、今朝庭にマユ玉がむしり取られた後の正月の縁起物の数々が散らばっていたという。 今回も、生きている文子を最後に目撃したのは里子だった。 里子は、仁礼家の門に入る文子を確かに見たという。 そうなると、文子は誰かに呼び出されて再び外出した折に、殺されたということになる。 悪魔の手毬唄 83歳の由良五百子が、金田一と磯川に 鬼首村に古く伝わる手毬唄を聞かせたいと言ってきた。 聞いてみると、 放庵(お庄屋)、泰子、文子がその手毬唄の歌詞になぞらえて殺されたことが判明。 その後、法庵が書いた「鬼首村手毬唄考」という考証的文章が「民間承伝」という雑誌に載ったとのこと。 金田一は、法庵の家に行って「民間承伝伝」を探すがどこにもない。 五百子によると法庵は雑誌に載ったことを自慢して回っていたそうなので、どこかに大事にしまっているはずなのに。 金田一は、手毬唄には「お庄屋バージョン」と「娘バージョン」があるのではないかと気付く。 つまり「すずめが三匹止まって」と歌うからには 三匹目の娘の唄があるはず。 磯川は「それじゃ金田一さんは、ここにもう一人狙われている娘がいるとおっしゃるんですか!」と震え上がった。 金田一は「そうは言っていませんが、念のために三匹目の唄が知りたいんです」と言った。 しかし五百子は三番の歌詞を覚えていなかった。 文子の通夜でまたしても驚愕の事実が判明 この後、金田一と磯川は文子の通夜へ。 文子の実の母である 咲江(有森也実)は、深い悲しみに暮れていた。 ここでまた驚愕の事実が判明。 嘉平が「実は、お庄屋(法庵)から泰子も恩田の娘だと聞いた。 由良敦子はこの咲江と違って亭主がありながら恩田と醜い関係になったんじゃ」と言ったのだ。 敦子は夫の卯太郎が亡くなった後、嘉平と不倫していたのだ。 嘉平の親からなんとか2人を別れさせてほしいと頼まれた放庵が、嘉平には「泰子が恩田の娘」と教え、敦子には「文子が恩田の娘」と教えたのだった。 ここで23年前の事件の時、源次郎の写真が一枚もなかった事実が判明。 その理由は、源次郎の両親が物堅い人間で、息子が活弁だったというのは外聞が悪いと言って、写真を一枚残らず破り捨てたから。 神戸女学院に通っていた咲江だが、青柳史郎(源次郎の芸名)に会ったことはないと言う。 嘉平いわく「この村の人間は活弁なんか相手にしない」とのこと。 つまり鬼首村の人間は、源次郎のことなど大して関心がなかったのだ。 磯川が恩田の身体的特徴について尋ねると、 咲江は「足の中指が長かった」と証言。 磯川は顔色を変えた、なぜなら23年前の源次郎の死体の足の中指も長かったから。 恩田と源次郎の両方が足の中指が長かったとは考えにくいので、やはり23年前殺されたのは恩田だったのではないだろうか! わからないのが、なぜ法庵とリカが2人そろって源次郎だと偽証したのか。 金田一は、法庵の「鬼首村手毬唄考」が載った「民間承伝」を探すために神戸へ。 金田一は「僕の留守中、ゆかりさんを犯人にわからないように警護してください」と磯川に言った。 手毬唄の三番の歌詞は「女たれがよい錠前屋の娘(=ゆかり)」と予想していたから。 第三の殺人 ところが、その夜に行方不明になったのは里子だった。 翌朝、里子の死体が発見された。 里子は、以下の3点で先の2人とは違っていた。 ・死因が先の2人とは違っていて、鈍器(秤屋ぶどう酒の空き瓶に砂をいっぱい詰めたもの)で頭を殴られたことによるものだった。 ・死体が現場から少し移動させられていた。 ・衣服がはぎとられていた。 ・鍵と南京錠が落ちていた(鍵は狂っていて南京錠にはまらない)。 里子はズロースをはいただけの裸だったので、赤痣が生々しくむき出しにされていた。 犯人はなぜこのような残酷な侮辱を里子に与えたのだろうか? 生きている里子を最後に見たのは兄の歌名雄だった。 その時、里子は喪服を着ていたという。 これで放庵の生死はまだ不明にしても、 泰子、文子、里子と三晩つづけてものの見事に血祭にあげられたのである。 黒幕(犯人)の最期 ここで金田一が神戸から戻って来た。 戦利品は、三番目のすずめの唄。 女たれがよい 錠前屋の娘 錠前狂えば鍵合わぬ 鍵があわぬとて 返された 犯人がなぜ三番目の犠牲者に里子を選んだのかは不明だが、次はやはりゆかり( =錠前屋の娘)が狙われるのではないだろうか? 磯川警部は、春江に頼んで里子の通夜の席で「明日東京に帰る」と嘘をついてもらった。 文子も里子も通夜の後に殺されたことから、犯人は通夜客の中にいるはず。 ゆかりが明日東京に帰ることを知った犯人は、今夜ゆかりを殺そうとするに違いない。 そこを一網打尽にしようとする作戦だ。 もちろん金田一耕助もこの作戦に大賛成した。 金田一たちが犯人の動向を見張っていると、なんとゆかり御殿が放火された。 犯人はこの家が厳重な監視下に置かれていたとは知らず、坂下のブドウ畑へ逃げ込んだ。 その後ろ姿を見た金田一は、千人峠で出会った老婆だと確信。 金田一と磯川警部が犯人を追いかけると、犯人は土手を転げ落ちて人食い沼の中に沈んでしまった。 犯人の引き揚げ作業が行われ、網にかけたのは歌名雄だった。 歌名雄が泥をはぐと、現れた顔はリカだった!!! 歌名雄は「ああ!母ちゃん!母ちゃん!」と絶叫。 最後の驚愕 リカは、人食い沼に投身自殺する前に農薬をしこたま飲んでいた。 覚悟を決めてのことだったのだ。 実は金田一は、以下の2点から泰子殺しの直後からリカが犯人だと目星を付けていた。 この事実から、犯人は桜部落より向こう側に住む放庵か『亀の湯』の人間。 里子は、リカが泰子を殺した理由は、自分が醜くかつ人目を気にしすぎるからだと思ったのではないか。 だから頭巾と取って自分は醜くとも幸せであるから、お母さんも不心得を起こさないでという気持ちだったのだろう。 金田一は、神戸で手に入れた源次郎の写真に眼鏡とちょび髭を書いた写真を3人の美魔女(敦子、咲江、春江)に見てもらった。 3人は「これは……恩田だわ! 」と悲鳴を上げた。 そう、源次郎は恩田だったのである(一人二役を演じていた)。 つまり23年前の事件で死んだのは源次郎であり恩田だったというわけだ。 23年前の事件の真相 恩田育三(源次郎)なる人物がはじめて鬼首村に現れたのは、トーキー(音声映画)が軌道に乗って来て弁士の仕事がなくなりかけた時だった。 源次郎は、将来に備えて転職の必要に迫られていたが、亀の湯の息子であるという身分を隠して恩田の名前で生まれ故郷に帰ってきた。 その理由は、源次郎として帰ってきても誰も相手にしてくれないから。 ところが恩田として副業を村に持ち込むと、金持ちの由良家にチヤホヤされることに。 根強い劣等感にさいなまされていた恩田は、復讐心から由良敦子と仁礼家の令嬢・咲江に手を出した。 しかし源次郎の春江への愛情だけは本物だった。 源次郎はリカと歌名雄を亀の湯へ押し付けて、自分は春江と一緒に満州へ行こうとした。 このことを法庵(お庄屋)が嗅ぎ付けて、リカに告げ口。 その時お腹に里子を身ごもっていたリカは、源次郎が住むお庄屋の家の離れに乗り込んだ。 リカは「お腹の子供のためにも考え直して」と必死で源次郎を説得したが、源次郎は聞き入れなかった。 逆上したリカは源次郎を殺してしまった。 リカと法織が「恩田の詐欺を告発しようと乗り込んだ源次郎が、恩田に殺された」と証言したのは、法庵の入れ知恵だったのだ。 その後、法庵はリカに生活費の面倒を見てもらったのだろう。 もし恩田こと源次郎が、後に何も残さなければこの事件はここで終わっていた。 しかし恩田は、手を付けた3人の女性、そしてリカのお腹の中にも子供を残した。 この4人がそろいもそろって女の子だったことが、この事件を起こしたと言っても過言ではない。 黒幕(犯人)の動機と犯行の一部始終 黒幕(犯人)・リカの犯行動機は、以下の4つ。 ・文子の通夜の席で、ゆかりと里子はおそろいのハンドバッグを持っていた。 ・リカはゆかりのバッグに手紙を入れたが、それに気づいた里子が「その手紙は私に来たものよ」と強引にゆかりから奪った。 ・ 里子はゆかりの身代わりとしてリカに殺された。 ・リカは、ゆかりとそっくりなドレス姿の里子の後ろ姿を見て、ゆかりと間違えて殺したのだ。 ・里子が下着だけだった理由は、リカがドレスを持ち去ったから。 ・リカは、里子がゆかりの身代わりに殺された事実を伏せようとしたのだ。 ・リカは後から里子に着物を着せようと思ったが、間に合わなかった。 こうして金田一耕助によって、岡山県ならず日本全国を震撼させた、鬼首村の手毬唄殺人事件が解決された。 その上、23年前の源次郎殺人事件の真相まで解明されたのである。 ラストシーン 母・リカの罪を知った歌名雄は今にも自殺しそうな苦しみに駆られたが、ゆかりの一言で生きる希望を見出した。 「兄さん!あえて兄さんと呼ばせてもらいます!私は人殺しの子、詐欺師の子として生きてきましたが、歯を食いしばって生きてきました。 女のあたしに出来たのですから立派な男子である兄さんにできないはずはありません!」 (1977年度版のドラマ、映画では、この後磯川警部が歌名雄を養子として引き取っている) 金田一は磯川に「警部さん、あなたはリカを愛しておられたのですね!」と言って、村を去った。 黒幕である青池リカ(寺島しのぶ)は、ダメな夫・青池源次郎(渡辺大)を愛していたのに裏切られて逆上したせいで、最初の殺人を行ったに過ぎないのです。 つまり、 始まりは激情による衝動的な殺人。 ここで、お庄屋という知恵者がリカに入れ知恵をしたせいで、話はややこしくなりました。 さらにリカに思いを寄せる刑事・磯川が、リカの心の重荷を下ろしてあげたい一心で真犯人(=リカ)を突き止めた結果、リカに自殺をさせてしまった……という結末もやりきれません。 1977年度版のドラマで金田一耕助(古谷一行)は 「ボタンの掛け違えですよ。 1つ間違えたら最後まで間違う」と言っていますが、まさにその通りでした。 リカは23年前の事件の真相を隠すためにお庄屋を殺さざるを得なかったし、息子の歌奈雄を守るためにも3人の娘を殺さざるを得なかったのです。 感受性が強く犠牲心の強い里子が、リカの犯罪に気が付いたことが さらなる悲劇を生んでしまいました。 愛する亭主と娘まで手にかけてしまったリカは人食い沼に身を投げましたが、これは誰も止められなかったと思います。 唯一の救いは、ゆかりが歌奈雄を励まして、歌奈雄が生きる決意をしたこと。 そして磯川のリカへの愛は本物で、歌奈雄を養子に引き取って自分の子として育てる決意をしたことは感動的でした。 ラストで金田一耕助が 「あなた、リカさんを愛しておられたのですね!」と磯川に行ったのは、金田一も磯川の愛に感動したからだと思います。 それを証拠に、1977年度の映画版の金田一耕助(石坂浩二)は、必要経費以外の報酬を磯川から受け取りませんでしたから。 『悪魔の手毬唄2019』の関連記事.

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