桜 を 見る 会 問題。 桜を見る会批判はどうでもいい!何が悪い・なぜ今何が問題かや何のために行われる?

桜を見る会問題

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「なんだかがっかり」「どの面下げて行ってるんだ」 さる3月29日の「爆笑問題の日曜サンデー」(TBSラジオ系)で、太田さんは米軍普天間基地の移設問題について語る中、 「安倍っていうバカ野郎」 「総理大臣でもバカはバカでしょ」 「国を守りたい、日本を取り戻したいって言うのなら、沖縄を取り戻せと思うし。 沖縄は日本ですよ。 なんで日本を守らないの、あのバカは」 などと痛烈な首相批判を展開した。 発言は波紋を呼び、タイタン社長で妻の太田光代さん(50)も「バカと言う言葉は、いけません」などとたしなめた。 そんな爆笑問題の2人と光代さんが18日の「桜を見る会」に出席した様子がニュース番組等で紹介された。 映像に映っていたのは、声をかけられた3人が首相と楽しそうに会話する姿だった。 太田さんのはじける笑顔が印象的で、写真撮影時には首相の隣でおどけてみせる場面もあった。 しかし「バカ発言」とのギャップに、戸惑った人も少なくなかったようだ。 インターネット上には、 「結局本人を前にした何も言えず... おちゃらけでごまかすだけか... 」 「爆笑問題の太田が安倍首相の隣で破顔一笑しててなんだかがっかり」 と残念がる声や、太田さんの態度を「手のひら返し」と受け止め、 「爆笑太田はどの面下げて行ってるんだ」 「官邸主催の花見会にノコノコ出席するわ、近づいてきた総理に何も物申せないわで太田さんダサいですね」 などと批判する声がいくつも寄せられた。 「安倍さんわざわざ俺んとこ来た」 こうした声に光代さんは20日、ツイッターで、 「首相主催の花見に行っては、いけませんでしたの。 自分で交通費負担して、花見をしただけです。 私は」 「なんで、桜を見に行っただけで、皆さんに、なんだかんだを言われる意味が分かりません」 などと反論。 会に招待されたのは「バカ発言」の前であり、行くと言ったのは太田さんだったとも明かした。 ところで太田さんは首相と何を話したのか。 19日昼の「爆笑問題の日曜サンデー」(TBS系ラジオ)ではこの時のやりとりを報告している。 曰く、会話できた時間はほんのわずかだったそうだが、「番組出てくださいよ」と依頼したところ、「もちろんですよ」と快諾を得たという。 太田さんはこれについては「まぁ政治家の言う事だから、あてにならないっちゃあてんならないから」と素っ気ない。 とはいえ、安倍首相の心づかいを感じたようで、 「安倍さんわざわざ俺んとこ来て。 『あ、じゃあ太田さんと一緒に写真撮りましょう』って。 なんかあれ... 気にしてたのかな?」 と振り返った。 すると相方の田中裕二さん(50)も 「多分知ってるだろうからね。 このラジオでの発言も当然耳に入っているし。 まわりのスタッフも分かっていただろうし」 との見方を示し、最後には2人で「安倍さんお待ちしております」と出演を呼びかけた。 桜を見る会は和やかなやりとりに終始したようだが、首相が爆笑問題の番組に出演した時には、歯に衣着せぬ「太田節」が炸裂するのだろうか。

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桜を見る会問題まとめ 安倍は公職選挙法・政治資金規正法違反の違法か?

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今週水曜日(11月27日)に投稿した【】で「桜を見る会」問題に関する安倍首相の「説明」の問題点を全体的に解説したのに対して、大きな反響があった。 将棋の「盤面」を用いて、解説したことで、公職選挙法、政治資金規正法上の問題点はかなり理解されたように思える。 その翌日の28日、テレビ朝日の「羽鳥慎一モーニングショー」の「玉川徹のそもそも総研」でも、「『桜を見る会』前夜祭、安倍総理 法的問題はないのか」が取り上げられ、インタビュー録画で出演した私が「詰んでいる」という表現で、この問題について安倍首相が「説明不能」の状況に陥っていることを指摘した。 そして、11月29日朝、野党の「『桜を見る会』追及本部法務班」のヒアリングに出席し「盤面解説」を用いて、公選法、政治資金規正法との関係で、安倍首相の説明が「詰んでいること」を説明した(ビデオニュース【】) しかし、一つだけ、私の指摘の趣旨が正しく理解されていない点がある。 「この問題は検察が動くことはないと思う。 完全に政権に飼いならされてきた検察に、問題の違法・犯罪の疑いを取り上げる意思があるとは到底考えられない。 」との発言の趣旨だ。 その後、ツイッター等で、「安倍首相の違法が明白なのに、なぜ検察は動かないのか。 」という声が寄せられているが、私が、「詰んでいる」と指摘するのは、安倍首相の「説明」の問題であり、事実としての法違反が明白になっているという趣旨ではない。 「検察は動かない」と言っている趣旨も正確に理解されているとは思えない。 私の「将棋の盤面」を用いた解説の前提とその趣旨を改めて整理しておこうと思う。 第1に、私が「詰んでいる」と言っているのは、一連の「ぶら下がり会見」などでの「安倍首相の説明」のことだ。 苦しい言い逃れを重ねた末に、自ら窮地に陥り、「違法ではない」という説明ができない状況に追い込まれているということを言っているのである。 だからこそ、「公選法違反」、「政治資金法違反」、「世論の批判」という敵の駒の動きに対して、「安倍王将」が「駒」としてどのような「動き」をしてきたのかを解説しているのである。 安倍首相にとっての「桜を見る会」前夜祭をめぐる「違法行為」として、現実的に考えられるのは、 1 安倍後援会が、地元有権者への寄附を行った公選法199条の2第1項違反と、 2 前夜祭の主催者としての後援会が、政治団体としての政治資金収支報告書を正しく記載していなかった問題である。 前者の法定刑は、「50万円以下の罰金」、後者は、政治資金収支報告書を訂正すれば足りるレベルの問題である。 しかし、「罰金50万円以下」であっても、後援会関係者が公選法199条の2違反を犯したということになると、現内閣で、菅原一秀氏が同じ罰則の違反の問題で辞任に追い込まれていることもあり、総理大臣の進退問題につながりかねない。 そこで、安倍首相は、自分自身も、安倍後援会も「一切違法な行為を行っていない」という説明を維持するために、「安倍後援会」側ではなく、ホテルニューオータニという、日本を代表するホテルを経営する企業の側に「説明」を押し付けようとし、その挙句、(安倍首相の説明どおりだとすれば)、内閣府からの受注業者であるホテルニューオータニからの利益供与、つまり寄附を受けることの政治資金規正法上の違法性(企業団体献金の禁止)や「贈収賄」の疑いすら生じさせた上、「説明不能」の「詰み」の状態に陥っているのである。 安倍首相に、検察が本格的に捜査の対象にすべき「事実」が明らかになったと言っているのではない。 安倍首相が、「自分も、後援会も、違法行為を行っていない」という「説明」をしようとして、かえって重大な違法行為があるかのような疑いを生じさせ、自ら墓穴を掘っているだけなのである。 第2に、安倍政権になってからの政権側の政治家に対する検察の姿勢からすると、仮に、安倍首相自身、或いはその秘書や後援会などに「重大な犯罪の嫌疑」があったとしても、検察が動くとは考えられないという「安倍政権と検察の関係」の問題がある。 甘利明氏、小渕優子氏ら有力政治家の刑事事件に対する特捜部の捜査の姿勢(【】)や森友学園の事件での籠池夫妻に対する捜査の姿勢(【】)と財務省側に対する捜査との比較などから考えても、検察が安倍政権に飼い慣らされているように思える。 検察の現状を考えれば、いかに重大な犯罪の嫌疑があっても、積極的に捜査をするとは思えない。 公職選挙法違反、政治資金規正法違反事件、贈収賄事件などには、必ず何らかの証拠上、法律適用上の問題がある。 検察の現場で積極的に捜査を行う方針であっても、上司・上級庁・法務省側から問題を指摘し、捜査の動きを止めることは可能だ。 そういう意味では、「政治家に対する捜査」を、それなりの理由をつけて潰すことは、どのような事件でも可能なのである。 ただ、それは、あくまで、安倍政権と検察との「一般的な関係」について言っているに過ぎない。 今回の「桜を見る会」の問題については、検察が「重大な犯罪」の疑いを見逃そうとしていると言っているのではない。 第3に、「国務大臣は、その在任中、内閣総理大臣の同意がなければ、訴追されない。 」 憲法75条 として、国務大臣の訴追を拒む権限が総理大臣に与えられていることとの関係である。 そもそも、総理大臣に重大な犯罪の嫌疑があり、検察に積極的な捜査で、その嫌疑を明らかにしようとしたとしても、最終的には、総理大臣の同意がなければ、総理大臣を起訴することはできない。 総理大臣が自分を起訴することに同意するはずはないので、事実上、総理大臣は、在任中は、起訴されることはない。 そういう意味で、検察の起訴によって、総理大臣がその職から引きずり降ろされるということは、あり得ないのである。 しかし、この憲法75条の規定で、総理大臣が、自らの犯罪の嫌疑について、在任中、訴追を拒否することができるというのは、一方で、総理大臣自身に犯罪の嫌疑が生じた時には、重大な説明責任が生じるということになる。 犯罪の嫌疑について合理的な説明が十分に行われることがなければ、訴追は免れても、「政治的責任」を免れることはできないのである。 そういう意味では、第1で述べた、「桜を見る会」前夜祭についての安倍首相の「説明」が、「詰んでいる」、すなわち、「違法性は全くない」ということについて安倍首相自らが説明した内容を前提にすると、「違法ではないという説明ができない状況に追い込まれている」という現状は、憲法75条との関係からも、内閣総理大臣にとって「致命的」と言えるのである。 以上のような、私が「安倍首相の説明」が「詰んでいる」と言っている趣旨は、上記の【】に収録されたヒアリングでの私の解説全体を見て頂ければ、十分に理解してもらえるはずだ。 「桜を見る会」をめぐる問題については、安倍首相の「説明」が「詰んでいる」のに、「検察が動かない」という話ではない。 検察が動くかどうかとは関係なく、安倍首相自身の「説明」が「詰んで」いて「説明不能」であることそれ自体が、総理大臣にとって重大な問題なのである。

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「桜を見る会」問題で「検察が動かない」理由~「詰んでいる」のは安倍首相の「説明」(郷原信郎)

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「5八」に位置する安倍首相の「玉(ぎょく:王将)」を守る駒として、「3七」の位置に安倍後援会の「金」(斜め後方以外の場所に1マス動かすことができる駒)、「7六」の位置にホテルニューオータニの「銀」(左右と後方以外の場所に1マス動かすことができる駒)という「二つの駒」があった。 安倍後援会が、安倍首相の指示どおりに動くのは当然であり、ホテルニューオータニも、絶大な政治権力を持つ安倍首相にとっては、動かすことが容易な「駒」だったであろう。 当初は、前夜祭の夕食パーティーの1人5000円という会費が安過ぎるのではないか、実際にはもっと高く、その差額を安倍後援会が補填しているのではないか、そうだとすると、安倍首相の地元の支援者が多数参加している夕食会は、有権者に対する利益供与(公選法違反)に当たるのではないか、が問題にされた。 この段階で、安倍首相が強く意識したのは、「公選法違反」の問題であった。 直近で、同じ有権者に対する利益供与の問題で、菅原一秀氏が、就任間もなく経済産業大臣を辞任していたこともあって、公選法問題は、総理大臣辞任につながりかねない重大リスクであった。 《盤面1》上の「敵の駒」としては、敵陣「2二」の位置にある「飛車」(縦横どこまででも動かせる駒)であった。 しかし、「桜を見る会」前夜祭に関するリスクはそれだけではなかった。 政治団体である安倍後援会が深く関わっていることは明らかであり、それについて、収支が発生していれば、政治資金収支報告書に記載しなければならない。 しかし、その収支報告書には、過去に、「桜を見る会」前夜祭の収支が記載されたことはなく、収支の記載義務があれば、もろに政治資金規正法違反となる。 《盤面1》で言えば「6二」の「香車」(きょうしゃ:前方にどこまでも走る駒)であった。 そして、盤面の中央に位置する駒が、マスコミやネット上の安倍政権に対する批判の言論の「金」であり、これには、私自身も含まれる。 つまり、《盤面1》の上で、「安倍王将」を守る駒が「後援会」(金)、ホテルニューオータニ(銀)、攻める方が、「公選法違反」(飛車)と「政治資金規正法違反」(香車)、そして、それらを背景とする言論(金)という構図だった。 安倍首相にとって最大の「悪手」だった「6七玉」 そこからの盤面の動きを示したのが《盤面2》だ。 まず、野党側の追及は、ホテルニューオータニの鶴の間でのパーティーは最低でも「一人11000円」とされていることなどから、前夜祭の夕食パーティーが有権者への利益供与の公選法違反に当たるのではないかという指摘だった。 「2二飛車」は「2八飛車成り」で、一気に、「3七金」の安倍後援会に迫った。 これによって「飛車」は「龍」(もともとの飛車の動きに加えて、斜め前方と斜め後方に1マス動かせる駒)となる。 《盤面2》 「安倍事務所にも後援会にも、一切、入金はなく出金もない。 旅費や宿泊費は各参加者が直接支払いを行い、食事代についても領収書を発行していない。 」 と述べた。 そして、安倍首相は、ホテルニューオータニ側が、1人5000円という会費の設定を行い、自ら参加者から会費を徴収したものだとして、「安倍後援会側に収支が発生しない」という説明をすることで、説明責任を、後援会ではなく、すべてホテルニューオータニ側に押しつけようとした。 夕食パーティーの参加費の価格設定も会費の徴収もすべてホテル側が行うという、「ホテル主催の宴会」であるかのように説明したのである。 そうすれば、安倍後援会は一切関与せず、収支も発生しないことになる。 つまり、「3七金」の安倍後援会ではなく、「7六銀」のニューオータニの方に寄ろうとし、「6七玉」という手を指したのである。 しかし、それが、安倍首相にとって、致命的な「悪手」(あくしゅ:形勢が悪化するような指し手)であったことは盤面上も明らかだ。 18日の夜、私は、【】と題する記事を出した。 安倍首相が説明するとおり、ホテル側が会費の設定を行い、自ら参加者から会費を徴収するのであれば、安倍首相夫妻、安倍事務所、後援会関係者からも当然会費を徴収しなければならない。 支払った場合は、安倍後援会としての支出が発生するので、後援会に政治資金収支報告書に記載がないことが政治資金規正法違反となる。 逆に、支払っていない場合には「無銭飲食」になる。 もちろん、その「無銭飲食」は、ホテル側が「被害届」を出さなければ「事件」にはならないが、それは、ホテル側が「無銭飲食」を見過ごし、その分の支払を免除することで、ホテルニューオータニという企業が、安倍後援会に企業団体献金を行ったことになる。 安倍首相には、違法にならない「説明」の余地はない。 「6六金」という「王手」(おうて:次に相手玉を取ることができる状態)だった。 政治資金規正法違反の「6二香車」が効いており(玉で「金」を取ろうとしても、前方に一直線に動ける香車にとられてしまう)ので、「6六金」の王手で、完全に「詰み」なのである。 ニューオータニにとって最悪の「詰み」の盤面 こうした、安倍首相が、致命的な「悪手」を打ったことの結末は、単なる「詰み」にとどまらない。 翌11月19日朝に、私が出した記事【】では、安倍首相が、ホテルニューオータニ側に便宜を図ってもらったような説明をすると、ホテルニューオータニが、安倍首相の職務権限による「何らかの見返り」を期待する関係にあった疑いが生じると指摘した。 実際に、安倍首相が長を務める内閣府は、皇位継承に関連する行事に関して、都内の有名ホテルに多額の発注を行っており、ホテルニューオータニも、今年10月23日に、約1億7000万円の予算で開催された内閣総理大臣夫妻晩餐会を内閣府から受注し、「桜を見る会」前夜祭と同じ「鶴の間」で晩餐会が開催されている。 ホテル側が、前夜祭の夕食パーティーで、参加していた安倍首相夫妻や事務所関係者から徴収すべき参加費を徴収しなかったとすると「利益の供与」であり、それは、安倍首相とホテルニューオータニとの「癒着・腐敗」の疑い、極端に言えば、贈収賄の疑いさえ生じさせることになる。 《盤面3》が、安倍首相の「詰み」の最終の盤面である。 「安倍王将」と「ニューオータニ銀」とがくっついて「癒着した」形での「詰み」という最悪の盤面となっている。 《盤面3》 このような盤面のまま長期間放置されることは、日本の一流ホテルであるホテルニューオータニにとって、耐え難いことなのではないだろうか。 今のところは、安倍政権が揺るがないとの前提で、「安倍王将」と「くっついた状態」に甘んじているのであるが、もし、安倍内閣が危うくなってきたと認識した場合には、企業のコンプライアンスという観点からの決断を迫られることになるだろう。 「桜を見る会」問題に関わった経緯とその後の展開 私がこの問題に最初に関心を持ったのは、11月15日の夕方、【】と題する朝日のネット記事を見た時だった。 それまでも、「桜を見る会」や前夜祭の問題について、野党が国会で追及していることは知っていた。 しかし、私自身、2013年と2014年に、総務省年金業務監視委員会の委員長として「桜を見る会」に招待されて参加した際、広大な新宿御苑の中に大勢の人が集まっていて、飲食物もほとんどなく、ほとんど「儀礼」に近い「質素な会」という認識を持っていた。 誰が招かれようと、特に騒ぐような問題ではないし、前夜祭の会費5000円が安過ぎるというのも、ホテル側の裁量の範囲内で価格設定されたと言われれば、選挙区内の有権者への利益供与を立証することも難しいだろうと思っていた。 ところが、上記記事によると、「桜を見る会」の開場は午前8時半なのに、安倍後援会関係者は、午前7時ごろ、新宿御苑に向けて貸し切りバスでホテルを出発。 「現地に着くと、手荷物検査もなくすぐに会場内に入れ、バラずしの弁当や焼き鳥などが振る舞われ、これらは繰り返し並べば何度ももらえた、酒やジュースなどは飲み放題だった」と書かれている。 一体この待遇の違いは何だろう。 本来、各界での功績、功労のあった人を慰労するというのが開催の趣旨のはずなのに、その趣旨に反し、安倍首相の地元の支持者・支援者の歓待を目的としているのではないか、という疑問を持った。 その疑問をツイートしたところ、次のような返信があった。 郷原弁護士のツイートにしてはキレが悪いように思う。 食べものにありつけなかったなどの思い出だけでなく、今回の件が法的に問題があるのかないのか分析してほしい。 確かにその通りである。 「食べ物にありつけなかったこと」はどうでも良い。 開催の趣旨に反して、公金で安倍首相の地元の有権者を歓待することが目的になっているのであれば、何らかの法的な問題があるはずである。 検察実務経験を有する法律家の私が行うべきことは、報道や安倍首相の説明から、法的な問題点の検討を行うことだと思った。 それ以降、私は、立て続けに3つの記事を出し、公選法と政治資金規正法の関連から安倍首相の追及を行った。 その結果、安倍首相の説明は、あっという間に「詰み」に至り、「桜を見る会」前夜祭について「説明不能」の状況に追い込まれたのである。 安倍首相は、それ以降、前夜祭について、本会議の代表質問で、それまでの説明を繰り返した(前夜祭が「後援会主催」であることは認めた)以外は説明を全く行っていないし、野党側から衆参両院での予算委員会の開催を求められても、与党側が絶対に応じない。 しかし、参議院規則38条は、委員の3分の1以上の要求があったとき「委員長は委員会を開かなければならない」と規定しており、少なくとも参議院で野党側の予算委員会開催要求に応じないことは違法となる。 総理大臣という職にある以上、国会での答弁、記者会見でのマスコミ対応を行うことは不可欠なはずだ。 しかし、説明が「詰んでいる」安倍首相には、それができない。 このまま、予算委員会も開かず、記者会見も行わず、野党やマスコミから追及から逃げ続けることで、果たして、総理大臣という、日本という国の「王将」の立場を維持できるのだろうか。 「桜を見る会」問題は「安倍政権の支配構造の本質」に関わる問題 「桜を見る会」の問題について、安倍支持者側からは、「政治が取り組むべき重要な課題が山積しているのに、なぜ『桜を見る会』などというくだらないことで大騒ぎしているのか。 」というような声が聞かれる。 確かに、一つの「行事」の問題だし、国費が投じられていると言っても予算の規模としてはそれ程大きくはない。 しかし、この問題には、安倍政権による、日本の行政組織の支配構図と、安倍首相の「身内びいき」の姿勢という安倍政権の本質的な問題が端的に表れている。 そして何より重要なことは、これまで「違法なことはやっていない」という安倍首相の唯一の「言い訳」が通用しなくなっていることである なぜ、本来、各界で功労・功績があった人達を慰労することを目的としているのに、功労者として招待された人間に対する接遇に気を遣うことはほとんどなく、一方で、安倍後援会関係者は、開場時刻前に何台ものバスで乗り付けて、ふんだんな飲食やお土産までふるまわれるのか。 そこには、これまで、森友・加計学園問題でもしばしば問題とされてきた、安倍一強体制の下での「権力者への忖度」が影響しているのであろう。 運営の実務を行う内閣府や官邸の職員には、「桜を見る会」が、安倍後援会側の意向で「地元有権者歓待行事」と化していることに違和感を覚えても、異を唱えることなどできない。 傍若無人に大型バスで開場に乗り込んでくる安倍後援会側の行動を黙認するしかなかったのであろう。 開催経費が予算を超えて膨張していったのも、後援会の招待者が増え、地元の参加者に十分な飲食の提供など歓待をしようとする要求に抵抗できなかった結果であり、内閣府等の職員達は、各界の功労・功績者の慰労という本来の目的との関係は気になりつつも、実際にはそれを考える余裕はなかったのであろう。 そして、何と言っても、安倍首相の最大の「敗因」は、身内中の身内である「安倍後援会」側の「説明」によるのではなく、ホテルニューオータニという日本を代表するホテルを経営する企業の側に「説明」を押し付けようとしたことだ。 森友問題では財務省に、加計学園問題では内閣府に「説明」を押し付けて、自らは「違法なことはやっていない」という言い分を通してきた。 しかし、今回の問題では、安倍首相は、「身内」である安倍後援会を何とかして守ろうとした。 その結果、「説明」を押し付け、泥をかぶってもらおうとしたのが、高いモラルが求められる一流ホテルのホテルニューオータニであったところに、森友・加計問題との最大の違いがあった。 「桜を見る会」自体も、その前夜祭も、全体として、安倍首相の地元の有権者に対する、過度の接遇であることを否定する余地はない。 問題はそれが、誰が誰の負担で行われたかである。 「桜を見る会」は、内閣府等の担当職員の「権力者への忖度」によって国の負担で行われ、前夜祭は、安倍後援会又はホテルニューオータニ側が、自己の負担で行ったということになる。 安倍後援会が負担することは、選挙区内の有権者に対する利益供与として公選法違反だが、その違法性のレベルは、同じ公選法違反でも、特定の選挙の当選を得る目的の買収と比較すれば、法定刑も低く、それほど重大なものとはいえない。 一方で、内閣府からの受注業者であるホテルニューオータニからの利益供与、つまり寄附を受けることの政治資金規正法上の違法性(企業団体献金の禁止)は、「贈収賄」の疑いすら生じさせるものなのであり、その違法性の程度は比較にならないほど大きいといえよう。

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