水彩画 の 書き方。 【初心者向け】透明水彩イラストってどう描くの?簡単描き方4ステップ

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水彩画 の 書き方

僕、電車での移動中とかはてなブックマークの人気エントリーをよく見るのですが、 「写真そっくりな絵を描く〇〇がすごい!」「鉛筆だけで描いたとは思えないリアルな絵!」みたいな記事がを見かけることがあります。 この手の絵は、過去に何度も同じようなのが出ているのに、なぜか定期的にネット上で話題になるんですよね。 まあ、写真にしか見えない絵ってひと目見ただけで描くのが大変なのはわかるし、インパクトあるから話題になるのはわかります。 でも、そういう絵を見ると、 それってそんなにすごいことなのかな?ということも思っちゃうんですよねえ。 てなわけでちょっと キャベツを鉛筆で描いてみたのですが、実際にやってみた感じだと普通にできますね。 時間が足りなくて少し粗さは目立つので、もう少し時間をかけたかった感じはしますけどね。 やってみて思ったけれども、 丁寧に時間をかけて作業すればするほどリアルな絵に仕上がっていくというのが、このタイプの絵の楽しいところですね。 もちろん技術の差は出てしまうだろうけど、元の写真を見ながら 頑張れば、誰でも描くことができるのではないかと思います。 まあ、きちんと描こうと思うとどうしても膨大な時間がかかるので、最後まで頑張りきれる人はごく少数なのだろうな、とも思いますが・・・ やはり、ちゃんと勉強していて本当に絵が上手い人は、効率よく描くことで ある程度時間を短縮しながら描くことができるんですよ。 しかし、全くの素人だと完成までに余計に時間がかかり過ぎてしまって、写真っぽさが出るところまで描写できなかったりするのではないしょうか。 僕なんかは絵は下手な方なので、描き慣れてる人に比べたらそこまで効率よく描くことはできません。 しかし基本的なところは理解しているし、 実際に写真模写をしてみて気づいたところもいくつかあります。 というわけで、「写真みたいなリアルな絵」を描くための描き方と考え方について、詳しく説明していきたいと思います。 <目次>• 作業工程の動画 今回、毎日少しずつキャベツの写真を描いて完成させたのですが、せっかくなので、描いている間はずっと動画を撮っていました。 そして最終的に 撮影時間の合計は16時間ほどになっていたので、それらを全部繋げて 300倍速にしてYoutubeにアップしてみました。 最終的に動画は3分くらいに縮まったので、作業の全体の流れはわかりやすいのではないかと思います。 描く前の準備 まず最初に、描く前の準備について説明していきます。 写真を用意する 写真みたいな絵を描くには、描きたいモチーフの写真を撮ってそれを見ながらそのまま模写するのが一番簡単です。 そういった意味では、 実物を見ながら描くデッサンなどよりも難易度は低いと言えます。 (時間と根気は必要ですが・・・) 最初はモノクロ(白黒)がおすすめ 絵を描くことに慣れていない人や絵の勉強をし始めたばかり初心者は、 モノクロ(白黒)写真を模写することをおすすめします。 理由は、誤解を恐れずに言ってしまえば 無彩色だけで描く方がシンプルで簡単だからです。 カラー写真を模写するとなると、 彩度や 色相など、 観察しなくてはならない要素が増えてしまいます。 また、カラーで描くのであれば絵の具を使うのが一般的ですが、その絵の具の扱いにもテクニックが必要です。 乾き待ちの時間も必要です。 iPadやPCなどのデジタルで描くのであれば乾き待ちはないので、少し有利ですね。 その点、モノクロ写真の模写であれば基本的な画材は 鉛筆と 練り消しだけで良いですし、観察する要素も(大雑把に言えば) 明度の差だけで良いので簡単です。 もちろん、画材の取り扱いに慣れていて、基本的なことが十分に理解できているのであればカラーでもモノクロでもどちらでも普通に描くことができます。 しかし、初心者の場合は写真をそのまま写すだけという単純作業だとしても、 観察する要素が増えると余計なことに惑わされて大事なところを見逃してしまいがちです。 美術やデザインの勉強をし始めるときも最初は鉛筆や木炭を使ったデッサンを描かされることが多いのはそういった理由からなのです。 ちなみに今回は描くための基本的な考え方についての説明をしたかったので、 鉛筆で描くことにしてみました。 写真を撮る キャベツは撮影後、カレーの材料にしました。 まず、模写する写真を用意するところから始めます。 今回はキャベツを描くので、近所のスーパーで形の良いキャベツを選んで撮影してみることにしました。 スマホなどで撮っても良いですが、できれば 一眼レフや高級コンパクトデジカメなどのセンサーサイズの大きなカメラで撮影した方が、きれいでかっこいい写真が撮れるのでおすすめです。 ちゃんとしたカメラの方が断然絵になりやすいですからね。 ちなみにこのキャベツの写真は一眼レフに単焦点レンズを使用しているので、いい感じに背景がボケているので写真っぽい絵を描くことができそうですね。 キャベツに当てる光もなるべくこだわって、かっこいい光が当たるように調整しています。 もしも風景の写真だったならば自分で操作することはできませんが、自宅でキャベツみたいなものを撮る場合は光が良い方が描きやすいのでこだわった方が良いです。 キャベツの角度や構図なども調整しつつ、10枚くらい撮り直した中から選びました。 また、もしもキャベツだけを描きたいのであれば、 白い紙などの上に置いて撮影した方が、主役のキャベツだけに集中できるので良かったかもしれません。 今回はステンレス製のシンクの質感も描いてみたかったので、あまり深く考えずに自宅の台所で撮影してみました。 インターネットで見つけた写真を利用するのはあり? 自分で写真を撮るのが苦手な人は、インターネット上で見つけた写真で気に入ったものがあれば(条件付きだけど)写真模写に使っても良いかもしれません。 絵の練習ということで、個人的に利用する分には大丈夫なのではないでしょうか。 しかし、それを 自分の表現活動の素材として利用するのはおすすめしません。 例えば、他人の撮影した写真の模写をウェブ上に「自分の作品です」ということで描いたものをアップしたりするのは著作権的に問題ありますし、トラブルになる可能性が高いです。 じゃあフリー素材なら大丈夫なのか?と言うと、フリー素材も著作権そのものは放棄していない場合も多いので、配布元のサイトの規約をよく確認して利用するようにしたほうが良いです。 それに、フリー素材サイトの写真は見る人が見れば、すぐにフリー素材だとバレてしまうので、個人的にはそういう意味でもあまりおすすめしたくありません。 まあ、よっぽど描きたい写真があるとかでなければ、自分で描きたいものの写真を撮影して使用するのが勉強にもなりますし、一番だと思います。 画像補正&モノクロ加工 デジカメで撮影した写真はPCに取り込んでから モノクロに加工します。 僕の場合はMacを使っているので、iMacに標準で搭載されている写真アプリでモノクロに加工しました。 もちろんスマホしかないという人はスマホの画像加工アプリなどでも良いです。 デジカメの設定で撮影時にモノクロで撮ることもできるので、そちらの方が楽という方はそのやり方で良いと思います。 個人的にはMacに取り込んでからいろいろ微調整したいと思ってしまうので、撮影時は普通にカラーで撮影しています。 また、写真が暗かったり構図が悪かったりしたら 明るさ補正やトリミングをします。 写真をそのまま絵にするわけなので、絵として見栄えする写真にしておいた方が良いです。 描く紙の比率に加工する 微妙にトリミングしました。 写真をそのまま描き写して絵にするわけなので、描く紙と全く同じ比率に写真を加工しておいたほうが後々の作業がスムーズです。 全く同じ比率の写真の方が描き写すときも形を合わせやすいでしょう。 今回はB4サイズの紙に描くので、 B4サイズの比率(257mm:364mm)になるように微妙に構図をトリミングしました。 描く紙を用意する 紙は画材屋で買ってきました。 今回は鉛筆で描くので、普通にデッサンを描くのであれば目の粗い画用紙を用意するべきでしょう。 デッサンの場合、その画用紙の目の粗さを利用して質感や立体感を表現したりするので、画用紙がおすすめです。 しかし、 今回は写真っぽくすることが目的なので、できるだけ緻密に描くために ケント紙を用意してみました。 ケント紙は美術予備校とかだと、デザインの人が平面構成に使ったり紙立体を作ったりするのに使うので、表面がツルツルしているので鉛筆では描きにくい紙ではあります。 しかし、表面がザラザラしている画用紙だとそのザラザラ感が見えてきてしまうので、今回のような絵を描く場合はケント紙などの ツルツルしている紙の方が良いでしょう。 描く紙のサイズが大きかったり、写真模写ではあるけど、表面的な写真っぽさにこだわらないよという人は、画用紙の方が良いかもしれません。 また、長時間に渡って鉛筆でゴリゴリに手数を入れていくので、 木製パネルに水張りをしたほうが描きやすいです。 水張りのやり方については、以前詳しくやり方をブログに書いたことがあるのでそちらを見ていただければと思います。 水張りが面倒な場合はイラストボードなどを購入して描いても良いと思います。 (お金はかかるけど、楽だし水張りの失敗の心配もありません。 ) 紙の大きさについて 実はキャベツの絵で、ちょっと失敗したかもなと思っていることがあります。 それは、 描く紙のサイズをもっと大きなものにすればよかったかもしれないということです。 というのも、B4サイズだと紙が小さくて鉛筆のタッチが妙に目立って見えるような感じになっちゃったんですよね。 ツルツルしているはずのケント紙の目も、少し近づいてよく見てみると少し気になります。 もちろんもっともっと緻密に丁寧に鉛筆を扱えば粗さが見えなくなったかもしれません。 でも、それをするには時間が足りませんでした。 おそらく、 短時間で鉛筆のタッチが目立たないように描くためには、相当の慣れと技術が必要です。 なので、もっと大きなサイズ、例えば A3とかA2くらいのサイズに描けば、遠くから離れて見る分には鉛筆のタッチや紙の目は見えにくいものができます。 しかし、大きなサイズの紙で描こうとすればそれはそれでものすごく 時間がかかってしまいます。 ですので、紙のサイズについては非常に悩ましい問題なのですが、自分の技術と、一枚の絵にかけられる時間などと相談して使用する紙のサイズを決めるしかないのかなと思いました。 画材を用意する 画材は今回は 鉛筆を使いましたが、 絵が描ける道具であれば何でも良いと思います。 モノクロであれば鉛筆は王道として、インクや墨汁などでもリアルなものを描くことができるかもしれません。 写真とそっくりに描くのは難しそうですが、細いボールペンで細密描写みたいなのをするのもおもしろいですね。 カラー写真の模写であれば、絵の具を使うことになりますが、透明水彩、不透明水彩、油彩、など何でも良いと思います。 写真そっくりに描くのは難しいかもしれませんが色鉛筆などを使ってもおもしろい絵が描けるかもしれません。 また、デジタルで描くのであればPCとペンタブレット、もしくはタブレットとスタイラスペンなどを揃えれば描くことができます。 余談ですが、実は最近iPad ProとApple Pencilを買ったのですけど、あれはすごいですね。 普通の鉛筆みたいに描けるし、簡単にMacと連携して絵を取り込めるし、めちゃくちゃ便利です。 と、それはいいとして、今回は鉛筆で描いたので 鉛筆で描く際に必要なものについて書いていきますね。 鉛筆 使用する鉛筆は安物ではなくて、できれば 絵を描くために作られた製品を選んだ方が良いです。 例えば、100円ショップなどで売られている安い鉛筆はそもそも絵を描くことを想定して作られていなかったりするので、鉛筆の粒子が荒かったり均一ではなかったりします。 その点、絵を描く用の鉛筆は値段的にも高めですが、描きやすいし色合いもきれいです。 絵を描く用の鉛筆でないとHBとBと2Bとかしか売られていなかったりするので、必要な硬さが全部揃わなかったりするんですよね。 個人的には最低でも4H〜6Bくらいまでは一本ずつ揃えたいですね。 (人によっては10Hから使う人もいます。 )いろんな硬さの鉛筆を使い分けることで、豊かな色調の鉛筆画を描くことが可能になります。 ハイユニ• ステッドラー• カステル• スタビロ 上記の鉛筆であれば、鉛筆デッサン用の定番商品なので問題ないでしょう。 画材屋であれば大抵どこでも置いてあるはずです。 鉛筆の種類ごとに少しずつ柔らかさや描き味などが違うのですが、これは個人の好き好きだったりするので、いろいろと使ってみて好みのものを見つけると良いと思います。 ちなみに僕はハイユニが好きなので、鉛筆で絵を描くときは学生時代からずっとハイユニを使っています。 以上のようなものを揃えておけば、鉛筆で描く場合の準備はOKでしょう。 描くための考え方 ここからは 描くための考え方について説明していきます。 もちろん写真をそのまま写すだけのことなので、ただ漠然と作業をしても、いつかは写真とそっくりなリアルな絵を描くことができます。 しかし、 モチーフを見て、それとそっくりに絵を描くための基本的なアプローチの仕方をわかっているのといないのでは、描き方が全く違ってくるはずです。 また、もしも絵を描く訓練をするために写真模写をするのであれば、基本を理解してそれを意識しながら描くほうが 断然勉強になります。 そういう意味では、デッサンや絵の勉強をしている人だったら、限界まで写真を模写してみるというのも良い練習になるので一度くらいはやってみるのも悪くないと思います。 デッサンと写真模写の違い まず一つ理解しておいてほしいのが、 デッサンと写真模写は厳密に言うと別物であるということです。 似て非なるものです。 写真をそのまま写すのと違って、デッサンは実物のモチーフを見ながら描きます。 モチーフの持っている雰囲気や量感、光と影、空間、質感などの特徴を捉えて、それを画用紙に描いていくことがデッサンの目的です。 どちらかと言うと、描くことよりも 見て理解することの方が大事というわけですね。 なので、写真でそのモチーフを撮影したとしても絶対にデッサンで描いたのと同じにはなりません。 必ず写真では写すことのできない部分が描いてあるからです。 なのでデッサンは写真を見てそのまま写すよりも、ずっと難しいです。 以前「自分の目」の絵を描いたことがあるのですが、あれは鏡を見ながら描いたのでデッサンに近いものです。 故に、難易度的には今回のキャベツ写真の絵よりも目の方が難しかったです。 ある意味では写真よりもデッサンのほうが「リアリティ」という意味で強い力を感じる作品を生み出しやすいです。 言い方を変えると 作者の見た印象がそのまま絵画になって表現されるというわけですね。 それと比べて、写真をそのままそっくりに描き写すという場合、その写真以上のものを描くことはできません。 当然ですね。 むしろデッサンを描くときみたいにいろいろ考えすぎない方が、写真っぽさは出しやすいかもしれませんね。 しかし、表面的には写真にしか見えないくらいに緻密に描きこまれているので、デッサンよりもわかりやすいので 凄い!と感じる人は多いかもしれません。 デッサンと違って画材の扱いのこだわりと、描写密度も必要です。 なのでどちらかと言うと、見て理解することよりも 描くことそのものが目的なのが写真模写であると言えるでしょう。 以上がデッサンと写真模写の大きな違いなのではないかと思います。 カラーと白黒の違い 基本的には 有彩色を使用したカラーの絵と無彩色だけのモノクロの絵は考え方としては全く同じです。 写真を見ながらよく観察しながらそれとそっくりに描き写していくだけです。 しかし、先程も少し書いたのですが、有彩色が絡んでくるとそれだけで要素が増えて複雑になってしまいます。 特に 陰影の色を上手に表現するのが難しいので、よく観察することが重要です。 普通に生活して漠然とものを見ていると、影の色味ってただ単に「黒でしょ?」くらいにしか思わないかもしれません。 しかし、よくよく見てみると 「黒」だけで表現できるものは少ないということがわかってきます。 キャベツの左下部分の拡大 よく見ると複雑な色が組み合わさっているのがわかる 床も細かく見ていくと青っぽいグレーだったり赤っぽいグレーだったりする。 上の画像のように、カラー写真の陰影の部分を拡大するとわかりやすいですね。 影の部分はよく観察すると、青っぽいグレーだったり赤っぽい濃いめのグレーだったりします。 これは、光源の色が影響していたりとか、もしくは周囲の反射の影響を受けたりとか・・・ 複雑に光源や周囲の影響を受けて色味が決定されます。 なので、有彩色を使用した絵を描くときは、 陰影にどのような色を使用すべきかよく吟味してから色を塗るべきなのです。 安易に絵の具の黒色は使わないで、混色によって適切な色を作り出すことが必要というわけですね。 暗い色だからと言って仮に絵の具の黒を適当に使ってしまうと、途端に濁ったような色の絵になってしまいます。 しかし、 微細な色の変化を見極めるのはかなり慣れていないと難しいです。 なので、最初は鉛筆などを使って無彩色だけで描く方が簡単で、余計なものに惑わされずに描くことができます。 特に絵の勉強をしている人にとっては、 デッサン的な考え方を身に着けてからの方が絵の具を使用した絵も上達が早いです。 趣味で写真みたいな絵を描きたいという人はどちらでも良いですが、そんなわけなので、もしも絵の勉強のために写真模写をするのであれば最初はやはりモノクロ写真を模写することをおすすめします。 トレース 意外と難しいのが、 写真に写っているものの形を合わせることです。 キャベツなどのシンプルっぽい形のものでも、きっちり形を合わせないとそれっぽく描くことはできません。 ここができていないと、この後の作業が台無しになってしまうので、ある意味で最も大事な工程であるとも言えますね。 モチーフとそっくりに描くために形を合わせるための方法については以前書いた記事が参考になるかと思います。 しかし、自力で完璧にモチーフの印象を合わせるには、かなりの訓練を積まないと難しいです。 そんなときは トレースをしてしまうのも一つの方法だと思います。 描くサイズと同じサイズに写真をプリントアウトして、画用紙に トレースしてしまえば、形を合わせるために写真と見比べたりする必要もありません。 形さえ合わせてしまえば、あとは鉛筆で塗っていくだけなので非常に楽です。 (トレースは実寸台にプリントアウトした紙の裏側に柔らかめの鉛筆で色を塗って、表面から硬めの尖った鉛筆でなぞる方法が簡単です。 )トレースしてしまえば、誰でもそれっぽく描くことができるので、そういう意味では良いですね。 ちなみに今回のキャベツの写真も、動画撮影の都合上机に水平に置いて描かなくてはならなかったために形を合わせにくかったので、大まかな部分は少しだけトレースをして形を合わせています。 大きく見る デッサンでも同じなのですが、写真と自分の描いている絵を見比べるときは、細かい部分にとらわれ過ぎないで、できるだけ 大きい見方をしましょう。 特に作業の序盤は 写真全体の大まかなイメージに合わせるように描くと効率的です。 例えば、光と影はどんな状況なのか?写真の中はどんな空間なのか?写真に写っているものはどんな質感なのか?写真模写に限らず、絵を描くときは描こうとするものの全体的な構成を常に意識しながら描くことは非常に大事です。 これらは デッサン的な考え方なのですが、写真模写をする際にも使える考え方です。 慣れていないと、ついつい細かい部分だけを見てしまいがちですが、本当にリアルな絵を目指すのであれば写真の全体感を理解してから描き始めると非常にスムーズです。 大きなところでの関係性が崩れていると、いくら丁寧に描いてもリアリティーのある絵を描くことはできません。 写真をそのまま描き写せば良いだけなので、デッサンよりもそういうことを意識することは必要ないかもしれません。 しかし、最初からある程度の全体感を理解をしてから描き始めた方が完成を早めることもできるし、リアリティーも出すことができます。 光と影 光と影をざっくり分けるとこうなる まず、光源がどこにあって、どのように影が落ちているのかということを描き始める前に理解しておくことは必要でしょう。 なぜなら、写真に写っているものは 光と影があることで立体感、空間、モチーフの質感など生まれるからです。 例えば、光源が自分から見て右上にあたりにあるとしたら、キャベツの左下に影が落ちます。 そして、キャベツは球体に近い形状なので光の当たっていない箇所は暗くなります。 そして、もう少し詳細に暗い箇所を観察すると、床や周囲からの反射で少しだけ明るくなっている箇所もあるはずです。 また、複数の光源が存在している場合は、それらが複雑に影響しあって写真に写っているものに影響を与えているはずです。 具象的なモチーフの絵を描くときは 複雑に絡み合った光と影を大雑把に整理しながら表現することが基本です。 それによって、立体感や空間を表現したりすることが可能になるのです。 それを理解するために、デッサンの勉強を初めてやるときなどは立方体のブロックや球体などのシンプルな形状のものを描かされるのですよね。 それは写真模写の場合でも基本は全く同じです。 以上のような感じで、撮影したときの状況を思い出しながら写真をよく見て、光と影とモチーフの関係性を理解しながら描くと良いでしょう。 前後の関係(空間) 写真にはモチーフと床と背景など、いくつかの要素が写っています。 これらの 要素ごとの空間の中での前後の関係を把握しておくのも大事なことです。 キャベツの写真を例として見てみます。 まず、床にキャベツが置いてあって、床はキャベツよりももう少し手前から奥まで続いています。 床の一番奥側はステンレス製の垂直の壁があって、そこに水平の出っ張りがあったりして反射で光っています・・・とまあ、大雑把にこの写真の空間を表現するとしたらそんな感じですね。 作業の序盤はこのくらいの理解でOKです。 作業後半に行けば行くほど、この 空間の前後感の理解を細かくしていきます。 例えば、キャベツを中心にもう少し細かく見ていくと・・・ キャベツの中心付近の葉が大きくめくれ上がっていてそこが1番手前で、その葉から影が落ちているあたりが2番目くらいに手前で、そこから徐々にカメラからの距離が遠くなっていきます。 また、キャベツのアウトラインのあたりに目を向けてみると、床との接地面部分はキャベツの真ん中から少し手前くらいです。 それに対してキャベツの上部のアウトラインはキャベツの真ん中よりも少し奥側に位置しているように見えます・・・というような感じで写真に写っている空間を理解しておきます。 写真を見て上記のような空間が理解できるということは、写真そっくりに描くためには、そこに 写し出されている空間も表現しなくてはならないということです。 空間を頭の中で理解しながら描くのと、理解しないで描くのでは大きな差があります。 リアルさというのは表面的なことだけではなくて、空間表現の正しさも関係しているということですね。 質感 写真みたいな絵を描くとしたら、やはり 質感の表現は大きな課題なのではないかと思います。 毛 例として思いつくままにいろいろ挙げてみましたが、モチーフの材質が違うと質感も変わります。 金属や木材などであれば、例えばピカピカしていたりザラザラしていたりサラサラしていたりと言うような表面の研磨の具合でも差が出てきますね。 そして質感が変われば、当然 描き方も変えなくてはならなくなります。 具体的にどうやって質感を表現すると良いかというと、写真をよく観察して 質感を感じる原因となっている箇所を見極めることが必要ですね。 水滴やハイライトを描くことで質感を表現する。 このキャベツは買ってきたばかりで新鮮なので表面がツルツルしているような感じもあります。 それはキャベツ上部で光を反射している箇所がハイライトになっていて質感表現の要となっています。 しかし、ツルツルしているだけという認識ではまだ弱いです。 もう少し具体的なイメージが持てないと、下手すると金属と同じに見た目になってしまいます。 もう少しじっくり見ていきましょう。 キャベツは野菜なので、みずみずしく柔らかそうな感じもありますよね。 特にキャベツの側面あたりはわかりやすいです。 金属と違って激しい明暗の差がつかずにしっとりとした印象があります。 また、キャベツについている水滴などもしっかり描いてやると新鮮な野菜的な質感を表現しやすいかもしれません。 キャベツの映り込みをしっかり描くことでステンレスの質感を表現することができる。 キャベツ以外に目を向けてみると、床と背景はステンレスでできているので、キャベツが写り込んでいたり、光源からの激しい反射が特徴となっています。 このように 質感の差と、 質感を感じさせている原因を考えながら描き始めると、質感表現が豊かで、より写真っぽい絵を描くことが可能になります。 明暗の差を理解する 鉛筆だけで描く場合でも絵の具で色をつけて描く場合でも同じなのですが、 明暗の差が画面の中でどのような関係性になっているのかということを理解することも大事です。 基本的な考え方として、 厳密に言うと同じ明るさの場所は画面上で一つも存在しません。 写真は、白や黒が潰れている場合もあるから一概には言えませんが、デッサン的な考え方では空間や光の当たり方が違えば色調も異なるはずです。 明るい場所と暗い場所、少し明るい場所と少し暗い場所、極端に明度の差があるわかりやすい場所もあるけど、よく見ないとわからないくらいの微妙な差しかない場所などもあります。 これらをよく見比べて、 最初は大雑把に明暗の順番を決めてから描き始めると効率が良いです。 僕は描き始める前に、上の図のように一番明るい場所と暗い場所を先に見つけておくようにしています。 一番明るいところは紙の白色をそのまま残すので、そこは最後まで鉛筆を入れずにとっておくので、最初は最も暗い場所を中心に強めに鉛筆をいれていきます。 そうすれば、最も暗い部分を基準に他の部分の明るさを設定しながら描くので、作業を進めやすくなります。 ある程度まで作業が進んだら、もう少し細かく明暗関係を観察していきます。 このように、部分ごとに見比べると少しずつの明るさの差があるということがわかるはずです。 特に近い明るさのところ同士を見比べて、 その差を見つけることができればできるほどリアルで繊細で色調豊かな絵になっていきます。 写真模写の基本は、観察する範囲を大きなところから徐々に細かいところに絞っていって、写真と見比べながら微調整を繰り返す作業を続けることだと思います。 それと同時に細かいテクスチャーや質感も表現しなくてはならないわけですから、写真そっくりなるまで描くためには ものすごい根気が必要なんですよね。 この微妙な差を見つけて、それを実際に描いて表現するというのはかなり難しいです。 特に作業の後半になると、 部分ごとの複雑な明るさの序列を、ひたすらパズルを組み合わせるかのように調整していかなくてはなりません。 明暗関係に矛盾がないように描くのは慣れが必要だと思います。 そんなわけなので、夢中になって描くだけではなくて、作業の後半になったら、むしろ写真と自分が描いているものを見比べる時間を多めにしたほうが完成度が高いものができるかもしれません。 詳細に描写すべき場所を見極める 当然ですが、写真はカメラで撮影したものですから ピントが合っている場所とそうでない場所が存在します。 いわゆる ボケ味というやつですね。 そのボケ味も表現することで、より一層写真に近い絵を描くことができます。 このキャベツの写真で大雑把に言うと、キャベツはくっきりしていて背景はボケていますね。 もうちょっと詳しく見ていくと、キャベツの手前はくっきりしているけどアウトライン付近は徐々にボケていて、床は手前が一番はっきりしているけど奥に行くに従って徐々にボケて、奥のほうがものすごくボケてます。 そして、一番奥にある背景の壁が最もボケが激しい場所です。 今回撮影したキャベツの写真は一眼レフで撮影したので、背景がしっかりとボケていてわかりやすいですね。 模写しても写真っぽさを出しやすいです。 写真模写の場合は、絵の主役になる場所と脇役になる場所が、ボケ味の差のおかげでわかりやすいです。 少し余談ですが、デッサンなどでも絵作りのために詳細に描写する場所とそうではない場所を見極めて、 描写する量に差をつけたりします。 主役と脇役を設定することで、絵画として見やすいように操作するわけなのですが、写真の場合その写真撮影したカメラマンがどこにピントを合わせるかで絵作りをするわけですね。 描く分量も主役と脇役で配分を変えると、見やすい絵が描けるだけでなく、時間の節約にもなります。 ただし、デッサンの場合は実際に写真みたいに背景がボケた感じにふわっとした感じに描く場合は少なくて、 空気遠近法みたいな手法で手前と奥の差を表現することが多いです。 それが、デッサンと写真模写の大きな違いの一つだったりもします。 できるだけ全体的に作業するほうが良い 一言で写真模写と言っても、実際に描くときに意識しなくちゃならないことはたくさんあります。 特に大事なのは 全体的な印象をモチーフに近づけることです。 今回の場合はキャベツの写真ですね。 全体感が写真に近づいていないと、写実的な雰囲気はなかなか出てこないのです。 そんな理由から、作業の手順として 部分的に描いていくのではなく、全体的に作業していくことをおすすめします。 例えば、キャベツの暗くなっている部分を描いたら床に落ちた影を描いてその後背景の壁を描いてキャベツの光が当たって明るくなっている部分を少し描いてまたキャベツの暗い部分を調整して・・・みたいな感じです。 画面上のいろんな箇所に鉛筆を入れて、バランスを取りながら作業を進行するようなイメージですね。 部分的に端っこから仕上げるのは無理 しかし、世の中にはすごい人ってのがいて、Youtubeなどで写真みたいな絵を描く動画を探して観てみると、ものすごい 部分的に描いていく人もいます。 コピー機みたいに端っこから鉛筆を入れていって、一気に仕上げちゃう人ですね。 これって、作業工程の動画として観ていくと見栄えも良くてかっこいいのですが、正直なところ、これは 普通の人には無理な芸当です。 なぜなら普通の人が部分的に端っこから仕上げていくと、 全体感がめちゃくちゃになってしまうからです。 これができるのは、よっぽど写真模写の訓練を積んだ人か、天才だけです。 端っこから作業して最小限の手数で仕上がっていくわけだから、部分的に描いていく方がひょっとしたら 作業効率は良いのかもしれません。 しかし、ちょっと絵が上手いくらいの人では、全体感をまとめることができなくてうまくいかないでしょう。 少なくとも僕は無理です。 それに、もしも絵の勉強のために写真模写をするのであれば、 全体的なバランスを見ながら仕上げていくほうが勉強にもなります。 写真模写以外の絵はコピー機みたいな描き方はできないし、やらないですからね。 以上のような理由から、部分的に端っこから仕上げていくような描き方はあまりおすすめしません。 とにかく写真をよく見る ここまでのところまでで描くための基本的な考え方についていろいろ説明してきましたが、最初からこれらを全部を意識しながら描くことはなかなかできないかと思います。 そんなとき一番頼りになるのが、 目の前にある写真です。 デッサンと違って平面的に印刷された写真が正解そのものなのだから、自分の描いている絵と よく見比べて少しずつ修正しながら描いていけば間違いありません。 根気さえあればなんとかなります。 MacBook Proで表示した写真を見ながら作業しました。 なので、迷ったときは写真と描き途中の絵を並べてじっくりと眺めてみましょう。 形がおかしいところはないか?空間が不自然なところはないか?明暗関係が崩れているところはないか?空間は適切に描かれているか?遠くに離れて見てみると様々なことがわかってきます。 写真と絵の違いが把握できたら手順を考えて実行します。 その繰り返しですね。 コツは冷静に観察することです。 ずっと見ていてよくわからなくなってきたり熱くなっていて冷静になれないのであれば、一晩寝て次の日になると、目が新鮮になって見えてくるものがあったりもします。 写真と見間違えるくらいまで描き切るには相当な集中力が必要ですが、正解が目の前にある分、普通にものを見て絵を描くよりも簡単であるとも言えます。 そういう意味では (頑張りきることができれば)誰でもそれっぽい絵を描くことができるというのが、写真そっくりな絵を描くことのおもしろいところなのではないかなと思うわけです。 画材(鉛筆)の使い方 ここからは実際に 鉛筆を使用して描くときにどのような使い方をするべきか?というテクニック的なことについて簡単に説明していきます。 基本はと同じ使い方ですが、デッサンよりも緻密に丁寧に描く必要はあるかと思います。 なお、絵の具などの他の画材ついては長くなってしまうのでここでは書けませんが、 極力丁寧に描いたり、写真独特の背景がボケた感じの表現をしなくちゃならないところは共通した考えで良いと思います。 カッターで削る 絵を描くときに使用する鉛筆は カッターでこまめに削るようにします。 文字を書くときは鉛筆削りで良いのですが、 絵を描くときはカッターで削らないと非常に描きにくいです。 人によっては、カッターで削った後に紙やすりで先端を更に尖らせたり形を整えたりするくらいこだわる人もいるくらいです。 カッターで削るときは、 鉛筆削りで削るよりも2倍ほど長く、そして先端は鋭く尖らせるように削ります。 鉛筆の削り方については以前書いた記事を見てください。 鉛筆の角度 カッターで削らなくてはならないのは、そうやって鉛筆の先端を整えないと 絵を描くためのの角度で鉛筆を扱うことができないからなのですよね 鉛筆の持ち方と角度は大きく分けて2種類あります。 一つは鉛筆を 寝かせて使う持ち方です。 文字を書くときの持ち方とは違って、鉛筆を人差指と親指でつまむようにして中指と薬指で支えるような感じの持ち方をします。 寝かせて大きく手を動かすようにして鉛筆を使用することで 広い面を描くことができます。 また、この部分をほんの少し明るくしたい!みたいなときは、あまり力をかけないようにしながら鉛筆を寝かせたまま細かめに手を動かすことで明度を微調整することができます。 逆に細かい部分を描くときは 鉛筆を立たせて描きます。 鉛筆の持ち方もどちらかと言うと文字を書くのに近い感じの持ち方に変えます。 また、 力を入れて部分的に一気に力を入れて描きたいときなども、この鉛筆の角度で描きます。 描く場所に応じて鉛筆の持ち方と動かし方も変えなくてはならないというのが、文字を書くときと絵を描くときの鉛筆の使い方の違うというわけですね。 とにかく丁寧に描く 写真そっくりに描くためには、 とにかく丁寧に描くことがものすごく大事です。 実際にやってみてものすごく実感したのですが、序盤の方で雑にやってしまったタッチが作業後半になっても、なんとなく残ってしまったりしていました。 これが、写真っぽさを出すという意味ではものすごく邪魔になります。 特に、 なるべく少ない手数で写真っぽさを表現するような効率の良さが必要な絵の場合、最初から最後まで鉛筆のタッチには気を使って作業をするべきでしょう。 タッチの方向 また、最終的にタッチが見えないくらい細かく描く、写真模写をする場合も、タッチの方向にはある程度気を使った方が良いです。 タッチの方向だけでも立体感を感じさせることができる。 鉛筆画(特にデッサン)のタッチの入れ方の基本は、 描いているモチーフの形に沿って入れていきます。 人間の目というのは不思議なもので、上の図のように網目のような線が入っているだけでも立体を認識できます。 例えば、垂直な面を表現するときに垂直な線で描くのは良いのですが、水平な床を描くときに垂直な線を使うと水平な雰囲気を表現しににくなってしまいます。 そんな感じで、 タッチの入れ方一つでも立体感を感じさせることができたりするのが、デッサンなど、鉛筆で描く絵のおもしろいところだったりもするのですね。 しかし、今回の場合は写真そっくりに描くことが目的なので、立体感はそこまで重要ではありません。 したがって、そこまでシビアにタッチの方向を意識する必要もないかもしれません。 デッサンの場合、タッチの方向で立体感を感じさせないとどうしようもない部分がありますが、最終的にタッチすら見えなくなってしまうくらいに描き込むのであればそこまで大きな問題ではないかもしれませんね。 と言っても、ある程度は意識しつつ、 一つずつ丁寧にタッチを重ねる方が作業効率は良いし、リアリティーも感じさせやすいとは思います。 硬度によって使い分ける 鉛筆には「4H」や「F」や「2B」などのように硬度の差があります。 この硬度の差を、描く場所によって使い分けたほうが、よりリアリティーのある絵に仕上げることができます。 例えば今回のキャベツだと、一番暗い影の部分は柔らかい6Bなどの鉛筆をゴリゴリ使って、奥の方の薄い影は2HやFなどの硬めの鉛筆を使ったりします。 描いているといつの間にかこうなる 特に作業後半になると、微細な変化を表現していかなくてはならないので、いつの間にか左手に何本もの鉛筆を持って作業していたりすることもよくあります。 慣れないうちは使いやすい硬さの鉛筆一本だけを握りしめて作業してしまったりするので、できるだけ意識していろんな鉛筆を使うようにした方が良いでしょう。 慣れると自然にいろんな硬さの鉛筆を使い分けることができるようになります。 練り消しで描く 先程も書きましたが、鉛筆で絵を描くときは基本的には練り消しを使います。 練り消しは大きく消すこともできるし、微細に鉛筆の濃淡を調整することもできるので非常に便利な道具なのです。 しかし、この練り消しという道具はどちらかと言うと「 消す」という意識ではなく、「 描く」という意識で使用すると良いです。 このように、一旦描いた部分を明るくするというようなイメージですね。 練り消しを指でこねて、先端の形を整えてから使用することで 細かい部分を練り消しで描写することも可能です。 鉛筆で描くことと練り消しで消す(描く)ことを交互に行いながら、作業していくと徐々に細かい部分まで描くことができます。 消しゴムは加工して使うと便利 練り消しは絵を描くときには非常に便利な道具ですが、 普通の消しゴムに比べて消す能力そのものは弱いです。 例えば、キャベツの光沢がキラキラしている部分や、水滴がついているところなどは、一旦描いた部分を 消しゴムで完全に消してから鉛筆で調整するような方法で描きます。 紙の白地をそのままにしておかないとならないような細かい部分ハイライトのような部分があるときなどは、こういう普通の硬い消しゴムが活躍します。 練り消しだけだと、紙の白地を出すくらいまで消せないので、うまくいかないんですよねえ。 ちょっとしたコツの話なのですが、消しゴムはそのまま使っているとすぐに角が丸くなってしまって使いにくいです。 そんなときはカッターで細く切ってから使って、また角が丸くなったらカッターで切って形を整えるような使い方をすると角が復活して使いやすくなります。 こする 暗い部分のしっとりした感じや、背景のふわっとした感じは、鉛筆で描くだけだとどうしても表現しにくいです。 そんな場合、 ティッシュや指を使ってこすります。 作業の序盤などは、鉛筆で広くざっくりと描いてからティッシュで全体をこするようなことをしても良いかもしれません。 あまり全部をこすりながら作業をし過ぎると、絵の色調がにぶい感じになってしまうこともあるので、使い所を考えながらこすると効果的です。 また、細かい部分はティッシュをこよりみたいに細くして使うか、擦筆を使うと良いです。 指も非常に使える画材の一つです。 指はティッシュや擦筆よりもこすれる強さが弱いので、 微妙な変化を残しつつ画面をこすることが可能です。 作業工程 ここからは、撮影した動画のスクリーンショットを使って、キャベツの写真を描く工程を紹介していきます。 パネルに水張りされたB4サイズのケント紙に描いていきます。 まず、HBの鉛筆を使って軽くあたりをつけます。 いきなり筆圧を高くしないで力を抜いて大まかな形を決めて行きます。 大まかな形が決まったら少し細かい部分にも手を入れます。 床の影などもこの段階で軽く描いておくと、状況がわかりやすいので形を合わせる手がかりになりやすいです。 形は大体合わせることができたので、全体的に広い面を鉛筆で描きます。 全体をティッシュでこすってふわっとさせます。 あまりこすりすぎると、鈍い感じの色味の絵になってしまうこともありますが、この段階ではこのくらい大げさな作業をしても良いと思います。 このキャベツの写真の中で一番暗いのはキャベツと床の接地面です。 なので、この部分はこの段階で6Bくらいの鉛筆で筆圧強めに鉛筆を入れてしまいました。 これによって、この暗さを基準に他の部分にも手を入れやすくなります。 キャベツの接地面ほどではないですが、背景もかなりの暗さなのでこの時点で強めに鉛筆をいれます。 ただし、背景はどちらかと言うと暗いけどボケててふわっとした雰囲気があるので、その印象を意識しながら描きます。 背景の水平な出っ張りはフリーハンドで描くのは難しいので、定規を使って直線を描きます。 細かいところはティッシュをこよりのように細くしてからこすったりします。 段々とキャベツのゴロッとした感じが出てきました。 キャベツの筋などは少し白く明るくなっているので、練り消しを使って鉛筆の粉を少し取って表現します。 キャベツの手前のあたりは特にコントラストが激しい部分です。 なので、2Bなどの鉛筆を立てて使って、細かく強めに影の表現をします。 かなりキャベツの雰囲気はできてきましたが、全体を眺めてみると背景が少し弱い感じがします。 背景に手を入れます。 床のステンレスの質感の表現のために、床の細かいテクスチャーのようなものも拾って描いていきます。 背景が一段落したらキャベツの描写に戻ります。 背景を描いたことで、キャベツの光が当たって明るくなっている面が弱い感じがしたので、この部分に少し手を入れていきます。 明るいところを描きすぎると逆に光の表現が弱くなってしまうこともあるので、適度な手数で慎重に描くことが必要です。 さらに全体のバランスをよく見ながら、少しずつ描いていきます。 このくらいのタイミングで、キャベツについている細かい水滴を描きます。 消しゴムの角を使って、水滴の部分を抜いてから硬めの鉛筆で細かく描写しました。 水滴が表現されたことで、作業も大詰めになってきました。 しかし、よく見るとところどころにまだ弱いと感じられる部分があるので、ちょっとずつ調整していきます。 最後に右下にサインを書いて完成です。 完成 最後に三脚を使って一眼レフで絵を撮影して、余計な部分をトリミングしたのが上の画像です。 余談ですが、鉛筆で描いた絵は、光が反射して画面が光ってしまうので上手に撮影するのはけっこう難しいんですよね。 ライティングの角度がすごく難しかったです。 正確な時間はわかりませんが、描いている最中にずっと撮影していた動画合計時間は16時間くらいでした。 こういうタイプの絵は どの時点を完成とするのか?というのがものすごく難しいです。 なぜなら、描こうと思えばいくらでも細かく描きこむことができるからです。 厳密に言えば、終わりなんてないのかもしれません。 今回の16時間という制作時間が短いか長いかと言うのは、人によって感じ方が違うと思います。 少なくとも、ネットで話題になるようなくらい完成度が高くて描き込みの量がすごい作品は、数倍〜数十倍くらいの時間をかけて描かれているんだろうなあと、描きながらそんなことを思いました。 以上が、キャベツの写真を見ながら写真みたいなリアルな絵を目指して描いた工程でした。 まとめ この手の「写真みたいなリアルな絵を描いた」という話をインターネットで見かけると同時に見かけるのが「これってアートなの?」「写真でいいじゃん!」というような疑問や意見です。 これ、いろんな意見があるかとは思うのですが、個人的にはただ単に 頑張って写真みたいな絵を描いたというだけではアートであるということは難しいと思っています。 なぜならこのタイプの絵は頑張れば誰でも描けるからです。 判断が難しいところなのですが、写真みたいに描くのとプラスアルファで、「 何か」がないとアートとしてはおもしろくないとは思います。 (ネットで話題になる絵の中でも、その「何か」が感じられるものと感じられないものがあると思います。 ) とまあアートとして考えるとすると、いろいろと難しいところのある写真みたいな絵ですが、 美術の勉強や絵を描く訓練としては非常に役立ちます。 写真を見ながらそのまま描き写すだけの単純作業ではありますが、その過程で観察力も鍛えられますし、画面の中での明暗の幅の描き分けをする訓練にもなります。 また、丁寧に効率よく手を入れていかないとリアルな雰囲気が出てこないので、画材を扱う技術を高めることもできます。 なので、絵を勉強する人は、一度くらいは写真を見ながら写真みたいに見えるくらいまで本気で模写するのも良いのではないかなと思いました。 takayukimiki.

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【74件】水彩画 ぶどう|おすすめの画像【2020】

水彩画 の 書き方

【目次】【初心者必見】水彩画の描き方と上達のコツを美術教師が解説 そもそも、水彩画とは? 水彩画とは、水溶性の絵の具を使用して描かれた絵画のことを言います。 みずみずしい透明感が魅力的で、有名なフィンセント・ファン・ゴッホやクロード・モネなども数多の水彩画作品を世に残しています。 まずは、そんな水彩画の特徴を説明します。 お手入れが簡単 水彩の場合は、パレット上の絵の具が乾いてしまっても水で溶かせば何度でもキレイな色が蘇ります。 そのため、絵を描いた後のパレットはそのままの状態で放置しても問題ありません。 次回からは乾いた絵の具を再び水で溶かすだけなので、準備も簡単に。 筆は基本的に水だけで洗い、しっかり乾かすだけで十分です。 絵の具をコントロールしやすい 他の画材と比べて粘り気が少ない水彩絵の具は、スッと流れるように細い線を描くことができます。 細い線を描けるということは、他の画材よりも細密画が描きやすいということ。 油彩やアクリルの場合は、絵の具を薄めないと細かい表現ができないのですが、薄めすぎると広がってしまうので、コントロールが難しいのです。 水彩画は筆の操作感がスムーズなため、自分の頭の中にあるイメージをより細かく再現できるでしょう。 透明感 水彩絵の具は、何度塗り重ねても下の色を完全に覆い隠すのが難しいくらい透明で、澄んだ空気や空間を表現したい時におすすめです。 色味がハッキリと鮮やかな絵画も魅力的ですが、水墨画文化の発達した日本と水彩画の相性はピッタリと言えるでしょう。 「単色の美しさはアクリル絵の具や油絵の具の上を行く」という意見も多く挙がっており、色を眺めているだけでも十分に楽しむことができますよ。 水彩画に必要な道具は、文房具屋さんだけでなく、100均でも手に入ります。 スケッチブック• 練り消しゴム(代用可能)• パレット• 水彩絵の具• 筆洗(代用可能) 水彩画を描くために必要な道具は、たったのこれだけ。 練り消しゴムはふつうの消しゴム、筆洗はコップなどの容器で代用可能です。 水彩絵の具はチューブや固形、鉛筆状になった「水彩鉛筆」など、さまざまなタイプがあります。 また、筆も形やサイズなど種類が豊富なので、徐々に自分に合ったものを見つけていくのが良いでしょう。 また、複雑な構図の絵を理想とする方が多いと思いますが、初心者さんにとって遠近感や立体感を表現することはちょっぴり難しいかもしれません。 最初は単純な構図から、徐々にステップアップしていくことをおすすめします。 以上のことを踏まえて、水彩画初心者さんにおすすめの題材をご紹介します。 花 水彩画は自然なグラデーションを表現しやすいので、花などの植物は初心者さんにおすすめ。 庭先に咲いている身近な花でもいいですし、ホームセンターやお花屋さんで心惹かれる花を用意してもいいですね。 スーパーやコンビニで気軽に購入できるという点でもおすすめです。 好きな風景 「簡単な題材から練習する方がいいことは分かっているけど、やっぱり風景を描きたい!」 そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。 初心者さんがいきなり風景画を描くことは難しいものですが、どうしても風景画に挑戦したいという方は、手近な題材を選びましょう。 一般的に、山や湖畔、海など、人工物の少ない風景が描きやすいと言われています。 その上で、家の窓から見える光景やいつも歩いているコースなど、見慣れた風景であればなお良しです。 水彩画の上達のコツは、数をこなしていくこと。 そして、数をこなすためにはモチベーションを自分で上げていくことが大切です。 明るい色から塗る 水彩絵の具の場合、下の色がどうしても透けて見えるため、色を重ねれば重ねるほど暗くなっていきます。 そのため、先に暗い色を塗ってしまうと明るい色にすることが難しいのです。 まずは明るい色・薄い色を塗り、徐々に濃い色を重ねていくのが基本です。 黒は混ぜない 水彩画で大切なのが、黒を混ぜないことです。 影をつけて立体感を出したい時や濃い部分を塗る時に、黒の絵の具を混ぜればいいと考えている方が多いのではないでしょうか。 しかし、黒の絵の具を混ぜるとすべて同じような色合いになってしまうので、単調になってしまいます。 黒以外の色を混ぜて、色に深みを出していきましょう。 最初にたっぷりと絵の具を溶いておく 途中で絵の具が無くなって作り直している間に塗った部分が乾いてしまい、それがムラになってしまいます。 絵の具は最初にたっぷりと作っておきましょう。 また、描いている途中で違う色を作る場合もあるので、作業をする時は容器に水を入れて置いておきましょう。 色の前に水だけを塗る キレイに鮮やかに塗りたい時は、色のなじみをよくするために、絵の具をつけずに水だけを塗りましょう。 水を塗ることで絵の具がかすれることを防ぐ効果があるのです。 特に、広い面を塗る時におすすめです。 風景で青空や海を塗るときは、水の量をうまく調整して塗っていきましょう。 透明感を出すには「乾いてから」色を重ねる 水彩画の魅力のひとつが透明感ですが、この透明感を出すのにはコツがいります。 それは「絵の具が乾いてから、次の色を塗る」です。 色を塗り始めると次々と塗りたくなってしまいますが、ここは我慢が必要です。 下地として塗った色が乾いてから、柔らかい筆で次の色を重ねていきましょう。 いざ実践!リンゴの描き方 道具を揃えて題材を決めたら、実際に水彩画を描いてみましょう。 ここでは、水彩画の手順を写真付きでご紹介します。 鉛筆で下書き 彩色後に鉛筆の芯が目立ちすぎないように、リンゴのへたのくぼみを意識しながら細い線で下書きをします。 明るい色を塗る予定の箇所の線は薄く、暗い色を塗る箇所やコントラストの強い部分は比較的濃い線で描くと、色が塗りやすく仕上がりがキレイになりますよ。 また、今回は左上から光が当たっている想定で描いていきます。 影のできる位置や、色の濃くなる部分は光の当たり方によって異なるので、実際に描くときは光の位置を気にしてみてくださいね。 着彩 下書きが終わったら、さっそく着彩をしていきましょう。 りんごというとまずは赤を塗りたくなってしまいますが、最初に使う色はなんと、赤ではありません…! 先ほど水彩画のコツで描きましたが、水彩画は明るい(薄い)色から塗っていきます。 りんごの場合は、りんごを構成している色の中で1番明るい黄色を下地として塗っていきましょう。 全体に黄色を塗っていきますが、ハイライトの入る部分は薄めに塗るか、画用紙の白を残しておきます。 また、影で色の濃くなる部分や、りんごの底に近い部分は、濃いめに塗って濃淡を出しておくとより良いです。 黄色が乾いたのを確認したら、ここで赤色の登場です。 ここで意識するのは「塗る」というより「描く」ようにして色を重ねていくことです。 べっとりと塗ってしまうと絵が平面的になってしまうので、まずはリンゴの丸みに沿いながら縦線で色を重ねていきましょう。 このように、ハイライト部分とりんごの底の部分は赤を塗らずに残しておきます。 このとき、色を塗らなかった箇所と赤色の境目が目立ちすぎてしまっている場合は、ぼかしを入れます。 ぼかしを入れるときは、絵の具が乾ききってしまう前に、ぼかしたい部分を水を含んだ筆でなぞります。 そのあとに、ティッシュや綿棒、スポンジなどで優しくトントンと絵の具を吸わせましょう。 次は影になって色の濃くなる部分をつくっていきます。 りんごの場合は、赤紫色を使用すると、違和感なく濃い部分を表現することができます。 りんごは球体なので、このとき横線も意識しながら塗っていくとより立体感が出てきます。 りんご全体の色が整ってきたら、軸の部分とりんごの表面のつぶつぶを描いていきます。 軸は細い筆を使用して、濃い茶色を塗ります。 濃い目の茶色が手元にない場合は、オレンジに黒を混ぜてあげるとこげ茶色ができますよ。 表面のつぶつぶも細い筆を使用します。 白い絵の具でちょんちょんと点をつけていってあげましょう。 このとき、白い絵の具が目立ちすぎてしまった場合は、あとから薄く赤色を重ねてあげれば、絵になじんでくれます。 最後は、淡く溶いたグレーを何度も重ねて影を描きます。 影のつき方に違和感があると、リアル感が一気になくなってしまいます。 光の位置によって影の位置も変わるので、よく観察してくださいね。 初めて水彩画にチャレンジする方は、ぜひ参考にしてください。 ちなみに、リンゴをデッサンすれば人物画も上手になると言われています。 リンゴは球体に近い形ながら、上下部分はよく見るとかなり凸凹していますよね。 人間の頭部も同じで、球体に近い形の中に鼻や口、目といったパーツがあります。 このような意外な共通点から、リンゴをデッサンしたら人物画も上手くなると言われているのです。 また、立体の描き起こし方と凸凹の表現が分かれば、どんなモチーフにも応用することができます。 多くの巨匠もリンゴを描いていた時期が必ずと言ってもいいほどあるので、参考資料もたくさんあるのが嬉しいポイント。 偉大な画家の一人であるポール・セザンヌが「リンゴ一つでパリを驚かせてみせる」と言ってリンゴの絵を描き続けたのは有名な話ですよね。 便利アイテムを上手に使って、プロ顔負けの美しい作品を生み出しましょう! 1. マルマン 図案シリーズ スケッチブック選びに悩んでいる方におすすめしたいのが、マルマンの「図案シリーズ」。 アマチュアからプロまで、あらゆるユーザーに長年愛用され続けている、日本を代表するスケッチブックです。 表面の程よく自然な凸凹が表現を豊かにします。 また、ソフトで吸収性にも優れており、水彩にもピッタリなのがポイント。 その他にも、保存性にも優れていたり、発色が良く、修正や加筆を施しても傷みにくい強度を備えていたりと、さまざまな嬉しい特徴があります。 初めてのスケッチブックに、ぜひマルマンの図案シリーズをご検討ください。 筆職人が1本ずつ手作りで丹念に仕上げた穂先が自慢の商品です。 筆圧を調整して太細の変化ある線を描いたり、ストロークの速度を調整してかすれを出すなど、自由自在な線質が表現できます。 水彩毛筆 彩 20色セットの商品情報 価格:2,037円(税抜) カラー:20色.

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写真みたいな絵は頑張れば誰でも描ける!ので描き方を詳しく教える

水彩画 の 書き方

デッサンのことは考えない デッサンを習ってないから 「下書き」がうまく描けない。 と思っている人も多いかと思います。 水彩画教室では 絵具を塗る前に ここで 凹む人がとても多かったです。 しかし デッサン教室で習うことは 輪郭よりも「陰影」です。 ただ はじめての水彩画なら あまり難しいこと考えなくて いいかもしれません。 モチーフの形をよく見て そのまま鉛筆で輪郭をとり、 絵具で陰影をつけていきましょう。 ただし、覚えておきたいのは、 鉛筆の線は 濡らすと消えなくなる。 絵具と混ざると 黒くなる。 ということです。 あまり下書き線を見せたくなければ、 絵具を乗せる前に 練りゴムでコロコロしておくといいですよ。 でも、 絵本作家の知り合いの方は 下書き線ゼロです。 薄くて細いシャープペンで うすーく下書きされているそうです。 消しながら塗るんでしょうね。 「下書きなし」ははじめは難しい 水彩画は「空気感」を描く ことが多いので 「下書きなし」の方も いると思います。 私もやってみました。 下塗り。 だいたいの形を描き 仕上げ。 簡単なモチーフなら いいのですが、 カタチが複雑なものだと やはり ある程度 しっかり下書きを しないと難しい気がします。 あえて下書きを残すという方法もあります 「下書き」を残すと味わいが出るので 題材によっては鉛筆の線をわざと残すこともあります。 さきほどの 下書き線 Bで濃いし、 めちゃ雑なんですが あえて消さずに 着彩。 という描き方もあります。 「下書き」が苦手な人にぴったりの動画講座もあります。 形がとれない・・・ デッサンをしたことがない・・・ と悩む方にぴったりの、 「下書き」から始めない スピード上達講座が登場しました。 絵画教室へ行かなくてもOK。 という スゴイやつ。 昔これがあつたら あんなに苦労しなかったよー・・ という動画DVD講座です。 塗り絵っぽくて楽しい・・・ と思ってやっているうちに 自然とデッサンで必要な 「陰影」が習得できる・・・ というシステムです。

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