ミッド サマー あらすじ ネタバレ。 映画「ミッド・サマー」アリ・アスター監督最新作/狂気に満ちたオカルト村の90年に一度の祝祭はものすごく怖かった..

ミッドサマーあらすじネタバレ!結末ラストで彼氏を火あぶりの刑?

ミッド サマー あらすじ ネタバレ

映画『ミッドサマー』のあらすじとネタバレ 参考:製作会社A24のツイッター Try and get some rest 🌻 — A24 A24 ダニとクリスチャンのカップルは長く交際していますが破局寸前。 しかしある日ダニの妹が両親を殺した後に自殺する事件が起こり、クリスチャンは別れを告げることを止まります。 クリスチャンは夏、友人のマーク、ジョシュ、ペレとスウェーデンの田舎町ハルガを訪れる予定でした。 クリスチャンとジョシュが文化人類学専攻のこともあり、ペレが彼らを「自分の故郷で90年に一度しか開催されない夏至祭が開催されるから来てはどうか」と誘ったのです。 内緒で旅行を決めていたクリスチャンはダニに責められ、彼女も連れて行くことにしました。 ハルガに着いた一行は彼らと同様夏至祭を見に行くカップルのコニーとサイモン、ペレの妹マヤや村の人々と出会います。 住人たちは皆白い衣服を見に纏い踊ったり駆け回ったりなんとも牧歌的。 2日目、しきたりに従って村人全員と共に食事をするダニ一行。 誕生日席には青い衣服を着たおじいさんとおばあさんが座っています。 食事が終わるとおじいさんとおばあさんは神輿のようなものに乗せられて、村の高い岩場へ連れて行かれました。 昼寝のため宿舎へ戻ったマークを除き、ダニ、クリスチャン、ジョシュはペレら村の人たちと何が起こるのか見に行きます。 おじいさんとおばあさんは手のひらを切りつけて血を岩版にこすりつけ、そのまま下に飛び降りて死にました。 あまりにショックな出来事に呆然とするダニたち。 人は皆生命の輪の中で生きており、72歳で自死を選ぶのは村のしきたりだと説明されます。 ダニは両親の死を思い出し帰ることを思い立ちますが、ペレに説得され止まりました。 3日目。 昨日の事件を見て村を出ることを決めたコニーとサイモンですが、サイモンの姿が見当たりません。 村人たちはサイモンが先に駅に向かったと言いますが、コニーは彼がそんなことをする訳がないと答えます。 クリスチャンは、ジョシュが論文のテーマに既に選んでいるこの村のことを自分も書きたいと言い出し、二人は喧嘩に。 仲裁したペレは、村の長老たちに論文に書いていいか尋ねると言います。 ジョシュはとある建物の中で近親相姦によって生まれたルーベンという名前の奇形児が作った、ルーン語で書かれた預言書を見せてもらいます。 ジョシュは写真を撮っていいか尋ねますが、もちろん断られてしまいました。 一方マークは、昨日亡くなったおじいさんとおばあさんの灰が埋葬された古木に放尿し、村の人々に怒られます。 そのあと前々から彼に目配せをしていた女性にどこかへ連れて行かれてしまいます。 その夜、ジョシュはこっそり預言書を撮影しようとしていました。 しかし背後から殺されたマークの皮を被った裸の男が忍び寄り、ジョシュも殺されてしまいます。 ダニはハイになる飲み物を飲まされ、村の女性たちと共に、その年のメイクイーンを決める大会に参加します。 メイポールの周りをぐるぐると回り、最後まで立っていた女性がメイクイーンとなるのです。 踊っている途中に飲み物の影響か、スウェーデン語を話せるようになるダニ。 彼女は最後まで踊り続け、メイクイーンに選ばれます。 その頃クリスチャンは村人からペレの妹、マヤとセックスをして欲しいと頼まれていました。 狭い村はこうして外部の血を時折受け入れているのです。 ドラッグを飲まされクリスチャンが連れて行かれた部屋には、裸のマヤと様々な年齢の女性たちが。 マヤが喘ぐと女性たちも真似をする異様な光景が繰り広げられます。 その頃、五穀豊穣の祈りが終わったダニは、クリスチャンのことが気になり、建物を覗いて情事を知ってしまいます。 ダニが泣き叫ぶと女性たちも真似をするのでした。 ことが終わって部屋から逃げ出したクリスチャンは、慌てて入った鶏小屋でサイモンの死体を目撃します。 そこで長老たちに見つかり、気絶させられてしまいました。 クリスチャンは「あなたは喋れないし動けない、けれど大丈夫よ」という声で目を覚まします。 壇上には鮮やかな花で覆われたダニの姿が。 村人は悪を一掃するために9人の生贄を捧げることを宣言します。 最初の4人の犠牲者はジョシュ、マーク、コニー、サイモン。 残りの4人は長老2人、ペレの従兄弟、もう1人の村人。 最後の犠牲者としてダニはクリスチャンを選びます。 そしてペレを新しい預言者として讃えます。 まだ麻痺したままのクリスチャンは解体した熊の体の中に入れられ、他の生贄たちと共に黄色いピラミッドの形をした寺院に連れて行かれました。 火がつけられあっという間に燃えていく寺院。 儀式を祝うため村人たちは泣き叫ぶ演技をし始めます。 呆然と眺めていたダニでしたが、いつしか顔には笑みが浮かんでいました。 グロテスクな描写もかなりのもので、身を投げるおじいさんおばあさんの潰れた顔が大写しになったり、ジョシュやマークの惨殺死体であったり、最後の火あぶりなど目を覆いたくなるシーンも多数。 しかし本作の 本当に恐ろしいポイントはトラウマや死を思い起こさせ、ダニと一緒に観客を巻き込んでパニックに陥らせる様な心理描写です。 スウェーデンに行くことを知らされて責める時、破局の危機にあることを知っている彼の友人たちと会う時の気まずい状況…。 冒頭から一気に暗澹たる空気が立ち込め、そして問題の村ハルガへ。 夏至祭の会場へたどり着く前に一行は休憩しドラッグを試すのですが、ダニのバッド・トリップの描写も陰鬱なものです。 トラウマが脳を支配し、皆が自分を笑っているような強迫観念にかられる。 加えて舞台は夏至祭、一日中太陽が照りつけ、夜の闇に隠れることも許しません。 惨たらしいことも恐ろしいことも何もかもが曝け出されて、直面しなければいけないのです。 スウェーデン出身の映画監督、 イングマール・ベルイマンの作品『叫びとささやき』 1972 の系譜を引く美しくも恐ろしい不穏、叫び声と沈黙のコントラスト。 画面の外で起こっている出来事と自らの心の不安定さがますます揺さぶりをかけ追い詰める。 ですから、心身疲れている時の鑑賞は決しておすすめできません。 「どこにも逃げ場はない」「何もかも明らかにされる」「一番恐れていることと対峙しなければならない」そう思わせる力を持ったホラー映画となっています。 しかし彼女はラストシーンにて、生贄となり燃え盛る友人たちの死体やボーイフレンドのクリスチャンを見てにんまりと微笑んでみせます。 なぜ彼女は満ち足りたようなあの笑みを浮かべたのか。 ダニという女性はハルガの村全体と大きく呼応しています。 実は映画の序盤から、後々にダニやクリスチャンたちが訪れることになるハルガの街の符号となるシンボルが多々登場しているのです。 ダニの部屋に飾ってあるのは大きなクマと小さな女の子が何とも印象的な絵で、これは童話集や神話、民話、タロットカードなどの挿絵を多く手がけたスウェーデンの画家ヨン・バウエルによる作品。 白い衣服で軽やかに舞い踊る乙女たちが同じく登場する『ピクニック at ハンギング・ロック』 1975 やロマン・ポランスキー監督作品『テス』 1979 を想起させる、ホラー映画とは思えないほどファンタジックで可愛らしいビジュアルを持つ『Midsommar』は、この ヨン・バウエル作品の登場によって一層おとぎ話めいたものに昇華されます。 外は雪が降っていますがダニの部屋は植物が至る所に置かれていて対照的です。 村の入り口にたどり着き、ドラッグでトリップした時には植物が自分の手から生え、木々が人間のように脈打つ幻覚を見ます。 植物だけではありません。 メイクイーンを決める踊りの最中、隣の女性とスウェーデン語で突然会話できるようになります。 そしてダニが悲しみと怒りで泣き叫べば周囲の女性たちも彼女にならい、感情を高ぶらせて爆発させる行為を共にするのです。 そして最後、クリスチャンとの完璧な別れを決意したダニの思いを代行するかのように、村人たちは文字どおり彼自体を燃やし尽くしてくれます。 おとぎ話の王女のように、喪失や悲しみを乗り越えて本当の家族、本当の居場所を見つけることができるのです。 それが夏至祭で文字どおり、何もかも白日の下に晒されたことにより 衝撃的な形ですが 過去となってしまった恋から脱出することができたのです。 ダニの 最後の笑みは恐ろしくも、全編の中で最も爽快感あるワンシーンです。 トラウマや抑圧からの解放を描きながら、 カップルの破局話を民俗ホラーとして仕立て上げたアリ・アスター監督の手腕を堪能できる『Midsommar』。 疲労や不安に襲われること間違いなし、それでも思わず笑ってしまうこと間違いなし…。 その美しい牧歌的な風景と凄惨な絵面が脳裏を蝕んでやまない、 『Midsommar』は新たなホラー映画の名作として語られるに違いありません。 『Midsommar』は 日本では邦題『ミッドサマー』として、2020年2月に公開予定です。

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【ネタバレ】「ミッドサマー」あらすじ・感想・考察。内容を読み解く6つのポイントを解説!【地獄みたいな映画】

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8億円 世界興行収入 0. 批評家と一般は単純平均 映画『ミッドサマー』あらすじや概要 悲惨な事件で家族を亡くした女性ダニーは、恋人らがスウェーデンの90年に1度の夏至祭に行くのに同行します。 白夜で明るい村で、白い清潔な服を着た人達に迎えられ、奇祭を目にするうちに…。 奇祭の内容は?ダニーが真に求める事は? ネタバレ感想『ミッドサマー』考察や評価レビュー この先は ネタバレありの感想考察です。 他の映画はも参考にしてください。 映画『ミッドサマー』は長編映画では2作目の監督・脚本作ですが、すでに作家性が濃厚すぎるほど出ています。 本作は、アリ・アスター監督の過去の失恋や恋愛経験がもとになっているそうです。 アリ・アスター監督は、この映画を製作することにより「自分の失恋セラピー」になってるとも語っています。 前作ヘレディタリーも、実際の家族喪失セラピーでした。 主人公ダニーを演じる フローレンス・ピューはイギリス女優で、昨年の『ファイティング・ファミリー』の主演で注目され、本作の後『ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語』ではされています。 最新作『ブラック・ウィドウ』では新ヒーローに挑戦するそうなので楽しみです! フローレンス・ピューの恋人役を演じる ジャック・レイナーは、『』で主演を務めたアイルランド俳優で『』にも出演してました。 友人マーク役の ウィル・ポールターは一度見ると忘れにくい超個性派俳優で、10年前の『』や『』で存在感を発揮しましたが、最近の 『デトロイト』の狂気演技が脳裏に焼きついています。 他にもスウェーデン俳優など個性派ぞろいなので、登場キャラクターたちが何を考え、どこへ向かうのかストーリーを全く予測させません。 実話?フェスティバルホラー映画?こわいの? 映画『ミッドサマー』は、一般的な宗教ではなくケルト原始宗教を信仰するスウェーデンのコミューン(組織体)のホルガ村が舞台となります。 過去の実話を脚色した「90年に1度の夏至祭」で起こる民間信仰を描く「フォークホラー」です。 日本では、夏至祭という祭りにあわせて「 フェスティバル・ホラー」とも宣伝されてます。 同じフォーク・ホラーでは、 キリスト教以前のケルト信仰を描いた映画『ウィッカーマン』も似た設定なので、興味ある人は観てみてください。 邦画では『WOOD JOB!神去なあなあ日常』を思い出します。 個人的には 映画『ミッドサマー』は、気持ち悪い描写は多いけどこわくは感じませんでした。 前作『ヘレディタリー 継承』の方が不気味で不穏な状況がつづくので、こわい映画好きにはオススメです。 冒頭タペストリーが結末を予言?ハーメルンの笛吹き男? 冒頭でのタペストリー、誰もが意味深で重要だと感じたと思います。 私もなるべく記憶しようとつとめたけど、その後の衝撃展開の連続でかなり忘れてしまってます。 一部Google画像検索で確認したので、気になる人は検索してみてください。 タペストリーは、左から右へ時系列になっています。 映画『ミッドサマー』の鑑賞後に見ると、ダニーの将来を暗示してる予言のようにも見えます。 タペストリー左端は、雪降る冬の日に ダニーの妹が両親を巻きこんだ悲惨な事件が描かれています。 次に泣くダニーを恋人クリスチャンがなぐさめてて、木の枝の上からながめてる男性が絵を描いてるように見えます。 次にその 笛吹き男が、ダニーとクリスチャンとジョシュとマークの4人を従えて、スウェーデンのホルガ村の90年に1度の夏至祭(ミッドサマー)へ連れて行きます。 右端は白夜の太陽の下で、ダニーらに混ざってガイコツ(死者)も踊ってます。 この笛吹き男はホルガ村の出身のペレです。 ハーメルンの笛吹き男とは、中世13世紀ドイツである村に裏切られた男が、復讐のために村の子供たち130人を引き連れ行方不明になった事件です。 『ミッドサマー』ではペレが友人を引き連れます。 ただし、ダニーは後から行くことに決めたので、もしダニーが行かなければ他の女性を連れて行ったのか興味あるとこです。 ペレはダニーと2人っきりで話す時に、軽く説得してましたが。 ホルガ村の武器はドラッグ?赤子のような文明人 結局ダニーも含めた4人がペレのスウェーデンの故郷へ向かいます。 飛行機内の揺れや、ドライブ中の景色の180度回転などで軽い不安をあおるのはアリ・アスター監督らしいです。 景色が反転した瞬間から「別世界」入りしたとも考えられます。 ホルガ村へ入る前に、白夜で明るい草原でドラッグを飲んで気分よくくつろぎます。 ダニーだけはバッドトリップになり、走り出してトイレ小屋に入り電気をつけると、背後に不気味な顔が一瞬映ります。 ドラッグの幻想かもしれませんが。 ホルガ村に入ってからも、食事の飲み物に少しドラッグが入ってた可能性が高いです。 ラスト近くでダニーら女性が、メイポール(十字架の上に傘のある棒)の下でダンスコンテストしてメイクイーンを決める前にも、ドラッグを飲んでました。 ダニーはドラッグを飲むと、体から草木が生えてくる幻想を見ますが、自然と同化してる夢なのでしょうか。 ドラッグできめながら踊り狂うトリップ感は『デビルマン』誕生時を思い出します。 ケルト等の原始宗教では実際にあったそうです。 ダニーと引き離された クリスチャンが飲んだドラッグは、かなり強いものだったようで精力剤の一種だと思われます。 性欲を抑えられなくなったクリスチャンは、若い少女マヤの誘いを断る理性すら失われてラストの悲劇へと向かいます。 アッテストゥパンの儀式とは? 映画『ミッドサーマ』で最初に衝撃を受ける儀式です。 本作の アッテストゥパンの儀式とは、72歳に達した老男女が高い崖から飛び降り自殺する光景です。 絶命できなかった場合は、みんなでその苦しみを共有して息づかいをマネします。 「村全体が家族」で喜びも苦しみも共有することを示す最初のシーンでもあります。 そして 大きなハンマーで何度も顔をつぶして絶命させ苦しみを止めてやります。 日本の「おば捨て山」と似た風習です。 先史時代の北欧では実際に、共同体内で負担の大きかった高齢者は自ら命を絶ったそうです。 本作では飛び降り前に食事会の主役となり歌い、みこしで運ばれ、 手を切って流れた血をルーン文字の刻まれた石碑にこすりつけて最後のお祈りをします。 さすがに初めて見た外部の人間は動揺し、先に来てたサイモンとコニーのカップルはもう帰ると騒ぎ出します。 年配女性指導者が「 これが我々の伝統文化。 命は循環(サークル・オブ・ライフ)して彼らの名も引き継がれる」と説得します。 ダニーも帰りたいと主張するが、「ホルガ村を題材に論文を書きたい」と考えるクリスチャンには同意してもらえません。 ちなみに「ディレクターズ・カット版」では、もう1つ水?池?にいけにえを捧げる儀式もあるそうです。 崖からの飛び降り自殺に衝撃を受けるというより、それをながめて祝福してる村人にショックを受けます。 ただ「 住む場所が違えば、常識もシキタリも違う」と考えると、外部のダニーらや私達こそ異人であることも理解したいですね。 多彩な処刑方法とは?生贄か冒涜の罰か? ペレが連れてきた4人のアメリカ人のうち、最初の犠牲者というか生贄(いけにえ)はマーク(ウィル・ポールター)です。 マークは、ホルガ村の先祖の命がやどる神聖なる神木に小便してしまい、その保護者ウルフを激怒させます。 マークはそれ以前にも女性をネタにしたり、モラル感が薄い言動をしてたので、知らなかったとはいえもはや同情の余地は感じません。 夕食時に若い女性に声をかけられると期待してついて行き、そのまま帰らぬ人となります。 黒人ジョシュは、マークよりはしっかりしてますが、クリスチャンが同じテーマの論文を書くと聞いてからは対抗意識で頭がいっぱいになってます。 そしてついに、 ルーンの聖書ルビラダー(Rubi Radr)を盗撮して、その現場を見つかり悲惨な最後をむかえます。 ジョシュが最後に見たマークは「 マークの顔の皮をかぶったホルガ人」です。 わかりにくかったけど、 下半身もマークの皮で、アイスランドの魔術伝承「ナブロック」という死者の皮のパンツだそうです。 先に来てて、アッテストゥパンの儀式後に恋人コニーを置き去りにして帰ったと言われてたイギリス人のサイモンは、最も残酷な拷問の末に処刑されます。 サイモンの罪は、アッテストゥパンを否定したことでしょうか。 先史時代の北欧ヴァイキングに伝わる処刑方法 「血のワシ」(Blood Eagle)とは、人体を空中につるして背中を切り開き、左右の肺を生きたまま外へ引きづり出してワシの翼のように広げます。 しばらく呼吸し続けるので、苦しみは長そう。 クリスチャンはマヤとの子作り後、9人のいけにえ候補とされ、家族を得たダニーに見捨てられて、 聖殿の中で焼かれます。 檻にいたクマの内臓を出し、クリスチャンにかぶせて着ぐるみのようにしたのはシュールです。 焼かれるいけにえは、 ホルガからの志願者4人、外部者4人で、後1人はホルガと外部から候補者を出してメイクーン、つまりダニーに選ばせました。 ペレの両親も焼死したと言ってましたが、この儀式のいけにえに名乗り出たのかもしれません。 夏至祭ミッドサマーの真の目的とは?ダニーのその後? 映画『ミッドサマー』のテーマの1つにもなってますが、 夏至祭ミッドサマーの真の目的とは「近親相姦をさけるため、外部者と子作りして新しい血を取りこむ事」です。 目的が「結婚」ではなく「子孫繁栄」のみなので、先進国より合理的ですが人間性は無視しています。 村のイングマールか誰かの発言「 人はみな役割を果たす」の意味もこれで理解できます。 ホルガ村で子作り許可年齢に達したマヤは、事前にペレから何人かの友人の写真を見せてもらい、気にいった男性クリスチャンを選んだようです。 マヤは序盤で気合い入れたり、ダンス中にわざとクリスチャンを蹴ったり、 枕やベッド下にルーン文字「愛」をひそませたり、タペストリー「ラヴストーリー」のとおりに陰毛をミートパイに、生理の血を飲み物に混ぜてクリスチャンに飲食させます。 ラストでは、精力剤入りの強いドラッグでもうろうとした クリスチャンが、マヤの母も含む裸の女性数人の前で、マヤとつながります。 マヤの声にあわせて女性たちも叫ぶ光景が異常すぎるけど 「受精」の喜びも家族で分かちあうのでしょう。 その行為後、クリスチャンはあっさり焼き殺されるので虫のようですが 「同じ血を他の女性と共有しない」という意味では合理的だと感じます。 ダニーがダンスコンテストで最後まで踊り続けて「メイクイーン」に選ばれたのは偶然か必然かわかりません。 ちなみに、 ルーンの聖書ルビ・ラダーを記せるのは、あえて近親交配(近親相姦)で生んだ純粋な神官(日本でいう巫女)のみだとも語られます。 少し顔がただれた人や、身障者のような人がいましたが、彼らのことだと思います。 ダニーが求めたものとは?恐れた事は? ダニーは冒頭で妹と両親を失い、深い悲しみにつつまれます。 それを癒やしてくれるのは、まだ結婚はしてないが唯一家族のように甘えられるクリスチャンだけです。 ダニーが求めたものは、頼れて依存できる家族の代替です。 しかしクリスチャンは、まだ他の女性に興味もあるしダニーの愛も重すぎるので破局寸前です。 つきあってる期間を月まではっきり言えるダニーに比べ、つきあい期間どころか誕生日すら覚えてないクリスチャンの落差は恋愛あるあるです。 ダニーが最も恐れてることは、クリスチャンと別れて独りきりになることです。 だからコニーが恋人サイモンに置き去りにされたと聞くと、自分のことのように「1人にされることを恐れ」ました。 ダニーが求めたものが「クリスチャン」ではなく、あくまでも「家族の代替」だったことは、「ホルガ村の住人が家族になってくれた」瞬間、クリスチャンをいけにえに選んだことから明らかです。 メイクイーンに選ばれたダニーは、ミッドソンマルクランス(美しい花の冠)をかぶり、村人達にたたえられ「 必要とされる喜び」を得ます。 クリスチャンがマヤと結ばれる姿を見て泣き叫ぶと、村人達も本当の家族のように悲しんでくれて一体感も感じます。 結果的に失恋セラピーにもなってます。 家族の定義は現在の個人主義主流の文明国では「血縁関係」だけですが、 原始宗教をもとに生きるホルガ村では「運命共同体が家族」です。 だから共同体の繁栄のためには、外部の血も入れるし、殺人や高齢者排除も「罪」とは感じません。 北欧は福祉国家と呼ばれ、他の欧米や先進国と比べるとそもそもその傾向は強いです。 福祉国家とは逆光するし超個人主義なのに、トランプ大統領の「強いアメリカ」も、ホルガと同様に自国の繁栄重視を掲げる点は面白いですね。 90年周期の理由は?9は聖なる数字? ホルガ村では「9」が特別な数字として多用されてます。 ミッドサマー(夏至祭)は 90年周期で、9日間続けられ、最後は9人が聖殿で焼かれていけにえとして捧げられます。 飛び降り前に血をぬる 石碑も9つのルーン文字が描かれてます。 そもそも北欧神話には『』でも示されたように、神々の世界アスガルドを含む「9つの世界」が存在します。 地球はそのうちの1つ「ミッドガルド」に所属します。 9つの世界は、世界樹ユグドラシルがつないでいます。 ホルガ村では、9の倍数の「18年周期」で過ごします。 そして72歳になるとアッテストゥパンの儀式で飛び降り自殺して次の世代に名を譲ります。 映画『ミッドサマー』で 夏至祭が90年に1度の理由は、その周期くらいで積極的に外部の血を入れる必要があるからだと思います。 72年より長いので、一度も夏至祭を体験せずに死んでいく人には気の毒です。 また、90年周期という設定は濃い血を薄める目的としては長すぎるので、実際には 夏至祭以外の日にも外部からの人間を引き入れてると考えたいです。 映画『ミッドサマー』私の評価と総括 ひとことで言うと「 とんでもなく衝撃的な映画」です。 ただし良い意味ではなく、わるい意味で記憶に残るため、この手の映画を見慣れてない人や好きではない人には全くオススメできないです。 怖いもの見たさならどうぞ。 昔ながらの 共同体生活、三大宗教以外の原始宗教などの非常識・非日常を描いた「フォークホラー」というジャンルでは、映画『ミッドサマー』は間違いなく歴史に残る印象的な作品だと思います。 ホラー映画としての「こわさ」はそれほどないけど「気持ち悪さ・狂気」はずば抜けて高いです。 ストーリーの大枠は「 家族を失ったダニーが、新たな家族を得るまでの物語」と考えると、意外とシンプルです。 冒頭で亡くなった妹たちの死因が伏線になるかと深読みしたけど回収されることはなく、逆に中盤での「近親相姦」という言葉でラストを予測できたりして驚きは少なかったです。 その点では、 ラストのひとひねりがきいた『ヘレディタリー継承』の方が好みですが、次回作以降も楽しみな監督になってきました! 他の映画はも参考にしてください。 『ミッドサマー』含む映画ランキングや映画賞•

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映画『ミッドサマー』あらすじネタバレと感想。「ヘレディタリー」を軽々と凌駕する狂気に満ちた夏祭り!

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ミッドソマーの夏至祭とは? 夏至祭とはスウェーデンだけじゃなくてヨーロッパを中心にキリスト教国で広く行われているお祭りで、 夏至(6月21日)または聖ヨハネの日(6月24日)のあたりに行われるケースが多く見られます。 樹木の葉や花で飾った柱を町や村の広場に立て、 その周りを一晩中踊り明かしたり、たき火をたいて飛び越えるといったことをします。 男女の縁結びや占いという側面も持っていたので、 破局がチラチラ見えていてダニとクリスチャンの二人の関係を修復するために、 ミッドソマーを選んだのはごく自然な流れと言えそうですね。 ミッドソマーのペイガニズムの儀式とは キリスト教が広く普及する前のヨーロッパにみられた 多神教信仰をペイガニズムと言います。 一神教のキリスト教やイスラム教が広まるにつれて、 ペイガニズムを「非キリスト教」と異端視する傾向が強まり、 現代ではペイガニズムは侮蔑語のように扱われている側面もあります。 ただ、自然を基盤にした宗教行為という見方もアリ、 大自然および生きとし生けるもの全てに宿る神性を崇拝するという点では、 日本の神道に似ていると言えるかもしれません。 ただ、ペイガニズムは欧米ではどちらかというと 悪魔崇拝する魔女の存在を肯定する考え方とみなされているため、 日本で言うと神道ではなく危険な思想の新興宗教といったところになりそうです。 実際にペイガニズムでは教えに背いた者を罰するために 「ミッドナイトゲーム」という儀式が存在するようで、 ミッドソマーの設定どおりと言えますね。 ミッドソマーでは毎年行われる夏至祭のタイミングで、 90年に1度、ペイガニズムの儀式を行っていたわけです。 儀式という名の拷問をを経験した人はトラウマとなり、 体に瘢痕(はんこん)ができるとまで言われています。 儀式の内容についてはこちらの記事で詳しく解説されていますが、 閲覧はご注意を。。。

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