それ ゆえに。 それゆえに

それゆえにって英語でなんて言うの?

それ ゆえに

「ゆえ」と聞いて真っ先に思い浮かべる漢字は「故」でしょう。 「故」という漢字は「コ/ゆえ」という音訓が常用の読み方となっていますが、漢字辞典で見ていくと他にも「こと、ことさらに、ふるい、もと、もとより、ゆえ(に)、わざ(と)」というように、さまざまな読み方が挙げられています。 読み方の違いで意味もさまざまに変化し、いろいろな熟語を形作っています。 例えば ・古い、昔のという意味(「故事」) ・元々という意味(「故郷」、「縁故」) ・特別なできごとや災いを表す場合(「事故」、「故障」) ・わざと、ことさらにという意味(「故意」) ・この世にいないことを表す場合(「故人」、「物故」) ・わけ(「何故」) このように、よく目にする熟語だけでもさまざまな意味があることから、「ゆえ」という語が使い方によって変化することは見て取ることができます。 「以」と書く場合も 「ゆえ」という語は、品詞で言えば名詞です。 ところが、体言や活用語の連体形などに続く形式名詞として、接続助詞的に用いられる場合も多く見受けられます。 (例 未熟者ゆえお許しください) また、こうした使われ方の場合は「ゆえに」という形で用いられることが多く見受けられます。 「ゆえに」となった場合の品詞は接続詞です。 接続詞「ゆえに」の意味合いは二とおりに分かれ、一つめは原因や理由を順接的に示す「~のため、~だから」という意味、二つめは前のことがらに対して逆説的な原因や理由を表す「~なのに、~であるが」という意味です。 この「ゆえに」という言葉は普段の会話の中ではあまり使われず、自分の考えを一方的に述べる演説や文章の中で用いられることが多くなっています。 一方「ゆえ」という語に関連した「それゆえ」という言葉もあります。 漢字で書くと「其故」となり、「それゆえ」の品詞は接続詞です。 「ゆえ」の場合と同様「それゆえに」という形で使われる場合も多く、「だから」「そのため」というように、主に前のことがらや事実が原因でその後の状況や結論が導き出される時に使われます。 (例 これは単純な問題だとも言える。 それゆえに奥が深い。 ) 「ゆえ」との違いを見てみると、「ゆえ」は前述のように前のことがらを理由とする順接的な意味と、前のことがらに対して全く反対となる逆説的な意味との両方を表すのに対し、「それゆえ」の場合は順接的な意味を表すことが多く、逆説的な意味で使われることはほとんどありません。 そうした違いはあるものの、「それゆえ」も「ゆえ」と同様にやや文語的に感じられる表現だと言えます。 こうして見てくると「ゆえ」という語は、漢字本来の意味の多様性からさまざまな意味や表現方法が見られる語であることがわかります。 しかし、どちらかと言えば文語的なイメージが強く、実際辞書に挙げられている文例のほとんどが『徒然草』や『源氏物語』、『宇治拾遺物語』といった古典の文中から抜粋された物です。 「ゆえ」という語にちなんだ「ゆえに」や類似表現の「よって」という語も、やはりどちらかと言えば文語的なイメージが強い言葉と言えますが、実際には数学の証明問題や論文、記事といった論拠を示す文章の中では今でも普通に使われている言葉でもあります。 「ゆえ」のように文語的なイメージの強い語は、使い方が難しいという考え方もありますが、このように語源やいろいろな類語を見ていくとさまざまな表現方法があり、とても奥深いものだと言えます。 「ゆえ」という語を使うことによって、雅やかで上品な言葉遣いと捉えられる場合もあるでしょう。 場の状況に応じてさまざまに言い換えることができるように、語彙の引き出しをどんどん増やして一目置かれる社会人を目指しましょう。

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【それゆえ】の例文集・使い方辞典

それ ゆえに

「A したがって B」 =Aによる論理的整合性・必然性のもとに Bという結果が導かれることをあらわす。 どちらかといえば結果Bに焦点がある。 「A それゆえ B」 =Bが成立した原因・理由がAであるという ことをあらわす。 どちらかといえば、原因・理由Aに焦点がある。 もちろん、因果関係としては、どちらでも同じことですから、 通常は、どちらを使っても、等しく意味の通る文に なります。 しかし、だからといって、異なる語が 「まったく同じ意味・用法」ではあり得ません。 言いたいことの内容によって、どちらを使ったほうが より適切か、がやや異なってきます。 例 彼は失業してしまった。 (したがって・それゆえ) 今は収入がない。 「したがって」を用いると、 「失業したのだから、収入がなくなるのは当然の 結果である」というニュアンスが出てきます。 「それゆえ」を用いると 「彼が今収入がないのは、実は失業した からなのだ」というニュアンスが感じられます。 このことは、fontomanie さんがお書きになった 例文についてもあてはまります。 「戦争に加担したくなかった」ことがより重要なのが 「したがって」の文で、 「中国文化を尊敬していた」ことがより重要なのが 「それゆえ」の文 ・・・ ではないでしょうか。

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「だから~」を敬語に直すと??

それ ゆえに

男と女は全く別の生き物だ。 それゆえに、スレ違いは生まれるもの。 出会い、デート、交際、そして夫婦に至るまで…この世に男と女がいる限り、スレ違いはいつだって起こりうるのだ。 —果たして、あの時どうすればよかったのだろうか? できなかった答えあわせを、今ここで。 今週のテーマは「指輪まで見に行ったのに女が振られたのはナゼ」という質問。 さて、その答えとは? 「ごめん麻衣子。 やっぱり麻衣子とは結婚できない」 目の前で、麻衣子がわかりやすく動揺している。 「え?今なんて??」 麻衣子と交際し、約1年。 「う、嘘だよね?」 嘘でこんなことは言うはずがない。 交際当初は真剣に好きだったし、結婚まで考えたのは本当だ。 だが真剣に考えたからこそ、無理だと思ったのだ。 「ごめん ・・・本当にごめん」 今の僕には、ただ謝ることしかできない。 それ以外に他の方法が見つからなかった。 麻衣子が激怒する事も目に見えていたし、何としてでも結婚しようとしていたのも分かっている。 僕は男友達と二人で参加したのだが、ちょうど向こうも女の子二人組で来ており、ラッキーなことに同じ組で回れることになった。 —綺麗な人だなぁ。 それが、僕の麻衣子に対する第一印象だ。 美女達との組み合わせに感謝しつつ、ゴルフスクールに通っていて本当に良かったと思ったことを今でも覚えている。 結果、1ラウンド終わる頃にはすっかり仲良くなり、そこから何度かその4人で飲みに行くことになった。 そしていつしか僕は麻衣子に惹かれ、二人きりでのデートに誘い、数回目で僕の方から告白したのだ。 最初のうちは、美人な麻衣子と交際できて浮かれていた。 だが付き合っていくにつれ、段々と彼女のとある性格が気になり始めた。 あれは、去年の冬のこと。 毎日寒いし、温泉でも行ってゆっくりしたくて、僕は麻衣子に提案してみた。 宿は、僕が以前からよく使っている箱根の老舗旅館にしようと思っていた。 だが、麻衣子は突然こんな事を言い始めた。 「箱根といえば!この前オープンした、全室露天風呂付きの旅館行かない?」 麻衣子の発言に、一瞬たじろいだ。 しかし、行きたかった旅館はまた別の機会に行けばいいし、新しいところへ行くのも悪くない。 俺さ、そういう予約系苦手で」 「OK。 任せて!」 予約前のこの段階では、テキパキ行動してくれる麻衣子に感謝していた。 だが実際に宿へ到着し、部屋に入ると驚いてしまった。 麻衣子が予約していたのは、館内でも一番広く、そして一番高い部屋だったのだ。 「あぁ〜圭介と付き合えて幸せだなぁ。 お部屋も、一番広いところにして良かったね」 そして料理もやたらと豪勢で、きっとこれも麻衣子が全てオーダーしておいたのだろう。 —別にいいんだけどさ・・・ここまで必要? 決して、ケチで言っているわけではない。 だが二人なのに無駄に広すぎるスペースに、食べきれないほどの豪華な料理。 ワインも一番高いもの、そしてコースも一番高いもの。 だが、こんなことはまだ序の口だった。 この後麻衣子は、驚きの行動に出たのだ。 麻衣子がやってしまった、婚約者にしてはいけない行為とは? A2:婚約指輪の銘柄指定は引く。 見栄っ張りなところに疲れてはいたものの、普段の麻衣子は明るくて気立てが良く、いい子である。 だから交際は続けていたし、将来のことも考え始めていた矢先の出来事だった。 「いいなぁ・・・」 僕の家でテレビを見ていると、結婚関連のCMが流れている。 そのCMを見て、麻衣子がボソッと呟いたのだ。 それが意外で、またとても可愛く見えて、僕は思わずこう聞いてしまった。 「まぁいずれかはと思っていたけど、そろそろ真剣に考えようか。 麻衣子的に、いつまでに籍を入れたいとかはあるの?」 すると、彼女の顔がパァッと明るくなった。 「え??それって、プレ・プロポーズってこと?待って、すごく嬉しいんだけど・・・本音を言うと、私としては早めの方が嬉しいかな。 もうすぐ誕生日だし、32歳のうちに結婚しておきたいなぁと思って」 「そっか。 そしたら急がないとだな」 麻衣子の年齢を考えれば、早く結婚したいのかもしれないと思いながらも、僕はまだ具体的なプランまでは立てられていなかった。 しかしこの時は、そこまで深く考えずにこう言った。 「指輪とかも考えないといけないし。 どこか好きなブランドとかあれば言ってね。 俺、そういうセンスないからさ」 だが、この一言が彼女を暴走させてしまったようだ。 その翌週。 麻衣子が行きたいと言っていたフレンチでディナーをしていると、乾杯するや否や、麻衣子がとても嬉しそうな顔をしている。 「圭介、先週末指輪を見に行ってきたんだけど」 —え??いつの間に?? 正直少し驚いたが、女性の婚約指輪に対する思いが並々ならぬことも想像できるし、どれが良いのか実際に見て、比較検討などしたかったのだろう。 「あ、そうなんだ」 そう軽く捉えていた、僕が馬鹿だった。 「うん。 ここのブランドの、この形の物がいいなぁ」 「どれどれ?」 彼女は突然パンフレットを取り出し、欲しいという指輪を具体的に見せてくれた。 だがその指輪の値段を見て、目玉が飛び出そうになった。 そもそも、麻衣子はそのブランドの中でも一番高い指輪を指定してきている。 「お〜たしかにこれは綺麗だわ」 —いやいや、貰う立場の麻衣子が、なんでこんな高価な物を指定してくるんだ? そう思うと、一気に冷めてきた。 どうせ麻衣子は、僕のそういうバックボーンしか見ていないのだろう。 自分の見栄のために高価な婚約指輪を買わせ、そして主婦友達から羨望の眼差しで見られたいに決まっている。 「でしょ?すごく素敵でさ。 店員の山田さんっていう方がいるんだけど、すごく丁寧に接客してくれるよ」 「麻衣子はすぐに誰とでも仲良くなれるもんなぁ。 人見知りじゃないの、本当に羨ましいよ」 —誰だよ、山田さんって。 悪態をつきそうになるのをグッと我慢しながらも、僕は彼女とは結婚しないと決意したのだ。 仮に僕が石油王だったらいいのかもしれない。 だがいくら高給取りとはいえ、日々一生懸命働いて稼いだお金だ。 そんなお金を彼女の見栄のために湯水のように使われたくもないし、金ヅルにされる気しかしない。 —結婚したら金食い虫は悪化するだろうなぁ。 ATM扱いにされるのだけは、勘弁だ。 そう思い、僕は麻衣子に別れを告げたのだ。

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