渡狸 読み方。 化け狸 (ばけだぬき)とは【ピクシブ百科事典】

実在苗字(名字)辞典

渡狸 読み方

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カスタード渡狸ペロペロ

渡狸 読み方

磐境神明神社、倭大国魂神社と不思議で謎だらけの神社から、さらに1時間半くらい西へ車を走らせる。 目的地は、 栗枝渡八幡神社 「くりしど」と読む。 行ってみるまで知らなかったんだけど、どうやら地名みたいね。 語源というか云われというか、それは 「キリストから来てるんじゃないか」と言う人もいるみたいね。 たしかに栗枝渡っていかにも当て字じゃないけど、 帰化した方の名前みたいな感じだしね。 たとえば三都主とか闘莉王とかみたいに。 「だったら切里洲途でも良いじゃねえか。 何でちょっと訛ってるみたいになってんだよ?」って? 実はこの神社は 「キリストが身を隠してた説」がある場所なんだって。 だから、ちょっと訛ってる風に誤魔化したってことなのかもね。 って文字を打ち込みながら「我ながら強引だなあ」とも思うけどさ。 調べたら、Christはラテン語読みで「クリスト」だそうで訛ってるわけじゃない?.

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カスタード渡狸ペロペロ

渡狸 読み方

【降る月】 犬神の力が夏目の包帯にかかれていた呪によって抑えられ、術が完全に効ききらなかった御狐神の印は消えていった。 ようやく動けるようになった御狐神は凛々蝶に近寄り抱き締めた。 「凛々蝶様、申し訳ございません…」 「御狐神くん…無事で、よかった…」 御狐神は以前夏目が視た不吉な未来のようにならなかったと心から安堵した。 「渡狸様、本当に感謝します」 いつもと違う力の使い方をしたせいか流石にへたっている渡狸に御狐神は心を込めて感謝する。 「あのように外部に幻覚を干渉させるとは…私の能力ではできない戦闘方ですよ」 渡狸の分身を核にした炎は相手の脳内に干渉して見せつけている幻覚。 いつもは彼がと錯覚している現象が炎に変わっただけにすぎない。 いつも何一つ御狐神に勝てない渡狸はそれでも心の中で尊敬している御狐神に誉められたことが内心嬉しくて笑っちまいそうだった。 でも、御狐神と凛々蝶が生存を喜び抱擁しているのを見ると笑っている暇などない。 「渡狸達もカタ、ついたみたいだなー」 野ばらと蜻蛉の側でペタリと座っていた連勝が言った。 「本当か、反ノ塚」 少し前に目を覚ましたがまだ横になっている蜻蛉は戦場の方でなく、野ばらと野ばらが作りだしている氷の檻から視線を反らすことなく続けた。 「では、なぜカルタが元にもどらないのだ!」 蜻蛉の叫びを五月蝿がるようにがしゃどくろが吼えた。 」 氷の檻に自ら飛び込まんばかりにカルタの名を叫ぶ渡狸から少し遅れて凛々蝶、御狐神、夏目、そして渡狸といれかわりで合流した鴉丸に連行された犬神がやってきた。 みな、カルタの姿を見て言葉を無くすなか、犬神だけひっそり笑っていた。 口を開いたのは鴉丸だった。 「凶暴化した先祖返りは殺処分しなければなりません」 「え…」 「我々で、人に被害を与える要素は殺さねば、『嫌だっ!』」 「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……」 ボロボロ大粒の涙を流しながら嫌と繰り返す渡狸の精神は明らかに不安定で、ぽふんっと豆狸に姿が変わってしまった。 渡狸だけではない。 渡狸を優しく抱き上げた夏目も、ようやく体を起こした蜻蛉も…。 みなが今まで一緒に時間を共有してきたカルタを一つ返事で処分を許可するなどできるはずがない。 「しかし如何様な理由があろうとも先祖返りの掟に逆らうわけにはなりません」 妖怪の血を引き継いだ者に課せられた掟。 ヒトとして生きるために破ってはいけない掟。 こんなに形式ばった、掟に縛られた人生を送って何が楽しいものか。 たがら俺はそっちのグループに入らかったんだよ。 えぐえぐと泣いてる豆狸を見て、それをあやすように抱える百目を見て、がしゃどくろの周りで暗くなっている青と白の鬼、雪女、一反木綿、九尾の狐を見て。 一人だった自分と違って「絆」で繋がってるそいつらがほんの少し羨ましく思った。 「印」をつけて増えていった仲間は自分の下に並んだモノだ。 「絆」で自分の横に並んでくれるトモダチが、ほしい…。 「俺が、手を貸してやろうか?」 心の底で無理矢理眠らせていた願望が、少しだけ言葉となった。 渡狸をおろし躊躇いなく呪がかかれている包帯を外すと「ありがとう」と犬神に呟いた。 5文字の言葉が聞こえた鴉丸はなぜ夏目が感謝の意を伝えたのか甚だ疑問だったが、犬神はキッと夏目を睨んだのち渡狸の方へ視線をやった。 2人の身長は同じくらいで 視線はあまりにも簡単に交わった 「あんたに、一回だけ聞くけど」 チラッとカルタに目をやる 「本気でコイツを助けたいのか?」 もはや異形のがしゃどくろ。 可愛い姿じゃないし、特別役に立つ能力を持ち合わせているわけじゃないじゃない。 「仮にこいつが人型になったとしてあんた等を覚えてるってきまりはねーよ?」 カルタが先祖返りとして生まれて成長していく上で負った様々なキズも無理矢理引き出し、人であったと思い出させる。 過去に飲まれたら精神的にカルタは消える。 「妖怪として暴れられないなら、殺しちまうのがいいんじゃねーの」 ガシャガシャと氷の檻を鳴らす巨大な体にある二つの大きな窪みは小さな彼らをとらえてはいないようだった。 ゆっくりと確実に降る月を触れると思っているのか夜空に向かって吠えている。 「…いいたいことはそれだけか?」 黙って聞いていればベラベラと…カルタの事なんて何も知らないくせに。 カルタは、 「カルタはどんな姿だってカルタなんだ!どんな姿であっても、どんな気持ちを抱えてても、過去も現代 いま も未来も!! 俺たちの関係は先祖返りだから成り立ってるつーヤワなもんじゃない。 仲間なんだ…大切な友達なんだ…。 だから助けるんだ!! どんなカルタだって俺たちとカルタは友達に決まってらぁあっ!!」 がしゃどくろの咆哮が瞬間止まったような気がした。 犬神は一回目をぱちくりするとにやにや笑う。 「手、貸しなよ」 ぐっと渡狸の手首を掴んだ。 ぼう、と手の甲に「印」が浮かぶ。 「俺が誘導するから、お前の敵に幻覚を見せる能力でがしゃどくろの脳に干渉しろ」 さっきの焼き付くす炎じゃなくて、柔らかく暖かなお前達が共有する記憶を、記録を。 リアルに脳内に映し出せ。 「月が沈んだらタイムリミットだからな、死ぬ気で救ってみろよ」 犬神の指示で氷の檻を一部空け、手を繋いでカルタと向き合った。 と、ほぼ同時にカルタが水をうったように静かになる。 よくよくみると骨となり消えたはずの「印」がぼう、と鈍い光を帯びているではないか。 「わたし、そろそろ限界なんだけど…」 心配そうにカルタを見る野ばらは自分の生命力を力に変えて能力を使い続けていた。 これ以上の能力の使用は死に繋がる。 「嫌よ、男どもに守られるなんて。 こっちにもプライドというものがあるのよ、可愛い子を守るっていうね!」 雄々しくも言いきった野ばらだが、ちらちらと目線が凛々蝶を捕らえている。 蜻蛉はそれを見逃さなかった。 「そうか、貴様は我々に対してはあくまでもS属性なのだな。 ならば、」 凛々蝶をずいっと押し出す 「許嫁殿に言われたいMなのか?ほら、言ってやれ」 犬神との戦闘でだいぶ荒々しい服装になった彼女が赤面で所謂上目遣いというヤツで野ばらと向き合った。 「キミ一人で彼女と僕らを守ろうなんて思ってないだろうな。 「野ばらさーん、鼻血でてるよー?」 連勝のツッコミに野ばらは耳すらかさない。 「 頑張ってね、渡狸 」 包帯を巻き直した夏目は小さなエールを送った。 自分自身も確認できない暗闇は妖怪の本能に包まれたカルタの心を示しているようで 早く助けてやらないと と今一度強く思う。 前後左右のわからない暗闇の中で左手に感じる温もりは犬神のものだろう。 百鬼夜行だなんてする冷酷なヤツのくせして温もりを持つなんて、と頭の片隅で思った。 シンとした空間にぼんやりと左手の甲が光った。 渡狸の周囲の黒がうっすら灰色に変わる。 三つ勾の印が光って、それが生きているかのように温もりがあって、…そこに犬神はいなかった。 その代わり、ぼんやりと見え始めた暗闇の中、胸に三つ勾の印を刻んだがしゃどくろがなんとも無機質に存在していた。 「 ちゃんと連れてきてやったんだから、後は自分でどうにかしろよ 」 空間に響くような声に小さく頷くと、大きなカルタに触れるため、渡狸はゆっくりと歩み寄った。 コワレモノを扱うかのように。 ・ ・ ・ 【抱えてたウサギのぬいぐるみ】 【同じ先祖返りの性を持つ子】 【一緒に駆け回った近くの川】 【一般人とできてしまった溝】 【放課後に残ってテスト勉強】 【メゾン・ド・章樫への入居】 【絆を育んだ仲間との出逢い】 【何気なく過ごした学校生活】 【皆で埋めたタイムカプセル】 【君が抱える大きな決意】 【俺が抱いた小さな決意】 【………………………】 【………………】 【…………】 【……】 ・ ・ ・ 途切れることの無いカルタと作ってきた俺の思い出を。 忘れたことの無いカルタと築いてきた俺の記録を。 自分が経験したことのないような記録を見続け 一回くらい俺にも… とらしくない事を思ってしまう。 渡狸と犬神がいるカルタの世界でも同じことがおきていた。 渡狸のカルタを救いたいという行為が結果として表れ始めていたのだ。 暗闇がほのかに明るく、それに比例して三つ勾の輝きは暗く… がしゃどくろの外郭は次第にぼやけ、小柄な人影に姿が変わる。 「わた、ぬき…」 「………!!」 ふらっと倒れかけた小さな体をまだまだ成長期の渡狸がそっと包んだ。 明るくなったカルタの世界が優しく溶けるように、消えた。 カルタによく戻ってきたね、と抱擁する女性陣と渡狸にやるではないか、と雑に頭を撫でる男性陣。 鴉丸だけ信じられないと瞳を開いた後、悟ヶ原さまもこの奇跡を感じたかしら、と目を細めて笑った。 そう気づいたのは喜びのピークが過ぎた章樫館への帰り道。 「この事件を起こしたのは彼だから別に援護しようって訳じゃないんだけどさ…彼は、今回の自分が命を落とす事を知ってボク等に協力したんだよね」 視えちゃったんだ、孤独で寂しい彼が僕らに触れて生まれた新しい感情に向き合おうとしているのが。 渡狸とカルタちゃんになら自分の命、かけてもいいかなって。 「……俺、次にアイツにあったら仲良くしてやってもいいぜ」 不良には舎弟が必要だからな! カルタをおぶってふらつきながら歩いていた渡狸が昇ってきた太陽を見上げてそう言った。 途中、7巻が発売されたため内容を多少変更いたしました。 なかなかハッピーエンドにならないいぬぼくをあたたかく見守っていきたいと思います。 ようやく動けるようになった御狐神は凛々蝶に近寄り抱き締めた。 「凛々蝶様、申し訳ございません…」 「御狐神くん…無事で、よかった…」 御狐神は以前夏目が視た不吉な未来のようにならなかったと心から安堵した。 「渡狸様、本当に感謝します」 いつもと違う力の使い方をしたせいか流石にへたっている渡狸に御狐神は心を込めて感謝する。 「あのように外部に幻覚を干渉させるとは…私の能力ではできない戦闘方ですよ」 渡狸の分身を核にした炎は相手の脳内に干渉して見せつけている幻覚。 いつもは彼がと錯覚している現象が炎に変わっただけにすぎない。 いつも何一つ御狐神に勝てない渡狸はそれでも心の中で尊敬している御狐神に誉められたことが内心嬉しくて笑っちまいそうだった。 でも、御狐神と凛々蝶が生存を喜び抱擁しているのを見ると笑っている暇などない。 「渡狸達もカタ、ついたみたいだなー」 野ばらと蜻蛉の側でペタリと座っていた連勝が言った。 「本当か、反ノ塚」 少し前に目を覚ましたがまだ横になっている蜻蛉は戦場の方でなく、野ばらと野ばらが作りだしている氷の檻から視線を反らすことなく続けた。 「では、なぜカルタが元にもどらないのだ!」 蜻蛉の叫びを五月蝿がるようにがしゃどくろが吼えた。 」 氷の檻に自ら飛び込まんばかりにカルタの名を叫ぶ渡狸から少し遅れて凛々蝶、御狐神、夏目、そして渡狸といれかわりで合流した鴉丸に連行された犬神がやってきた。 みな、カルタの姿を見て言葉を無くすなか、犬神だけひっそり笑っていた。 口を開いたのは鴉丸だった。 「凶暴化した先祖返りは殺処分しなければなりません」 「え…」 「我々で、人に被害を与える要素は殺さねば、『嫌だっ!』」 「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ……」 ボロボロ大粒の涙を流しながら嫌と繰り返す渡狸の精神は明らかに不安定で、ぽふんっと豆狸に姿が変わってしまった。 渡狸だけではない。 渡狸を優しく抱き上げた夏目も、ようやく体を起こした蜻蛉も…。 みなが今まで一緒に時間を共有してきたカルタを一つ返事で処分を許可するなどできるはずがない。 「しかし如何様な理由があろうとも先祖返りの掟に逆らうわけにはなりません」 妖怪の血を引き継いだ者に課せられた掟。 ヒトとして生きるために破ってはいけない掟。 こんなに形式ばった、掟に縛られた人生を送って何が楽しいものか。 たがら俺はそっちのグループに入らかったんだよ。 えぐえぐと泣いてる豆狸を見て、それをあやすように抱える百目を見て、がしゃどくろの周りで暗くなっている青と白の鬼、雪女、一反木綿、九尾の狐を見て。 一人だった自分と違って「絆」で繋がってるそいつらがほんの少し羨ましく思った。 「印」をつけて増えていった仲間は自分の下に並んだモノだ。 「絆」で自分の横に並んでくれるトモダチが、ほしい…。 「俺が、手を貸してやろうか?」 心の底で無理矢理眠らせていた願望が、少しだけ言葉となった。 渡狸をおろし躊躇いなく呪がかかれている包帯を外すと「ありがとう」と犬神に呟いた。 5文字の言葉が聞こえた鴉丸はなぜ夏目が感謝の意を伝えたのか甚だ疑問だったが、犬神はキッと夏目を睨んだのち渡狸の方へ視線をやった。 2人の身長は同じくらいで 視線はあまりにも簡単に交わった 「あんたに、一回だけ聞くけど」 チラッとカルタに目をやる 「本気でコイツを助けたいのか?」 もはや異形のがしゃどくろ。 可愛い姿じゃないし、特別役に立つ能力を持ち合わせているわけじゃないじゃない。 「仮にこいつが人型になったとしてあんた等を覚えてるってきまりはねーよ?」 カルタが先祖返りとして生まれて成長していく上で負った様々なキズも無理矢理引き出し、人であったと思い出させる。 過去に飲まれたら精神的にカルタは消える。 「妖怪として暴れられないなら、殺しちまうのがいいんじゃねーの」 ガシャガシャと氷の檻を鳴らす巨大な体にある二つの大きな窪みは小さな彼らをとらえてはいないようだった。 ゆっくりと確実に降る月を触れると思っているのか夜空に向かって吠えている。 「…いいたいことはそれだけか?」 黙って聞いていればベラベラと…カルタの事なんて何も知らないくせに。 カルタは、 「カルタはどんな姿だってカルタなんだ!どんな姿であっても、どんな気持ちを抱えてても、過去も現代 いま も未来も!! 俺たちの関係は先祖返りだから成り立ってるつーヤワなもんじゃない。 仲間なんだ…大切な友達なんだ…。 だから助けるんだ!! どんなカルタだって俺たちとカルタは友達に決まってらぁあっ!!」 がしゃどくろの咆哮が瞬間止まったような気がした。 犬神は一回目をぱちくりするとにやにや笑う。 「手、貸しなよ」 ぐっと渡狸の手首を掴んだ。 ぼう、と手の甲に「印」が浮かぶ。 「俺が誘導するから、お前の敵に幻覚を見せる能力でがしゃどくろの脳に干渉しろ」 さっきの焼き付くす炎じゃなくて、柔らかく暖かなお前達が共有する記憶を、記録を。 リアルに脳内に映し出せ。 「月が沈んだらタイムリミットだからな、死ぬ気で救ってみろよ」 犬神の指示で氷の檻を一部空け、手を繋いでカルタと向き合った。 と、ほぼ同時にカルタが水をうったように静かになる。 よくよくみると骨となり消えたはずの「印」がぼう、と鈍い光を帯びているではないか。 「わたし、そろそろ限界なんだけど…」 心配そうにカルタを見る野ばらは自分の生命力を力に変えて能力を使い続けていた。 これ以上の能力の使用は死に繋がる。 「嫌よ、男どもに守られるなんて。 こっちにもプライドというものがあるのよ、可愛い子を守るっていうね!」 雄々しくも言いきった野ばらだが、ちらちらと目線が凛々蝶を捕らえている。 蜻蛉はそれを見逃さなかった。 「そうか、貴様は我々に対してはあくまでもS属性なのだな。 ならば、」 凛々蝶をずいっと押し出す 「許嫁殿に言われたいMなのか?ほら、言ってやれ」 犬神との戦闘でだいぶ荒々しい服装になった彼女が赤面で所謂上目遣いというヤツで野ばらと向き合った。 「キミ一人で彼女と僕らを守ろうなんて思ってないだろうな。 「野ばらさーん、鼻血でてるよー?」 連勝のツッコミに野ばらは耳すらかさない。 「 頑張ってね、渡狸 」 包帯を巻き直した夏目は小さなエールを送った。 自分自身も確認できない暗闇は妖怪の本能に包まれたカルタの心を示しているようで 早く助けてやらないと と今一度強く思う。 前後左右のわからない暗闇の中で左手に感じる温もりは犬神のものだろう。 百鬼夜行だなんてする冷酷なヤツのくせして温もりを持つなんて、と頭の片隅で思った。 シンとした空間にぼんやりと左手の甲が光った。 渡狸の周囲の黒がうっすら灰色に変わる。 三つ勾の印が光って、それが生きているかのように温もりがあって、…そこに犬神はいなかった。 その代わり、ぼんやりと見え始めた暗闇の中、胸に三つ勾の印を刻んだがしゃどくろがなんとも無機質に存在していた。 「 ちゃんと連れてきてやったんだから、後は自分でどうにかしろよ 」 空間に響くような声に小さく頷くと、大きなカルタに触れるため、渡狸はゆっくりと歩み寄った。 コワレモノを扱うかのように。 ・ ・ ・ 【抱えてたウサギのぬいぐるみ】 【同じ先祖返りの性を持つ子】 【一緒に駆け回った近くの川】 【一般人とできてしまった溝】 【放課後に残ってテスト勉強】 【メゾン・ド・章樫への入居】 【絆を育んだ仲間との出逢い】 【何気なく過ごした学校生活】 【皆で埋めたタイムカプセル】 【君が抱える大きな決意】 【俺が抱いた小さな決意】 【………………………】 【………………】 【…………】 【……】 ・ ・ ・ 途切れることの無いカルタと作ってきた俺の思い出を。 忘れたことの無いカルタと築いてきた俺の記録を。 自分が経験したことのないような記録を見続け 一回くらい俺にも… とらしくない事を思ってしまう。 渡狸と犬神がいるカルタの世界でも同じことがおきていた。 渡狸のカルタを救いたいという行為が結果として表れ始めていたのだ。 暗闇がほのかに明るく、それに比例して三つ勾の輝きは暗く… がしゃどくろの外郭は次第にぼやけ、小柄な人影に姿が変わる。 「わた、ぬき…」 「………!!」 ふらっと倒れかけた小さな体をまだまだ成長期の渡狸がそっと包んだ。 明るくなったカルタの世界が優しく溶けるように、消えた。 カルタによく戻ってきたね、と抱擁する女性陣と渡狸にやるではないか、と雑に頭を撫でる男性陣。 鴉丸だけ信じられないと瞳を開いた後、悟ヶ原さまもこの奇跡を感じたかしら、と目を細めて笑った。 そう気づいたのは喜びのピークが過ぎた章樫館への帰り道。 「この事件を起こしたのは彼だから別に援護しようって訳じゃないんだけどさ…彼は、今回の自分が命を落とす事を知ってボク等に協力したんだよね」 視えちゃったんだ、孤独で寂しい彼が僕らに触れて生まれた新しい感情に向き合おうとしているのが。 渡狸とカルタちゃんになら自分の命、かけてもいいかなって。 「……俺、次にアイツにあったら仲良くしてやってもいいぜ」 不良には舎弟が必要だからな! カルタをおぶってふらつきながら歩いていた渡狸が昇ってきた太陽を見上げてそう言った。 途中、7巻が発売されたため内容を多少変更いたしました。 なかなかハッピーエンドにならないいぬぼくをあたたかく見守っていきたいと思います。

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